心と体

昨日、母が入院した。
正確にいえば、入院させた。

このところ私は、朝からおにぎりをつくって母を見舞い、相手をして、
仕事をして、医者へ連れて行き、を繰り返していた。
月曜から水曜まで同じようなパターンを繰り返した。

抗鬱剤を飲んだ母はその晩、また眠れなかった。
寝付いて2時間後に目が覚め、その後朝まで一睡もできず、
手足の震えに怯えていたという。

水曜日はだから一日体調が悪かったのに、
午後かかりつけの医者へ行くと言い張る。前日の精神科の報告をするという。
手足の震えについても話したいという。
でも医者は専門外のため、どうすることもできない。
一週間受診を待たずに翌日もう一度精神科を受診して、
薬を替えてもらえばと言う。私はもう、ゲッソリする。

その日の夕方、ケアマネさんに電話して、介護認定変更のことについて
訊ねるついでに、今の様子を報告した。
すると入院させたほうがいいという。

母はその日、特別に様子がおかしかった。
一緒に寝るよという娘たちの申し出を断るので、夜に見に行くと、
母の身体は硬直して、足が前へ出ない。とんでもない形相をしている。
虚ろな目は瞬きもせず、どう見ても正常ではない。
トイレにも行けない。ベッドの上でも動けない。
上の姉とふたりがかりでどうにかトイレを済ませ、ベッドで身体を移動させた。

夜中にそっと見に行くと、母は寝息をたてていた。
これはもう、精神科で薬の調整などといっているレベルの話では
ないのではないか。とにかくこの低血圧をなんとかしなくては、
そしてもしかして何か重篤な病気が隠れているのかどうか、
もう一度調べたほうがいいのではないか、そんな結論に達した。
内科や精神科、一通り揃っている病院へ行くべきだと、姉と相談した。

そして昨日、姉が調べて評判もきいたことがあるという、
比較的近い総合病院へ、私がタクシーを呼んで連れて行った。
母をなんとか説得した。
タクシーを降りて、病院の入り口ですぐに車椅子を借りた。
紹介状もないけれど、とりあえず内科を勧められ、順番を待った。

トイレに行きたいと母は何度も言う。
待っている間に2回車椅子を押して行ったけれど、「出ないわ」と言う。
「こんなに狭いトイレじゃ、息苦しくて出るものも出ない」と文句を言う。

担当医にひととおり病状を話して、本当に今困っていると訴える。
アブナイ事を告げる。私は入院してほしかったからだ。
「検査入院ならできますよ」ということになった。
母は厭そうな顔をする。「今日なら個室がたまたま空いてます」と言われ、
上手く母を説得し、すぐに入院させてもらうことにした。

担当医は「パーキンソン病の顔をしてますね」と軽く言う。
パーキンソン病だと、低血圧も鬱症状も出るという。
身体の強張り、足のすくみ、独特の仮面様顔貌…。
今までも実は何度か、パーキンソン?という説は、家族の中であった。
けれど癌研でも女子医大でも、あらゆる検査を定期的にしてきたし、
脳のMRIだってCTだって全部やってきて、常に異常なしだったのだ。
パーキンソンは血液検査ではわからないという。

病室のベッドの上の母は、身体が動かず、方向転換もできなかった。
私がどう支えても動かないので、仕方なく頭を逆にしたまま寝かせた。
検査を少しして、部屋へうつり、遅い昼食をとり、問診がおわって
私が病院を出たのは3時すぎ。
それから入院のしたくをして、荷物を詰め、上の姉と一緒に
もう一度病院へ向かった。

すると母の血圧は今度は異様に高く(興奮したのかも)、
すっかり上機嫌である。いくらか動くこともできる。
昼間までの母が嘘のように、いくらか笑顔も見せる。まるで別人だ。

帰宅したのは夜の8時近かった。帰りのバスの中で、強烈な眠気が襲ってくる。
どうしようもなく疲れていることに気づく。
夜中に姉と、お互いネット上で検索しながら電話で話し合う。
調べてみると、パーキンソンではなく、パーキンソンによく似ているが
別のひとつの病気に、症状がぴったりだということがわかる。
薬が効かないとある。進行が早いとある。

癌みたいに、早期発見して病巣をすべて摘出すれば大丈夫というものとは違う。
早くから分かっていたとしても、変わらなかったかもしれない。
それでも家族の気持ちのもちようが違っただろう。
母をみる目が違ったかもしれない。

もちろんその病気だと判明したわけではなくって、まだ事実はわからない。
明日、脳のMRIを撮るのだという。神経内科が専門になる。
母がもしその病気だとしたら、すでに発症から数年以上経過している。
病気のレベルでいえば、既に最終レベルの下から二番目のステージに
到達しているのかもしれない。

さあて、これからどうなるか…。
母は検査入院だから、あと3~4日で退院すると思っている。
実際はどうなるかわからない。
長く厳しい介護の道が続くのか、他の方法があるのか、
何をどうするのがいいのか、どうできるのか…。
今はまだわからない。

だけど結局は、なるようにしかならなくて、まあ、どうにかなるよ。
先のことを思い悩んでも仕方ないね。
一年後の自分がどこにいて何をしているかなんて、案外わからないものだよ。

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なんとかしたい

Hana

結局どうのこうので、
今週は身体が重かったなぁ。

「冷え」は万病のもと。
うう~ん…、別に私は万病だとかって
実感したことはないけれど、
首や肩や背中や腰が、
そうね下半身も、
要するに全身がこってしまって
どうしようもなくなるのだと、よ~く理解した。

首こりに効くヨガっていうか、まあストレッチだわね、
そんなのを一生懸命にやったり、温めてみたり、
お駄賃を渡したり渡さなかったりで息子に揉んでもらったり。

体調が悪いと体重が重いのよ。
身体が浮腫むから。
身体が浮腫んでいるときは、やっぱり体調が悪いのよ。
この歳になってようやく、自分の身体が見えてきたように思う。

そう、だから鏡に映るブヨリとした身体を見ても、
「浮腫んでるわ…やっぱり」などと思い込むようにして、
太ったのだ、という事実から、目を背けようとしているってこともある。

血液サラサラの、軽くて綺麗な身体が欲しいよ。

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地を這う

昨日は私、朝から出かけていた。
娘の誕生日だったので、毎年そうしていたように
ケーキでお祝いし、娘の好物をつくり…と考えていたけど、
「家で家族でケーキ食べるなんて、死んだほうがいい」と娘が言うので、
まあそんなもんかとも思い、やめておいた。

考えてみればハタチにもなって、
くたびれたような母親とつまらなさそうな弟と、
(日曜の晩なので)ヨロヨロの祖母も一緒に祝うバースデーだなんて、
思いきり憂鬱にちがいないね。
きっとなんやかや、事情は知らないけれど、
彼と一緒に過ごすことができなっかったってわけだね?
娘は過敏になっている。
なにがなんでも家にいたくなかったらしい娘から、
女友達と一緒に夕飯を食べに出かけるとメールがあった。
私は夕方家に戻って、どうしようもなく体調がダウンしたことに気づく。
久々に、死にたくなるほどの身体のコリと頭痛、ダルさだった。

今朝も寝不足は解消されず、5時45分に起きて、
鉛のような身体をひきずってどうにかお弁当をつくり、
子供が出て行ってからもう一度、30分だけ寝た。
なかなか起きられない。

ここまで体調の悪い時にこそ、
ヨーガの効果を実感してみたいものだと思い、
それこそ地面を這うようにして、大江戸線に乗り込んだ。
出かける前に、頭痛がどうにもならないとバファリンを飲んだけど、
まったく効かず。あまりにも首のコリがひどいと、鎮痛剤も効かない。

ヨーガの講師はいつも体調を訊いてくれるので、軽く話す。
頚椎の話などになり、首を冷やしちゃいけないと言われる。
私は普段から、襟ぐりが大きく開いた服が好きだ。
何故って頭がでかくて首が短いからよ。
襟の詰まった服を着ると、ひどくズングリしちゃうからよ。
それになんだか息苦しいような気がして嫌い。

それでも1時間半、みっちりヨガをやっていると、
だいぶ身体がラクになっていくのが分かる。
身体が温まって、頭の上に被っていたベールが一枚、
どこかへ消えている。目が覚めたような気がする。

自宅に戻ってしばらくすると、またダルくなる。
そこで少しヨガをやる。またラクになる。
そしてしばらくすると、まだダルくなる。
そこで食後に、息子に全身をマッサージしてもらう。
えらく気持ちがいい。

一日でいいから、何にも考えず、
何ひとつ心配ごとのない、楽園のようなところで過ごしたいなと想う。
まあ、誰でもそう想うわよね。

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筍梅雨で憂鬱

たけのこづゆでゆううつ。
タコノコヅユデユウウツ。

ああ、やっぱり漢字の存在って、偉大。

なんとなく気分が滅入るのは、ホルモンだけのせいではない。
このところの雨の多さと部屋の寒さと暗さのせいだ。
昼間でも、暖房なしではやっていけない。
そして部屋は闇だ。
北向きの部屋は、どん底の闇。

月曜日の昼間はヨガに通うことにしたから、
私は今日も、新宿の都庁の近くで身体を動かしてきた。
ガラス越しに都庁舎が大きく見える。

だんだんお天気が回復してきて、部屋の中が光で溢れてくる。

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終わってから外へ出ると、
空が青いじゃないの。
久しぶりに空がこんなにも青い。

なんとなく、気持ちが和らいでくる。
やっぱり人間には、お陽様の光が必要なんだわ。

今の、この雨の多い時期を、
筍梅雨って呼ぶんだってね。

昔の人はほんとうに、
いろんな呼び名を考えたものだなあと思う。

私が帰宅して、またどん底の闇部屋に戻ると、
今日は体力測定だけで帰宅した息子が、微妙にドンヨリとしていた。

新学期が始まって、またなんやかや、不安と憂鬱と落胆で
彼の心は漬物石さ。

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肉体改造、なるか?

先月末、ヨガの一日体験を受けた。
その晩は下半身が特にどうしようもなくだるくって、
なかなか寝付くことすらできなかった。
初めて鍼治療をした日だとかオステオパシーの施術を受けた日だとかに
感じたのと、同じようなダルさだ。
こういった副反応は、身体に影響があった証拠のはず。

それでも体験時には乳癌検査の結果待ちだったこともあり、
気持ちがどうにも固まらなかった。
それに大勢で同じことをやるというのが、どうにも私は嫌いなのだ。
皆でダンス、とか。歌声合わせてコーラス、とか。
「結局私、今回もやらないんだろうな」と半ば自分に諦めていたのだが、
検査の結果を聞いた翌日、勢いでネットから
クラスへの参加を申し込んでしまった。

私は時々、理屈じゃなしに直観で動く。
だけどその直観は今までを振り返ってみると、だいたい良い方向へ
流れるきっかけをもたらすことが多いような気がするので、
自分のカンを信じてみようという気持ちもある。


今日は初日。
身体がカタイカタイ。
カタイというより痛みが強い。股関節も腰も、異常な緊張だ。
「絶対に無理をしちゃ駄目!」と何度も言われる。

仰向けになると、腰の裏側が湾曲して大きく隙間のできる私は、
それを持って生まれた体型だと勘違いしてきた。
だって母親もそんなふうで「私はデッチリ(出尻)。アンタもデッチリね」
と言われてきたからだ。

指導者に腰の湾曲のことを話すと、「私も昔はそうだった」とのこと。
でもきちんと呼吸をして身体を正しく動かしていけば
矯正されると言われる。腹式呼吸で息を吐き出した後は、確かに
腹部が床に接近することに気づく。
「このままだと、そのうち腰も肩も頭も痛くなる」って言われるけど、
先生、私もう充分痛いです。

頑張りすぎないようにしたつもりだったけど、
今日は首にすっごくきてしまった。首のコリ、なんてレベルじゃない。
頭痛がするし、肩が泣きたいくらいダルイ。
おまけになんだか尾骨も疼く。

だけどこういうのに負けちゃいけなんだと、つくづく思う。
母を見ていて痛切に感じる。
人間、動かなくちゃ駄目ね。

痛けりゃ鎮痛剤。
どうにもならなけりゃマッサージ。
そういう他力本願な気持ちが、人間を衰えさせるんだわ。
自分の力でどうにかしなくちゃと、心から、
気持ちを入れ替えた(つもりの)私だよ。

しかし、家でも毎日やらなくちゃ、何の意味もないんだよなぁ。
続くか?続くのか?

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検診結果

先月の26日に、私ははじめて乳癌検診に行った。

胸を挟まれ、2方向からのマンモグラフィーと、超音波エコー診断。
実はそこでしこりが見つかった。
ひとつは嚢胞で、細胞診をした。細い針を突き刺した。
もうひとつは?で、癌の疑いアリで、針生検をした。
麻酔をして、太い針を突き刺し、ガッツンガッツンした。痛かった。

「癌の確率は?」と医師に訊くと、
「それはね、わからないんですよ」と、じっと目を見て話す。

この一週間、実はすごくソワソワしていた。
正直、半分覚悟もしていた。
母親が乳癌だったのに、
この歳まで検診を受けたことがないことを叱られたし。

入院している間の子供たちのこと。
入院している間に読む本のこと。
温存療法がいいのか?
あるいはバッサリと、抉ってしまったほうがいいのか?
早期発見でも死亡率は意外と高いこと。
ひょっとしてひょっとするだろうかとか。
ああ、私は40代で片乳を失ってしまうのかとか。
母にはいつ話すか。子供にはいつだ。
病院はどこがいい?とか。

まあ、誰でも考えるであろうそんなことが、
毎日頭の中をグルグルと巡っていた。


あ、もったいぶっちゃった。

今日、検査の結果を聞きに行った。
予想していたより、呼ばれる前はドキドキしたりもした。
医師はちらりと私を見る。駄目か!?と思った。

だけど、結果はとりあえず陰性だった。ヤレヤレ。
癌が疑われたしこりは、乳管腺腫というものだった。
これは「困ったことに、多発するんですよ」と医師は言う。
そして2割の確率で癌になるという。

だから「半年後にまた、検査に来てください」とのこと。

動物性脂肪がいちばんよろしくない。
乳製品もすべてやめてください。
健康食品もすべてやめましょう。

そんなふうに医師は言う。
正直に言いつけを守るとすると、私はこれから
美味しいパンもケーキも牛乳もヨーグルトもチーズも
み~んな食べられなくなるじゃない。
肉を食べるなというのも無理だ。

まあ、そこそこに、ということだ。
要するに、決して摂り過ぎない、
極力魚中心の和食にする、ってことだろう。

昔は低かった日本人女性の乳癌は、食の欧米化にともなって
急速に発症率が高まった。
もう、珍しくもなんともないんだよ。
「え~!? 何で今頃、顔にこんなに大きなニキビ~!?」
くらいの感覚でできるものだと考えたほうが良さそうだ。

「とりあえず今日は、安心してお帰りください!」
という、医師の明るい声を受けて、クリニックを出た。

だけどなんだか気持ちは複雑で、
正直にいえば、少し気が抜けてしまった。
気持ちのやり場が見つからないっていうか、
すぐには正しい位置に、気持ちを収めることができずにいた。

駅までの帰り道、小さな公園で見かけた動物たち。
カンガルーが、ガッツポーズをして見せた。

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復活

息子発症から36時間後、私にきた。

夜中の12時から朝の7時くらいまで、計6~7回。
最後は廊下を這うようにして、トイレへの道を辿った。

ああ、もう汚いから、詳しい描写はやめとこう。
とにかく壮絶な闘いだった。

7時過ぎからようやく吐き気がおさまり、
それからウトウト。

11時過ぎになって母から、「どうかしたの?」と電話。
新聞が部屋のポストに突っ込まれたままだったからだ。

誰かの具合が悪いというと、母はすぐ「ええ~っ!?」と厭な声を出す。
大丈夫、あなたに迷惑かけませんから。

「行ってやろうか?」などと母は言うが、
来てもらったところで何ひとつやってもらうことなどないし、
何ひとつできない人に、何も頼めやしないじゃない。

ポカリをほんの一口飲んだだけでもお腹がグルグルいうので、
点滴を受けにいかなきゃまずいかなと、朝方まどろみながら思った。
自転車に乗れるかしらと想像する。

でも、寝ておきたらすっかり吐き気も下痢もおさまった。
昨日は微熱があってぼーっとしていたけれど、
今日はほとんど回復だ。

今朝は6時半に起きて、将棋大会のために学校へ行く息子に
ご飯の支度をした。彼もまだ万全ではないので、
やわらかいご飯を炊き、豆腐の味噌汁と焼き鱈と温泉たまご。
これくらいならOKか? と思い。

そういえば昨日の晩、娘に指示して卵雑炊をつくってもらった。
私は絶食だったけど、息子は姉のつくった雑炊をガツガツと喰らった。
そして今夜は、娘が親子丼をつくるのだという。
今、散歩がてら買い物に行ってくれている。

やはり問題は息子だ。
彼は台所で立ち往生する。
元気な時なら何かしら食べるものは見つかるが、
こんな時はどうしたらいいのかわからない。
食べるものが見つからず、つくることもできず、ただ立ち尽くす。
育て方を間違えたと思う。

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予約を取った

ずっと前から行こう行こう、受けよう受けようと思いながら、
結局そのままになっていた乳がん検査。

やっと今日、予約を取りました。
国内でも珍しい、かなり高度な精密検査のできるクリニック。
どうせやるなら多少高くても、
見落としのない、確実な検査方法でやりたいよ。

混んでるのかなあと覚悟していたら、案外すんなり予約が取れた。
私の都合で、まだ2週間ほど先だけれど。

そこのマンモは痛くないという評判だけど、ほんとかしら?
実は未体験の私。

20人に一人、なんて聞くと、さすがに他人事じゃないなって気がしてきた。
死亡率は30%、早期発見でさえ10%だなんて聞くと、
やはり放っておいたらまずいなという気になる。
母が乳がんだったから、罹患率は高いはず。

今月末、何かあったら報告します。

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ハナノア

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小林製薬って、宣伝がお上手。

最近CMでやっている、
「痛くない鼻うがい ハナノア」。

女性が鼻から入れたハナノア水を、
口から勢いよくペッと吐き出すやつ。
一瞬 「エッ!?」と思うのだけれど、
ギリギリの線でそれほど汚く見えないように
工夫されたCMだ。

このCMを見て息子が、「欲しいな」と言った。
私は自分の鼻が好調のため、
いつも買うのを忘れてしまうのだけれど、
今日買い物に出る際に息子が「鼻うがい買って来てよ」と
もう一度(これで3~4回目だ)お願いするので、今日は忘れずに買うことができた。

早速息子が試してみた。
箱の裏の「使用方法」を読むと、脅し文句がたくさんあって、なんだか怖い。
「洗浄液が気管支や肺に入るおそれがあるので、鼻から吸い込まず~~」とか
「上を向くと、洗浄液を口から出せず飲み込んだり、耳の内部に入ると
中耳炎になるおそれが~~」等、書いてある。

CMではいとも簡単に大量のハナノア水を吐き出していたけれど、
実際あんなふうにはならないということが分かった。
息子がやってみたら、汚いのなんのって…。
鼻水なんだか痰なんだか涎なんだかハナノアなんだか、
鼻や口からベロベロ垂れちゃって、とてもじゃないけど見ていられたもんじゃない。
やっている時の顔も、なんとも間抜けである。

「使用方法に関する注意」として、「洗浄液が鼻や口から流れ落ちるので、
ティッシュやハンカチで押さえて使う」ことを勧めているではないか。

私もさっき、試してみた。
だって自分がやらないことにはね。
結局、いまひとつ上手くいかなかった。息子よりははるかに美しく、
やりこなしたとは思う。だけど、思ったほど口から水を出せない。
「慣れが必要」だと、箱に朱書きしてあるとおりだ。

脇で見ていた息子が「見苦しいな」と私に言う。
ふん。あなたほどじゃないわよ。

確かに痛くはなくて、いくらかスッキリ、ミントの香り。
でも結局その後鼻をぶ~ぶ~かんだり口を拭いたりする。
注意書きには、「中耳炎になるから洗浄後鼻を強くかむな」とある。

CMとは違って、なにやら面倒な商品であった。

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ヒアルロン酸関節内注射で上機嫌

母から電話があって、私の午後の予定を訊く。
できることなら仕事場には、極力電話してこないでほしいのだけど。

整形外科に連れて行けという話だ。

先日母が言っていた「ヒアルロン酸注射」。
母の好きな、「新聞に出てたの」ってやつと
「お友達の誰それさんがやっているけど、すごくいいんだって」というパターンだ。

あそこの整形外科はイヤだとかあそこは駄目だとか、
勝手なことを言っていて、続いたためしがない。

一昨日ネットで調べてあげて、
「他にはココくらいしかないわよ、整形外科は」と、教えてあげた。
「エレベーターがあるから車椅子でも大丈夫なんだって」と言うと、
「そういえば美容院の先生もソコはいいって言ってた」などと、すぐにその気になる。

私は今、連絡待ちの仕事が一件あって予定が立たないことを告げると、
「今月は行かないわ」ときっぱり言うので、来月の初め頃に行こうと決めた。
それなのに今日、切羽詰まった声で「今日、行けない?」と言うので、
そんなに膝が痛むのかと、午後2時からの診察に向けて、時間をとった。
「だってKちゃんが『そんなに痛いなら私が行ってあげようか?』って言うんだもの。
娘が傍にいるのに、悪いじゃない?」と言う。

Kちゃんというのは北区に住んでいる母の妹である。
時々母の様子伺いに足を運んでくれる優しい人だ。
近所の医者へ行くくらいで、わざわざ遠くから妹を呼び寄せる馬鹿もいないよ。

1時40分に車椅子を出して、「そんなに痛いの?」と母に訊くと、
「今日は全然痛くないの」と言う。
「来月って約束したのに、どうして今日なのよ?」と訊くと、
「だってKちゃんが…」と答える。

待合室はリハビリ待機の人で溢れていて、
混んでると思ったけれど、診察にはすぐ呼ばれた。
母は「狭いから、一人で行くわ」と言って、私を待合室で待たせる。
母は他人に、自分の弱いところを見せたがらない。
診察室からは、妙に若々しい高く弾んだ母の声が聞こえる。
医師が男性だと特に、一人で診察室に入りたがるような気もする。
妙に弱々しいときとテンションの高いときの差が激しい。

レントゲンを撮った後、もう一度診察室に呼ばれた母に、医師は
「膝がずいぶん変形しちゃってるね。腰もずいぶん悪いね~」と、
なんだか田舎のおっさんみたいに気さくな声色で話している。
私は待合室で聞いてるだけだ。

医師は母に、ヒアルロン酸の注射を勧める。
母の胸が高鳴っているのが、見えなくても手に取るように解る。
しばらくして診察室から出てきた母は、すっかり上機嫌である。
「まさか今日、すぐにヒアルロン酸の注射をしてもらえるなんて、
思わなかったわ!」と興奮している。

別にイマドキ、たいした治療でもなくって、
どこでも普通にやるようなことらしいじゃないの。
それでも母は、とんでもなく高度な治療を受けることのできた
特別待遇者のような面持ちで、顔が輝いている。

解っているのよ。ここ数日間、ず~っとヒアルロン酸注射のことだけ考えて
日々を過ごしてきたのよね、きっと。
ヒアルロン酸注射さえすれば、快適な人生が待っているかのような、
そんな気がしていたんでしょう?

「一週間に1回でよろしいんですね?」と、母はしつこく念を押していた。
おい。毎週連れて行くのは誰だい?

「車椅子使ってることとか、言いそびれたわ」と母は言う。
はじめから、言いたくなかったくせに。

私が隣に越してこなければ、母がここまで弱ることはなかったと
今でははっきり断言できる。

ここ数日はヒアルロン酸関節内注射で、母は幸せに酔いしれるのだろう。
「気さくないい先生!顔は悪いけど。
顔が良かったら恥ずかしいもの。よかったわ!」

って、いったい何を想っているのやら…

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「生と死と家族」

日本家族カウンセリング協会の特別企画講演
「生と死と家族」に参加してきた。

永田勝太郎氏とカール・ベッカー氏、それぞれの講演と、対談、質疑応答。
どちらもとても高名な方で、たくさんの素晴らしい業績を残されていらっしゃる。
私は今日、久々に深い感動を味わった。

話が上手いというのももちろんある。声がいいとか、人を惹きつけるテクニックを
持っているとか、そういった要素も当然あるのだけれど、
そういう上っ面のことではなくて本当に、
人間の生と死について、とことん向き合ってきた人間しか持ち得ない、
オーラっていうのかなあ、ものすごく大きくて深い力を感じた。

久しぶりに本物を見ちゃったって気がした。

お馬鹿な私は、語りつくせる術を持たない。
私の頭が超良かったら、京都大学へ行って、ベッカー先生のもとで学びたいよ。

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冷える身体 怠惰な肉体

わかってる。
運動不足なのよ。

もっと身体を動かして、キビキビとした態度で暮らしていれば、
こんなふうに下半身が冷えすぎて痛いなんてこと、ないはずなのよ。

だけど、座ってる仕事なんだもの。
聴いたり話したり書いたりする仕事なんだから。
…と、言い訳。

このところの寒さで、どんなに厚着をしても冷えがとれない。
昨日も今日も、110デニールのタイツをはいて、5分丈のガードルをはいて、
ソックスをはいて、そのうえから更に厚手のルームソックスみたいのを重ねて、
もちろんズボン(どうしてもこう呼んでしまいたい)だってはいてます。
そしてそしてさらにその下半身の上から、チタニウム巻きスカートという、
なんだかよくわからないけどすごい温熱効果だとかのチタニウム素材を
裏地に使い、表面はフリース素材という、
恐ろしく可愛くない黒の巻きスカートをはいている。
巻きつけている、っていったほうが正確かもしれない。

昼間仕事部屋でPCに向かっている時間には、
このブサイクな巻きスカートの代わりに、電気膝掛けをのせている。

それでも足首が、足先が、踵が、ふくらはぎだって太ももだって、
痛いくらいに冷たい。熱測ったら、きっと0度よ。

こういう時はきっと、短時間でもいいからウォーキングとかするといいんだろうな。
マッサージもいいだろう。
だけど実際、どうにかしてほしいと思う。
どうにかしなくちゃいけない。

靴下の足先に貼るカイロ、あれは駄目。
アレをつけてると、踵の冷たさが辛くなってくる。だから踵位置に移動させて
貼り直すと、今度は指先がジンジンしてくる。
仕方ないと思い、両方に貼ると、なんだか熱くて不快である。
靴底用の1枚シートのカイロはあまり売ってないのと値段が高い。

小さい頃から足の指のしもやけがひどかった。
初めて行ったアイススケート場では、足の裏が冷たくて痛すぎて、
スケート靴を履いてリンクまで歩くことができずに、置いてきぼりを食らった。
大雪の中を、死ぬ思いで歩いたこともあったわね。足が痛くて。

相当の努力をしなければ、体質改善は望めない。
言ってるだけでやらないから、きっといつまでもこんなふうよ。
精神は鍛えているけれど、肉体は全く鍛えてないので、使い物にならない。

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パン太り?

このところ、せっせとブルンネンのパンを買っている。
マンションの1階入り口のパン小屋で販売するのが週に4日。

矯正していた息子にとって、食べごたえのあるブルンネンのパンは時に辛く、
以前は娘と私だけが主に食べていた。
息子の矯正装置がはずれてから、彼も何でも食べるようになり、
自然とパンを買う機会が増えた。
確かに美味しいしね。

練馬にあるパン屋「デンマーク」の前を通っても、そして店内に入っても、
ニオイが全く美味しそうでない。
むしろ僅かに臭いというか、快か不快かと問われれば、不快に近いニオイがする。
材料が良くないんだろうと思う。

ブルンネンのパンは、ものすごくいい匂いがする。
焼きたてのパンなんか、ほんとに幸せなかおりがする。
良質な材料を使ってきちんと作れば、やはりいい匂いがするんだな。

だけどやはりパンってカロリーが高いでしょ。
毎日ニコニコと美味しいパンを食べてたら、太るんだよ。
小腹が減った時も、つい余っているベーグルなんかを焼いたりして
ムシャムシャしている自分が嫌い。
ちょっと魅力的な食べ物が、すぐ身近にあるってキケン。

まあ要するに、体重が重い、ってことよ。

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コラージュ療法

日本家族カウンセリング協会の秋の研修会2日目に参加してきた。
杉浦京子氏による、コラージュ療法のレクチャー。10時~17時。

今まで正直に言えば、コラージュ療法や箱庭療法というものに、
いまひとつ納得できずにいた。
もちろんそれ自体をきちんと学ぶ機会がなかったから当然なのだが、
本を読んだだけではどうにも実感できなかったのだ。

今日は約1時間、実際に自分たちでコラージュに取り組み、
その後そこからひととおり分析のしかた、みかたを学習した。
もちろんすべてがその通りに当てはまるわけではなく、
セラピストの思い込みで判断することは一番危険なのだけれど。

ただ自分自身のことでいえば、写真をピックアップする時に
無意識の部分は当然働いて、自分に心地良いものだけをピックアップする。
ところがそれらを構成するにあたっては、
レイアウトや色合いなど、デザイン性を重視してしまうため、
そこにほとんど無意識レベルでの作業はないような気がしてしまう。
私の場合前職の影響が出るのは当然のことだし、
つまりそのクライアントの職業などによっては、不向きな療法ともいえる。

一人の女性の24枚のコラージュ作品を通して、
その女性が精神的に自立していく過程が描かれたケースを見せていただき、
とても納得することができた。

う~ん、なかなか面白かった。
でも、私のところに見えるクライアントさんは皆きちんと言語表現されるので、
コラージュ療法の必要性はあまりないのだが。

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咀嚼筋筋膜痛症候群

今朝は8時前に家を出て、東京歯科大学水道橋病院へ行った。
座薬を使ってから、娘の頭痛、顔痛はぐんとラクになっていた。

歯科麻酔科の中の「口腔顔面痛みセンター」というところを受診した。
かかりつけの矯正の先生の判断で、「口腔外科」ではなく
ペインクリニックに変えたのだ。結果大正解だった。

娘のような症状は、今、結構多いらしい。
歯が原因だと思い込み、無駄な歯科治療を続けて、中にはたくさん抜歯する結果となる
人もいるらしい。2~3年苦しんだあと、どうにもならずにペインクリニックを訪れ、
原因を知る人が多いそうだ。

娘の場合、寝ている間にものすごい力で歯を食いしばったことによる、
咀嚼筋の炎症。歯の噛み合わせが突然微妙に変わったか、
あるいは心因的なストレスによるものらしい。
筋肉を極限状態まで酷使してしまい、炎症を起こした結果、歯、目の下、こめかみ、頭、
まさしく娘が痛がっていた箇所に激しい痛みが起きることがある。

寝ている間に歯を食い縛らないようにする、神経に作用する薬は副作用がある。
マウスピースをして寝ることで改善されるとのこと。
発症から1週間ちょっとなので、おそらく早く治るだろうと言われた。
診てくれた先生は、日本ペインクリニック学会認定医。
さすがでした。

マウスピースの型取りをして、出来上がるのが1週間後。
その間は座薬を使うことになった。座薬は効き目は早いけど、
実際1週間使い続けたところで何ら害はないとのこと。
安心して、痛まなくても毎日使うように言われる。へぇ、そんなもんか。
でも、麻酔や痛みの専門家が言うんだから信じられるな。

ああ、でも原因がはっきりと判って本当に良かった。
歯が原因というのはやはり素人考えだったわ。
やっぱりわからない時には、大きな大学病院に足を運んだほうが確実だということだ。
改めて、勉強になりました。

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メルマガお悩み相談

可哀想な自分を手放す方法 ~自分のために生きよう~
っていうのは、私がこの1年ちょっと、真面目に取り組んできたメールマガジンである。
読者数を増やす工夫も努力もしていないので、ひっそりと目立たないメルマガだ。

このところ、読者数の増減はほとんどなく、その代わり時々読者の方から
メールをいただく。隔週配信のメルマガを、楽しみにしている、心待ちにしていると
おしゃってくださる。有難いことだと思う。

そのメルマガも、私が伝えたいことはかなり出尽くした感がある。
もちろん日常生活の中でふと思いついたり、クライアントさんと向き合う中で
言いたい言葉が浮かんだりするので、ネタが尽きるということはないのだけれど。

@すてきな奥さん
でも、一年以上お悩み回答を担当している。(こちらは本名で対応)
おかげさまで好評をいただいている。(担当者の方がおっしゃるには…)

来月からメルマガでも、読者の方のお悩みにお答えする形式をとろうと考えている。
一回につき、お悩みはひとつ。
じっくり向き合って、じっくり考えましょうということだ。

そこで今、お悩みを募集している。早速メールをくださった方もいらっしゃるが、
できることなら、もっと欲しいと思う。

■テーマ:親子関係・夫婦関係・男女関係・家族関係
 職場や学校での人間関係・自分自身の性格など
■文字数:200~400字程度にまとめていただけますと助かります。
■誤字・脱字、また解かりにくい表現等につきましては、
 一部加筆・訂正させていただく場合があるかもしれませんが、
 ご了承ください。内容を変えることはございません。 
■メールのあて先はこちらまで。
 件名は、【メルマガお悩み相談】でお願いいたします。

なあんて。
たまにはこんなこともしてみる。
ちょっとアザトイかしら…。

ま、私だって、毎日車椅子押してあんみつ食べてるわけじゃないもん。
…ってことで。

よろしくお願いします。

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カタブトリ

で、行ってきたわけである。
駅近のカイロに。

とんでもなく自信過剰なおっさんで、おっさんによると
まるで世界中の病を自分は治せるって感じの物言いだ。

おっさんの手は男にしては異常なほど小さくて、
女でも小さい私の手よりさらに小さい。それが自慢らしい。

コンプレックスと表裏一体の妙な自信に、私はもう、たじたじよ。

身体中ボキゴキいわされちゃうし、
いきなり背中むき出しにされてジェルを塗り塗りされちゃうし、
「超音波です」ですとか言われて、
おまけに私のこのブヨブヨの身体のことを
「運動やってました?筋肉がすごい。
これだけ身体が歪んでても、きっと筋肉があるから支えてられるんだ」
とか言うし。
「私、運動やってません。ほんとに運動不足で」
「固太りかな」と言う。
「私ブヨブヨですけど。そんなこと、初めて言われました」
と言い返してみると、なぜかムッツリと黙ってしまう施術者。

固太りって…。
そりゃ、骨の細い華奢な身体じゃないですよ。
ガリガリだった頃は「華奢だね。竹久夢二の描く女の子みたいだ」
なんて言われたこともあるけど。
でも、私、自慢じゃないけど(ほんと自慢じゃないが)
固くないですから。ぷよんぷよんですから。

足裏のツボ一押しで、冷え性が完治するような言いっぷり。
目の疲れも鼻水(エアコンがききすぎて、たまたま鼻水が出た)も
治して見せよう!と、ちょいちょいと顔を押したりいじったり。

家に帰ってからも、なぜか鼻水。
おまけに肩も首もゴリゴリのままですけど?

私、信じませんから。もう、行きませんから。


それにしても固太り…。
固いというのがショックなのか、太いっていうのがショックなのか。
両方だと思うけど。
カタカタで書くと、カタブトリ。

なんか、自分が昆虫になったみたいで死にたくなるよ。


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哀しみの軽さ

血液の中を、哀しみが流れて、そして溜まっている。
澱んでいる。

髪の毛の先から、指の先、爪先まで、
哀しみは溜まっている。

たとえば大きな声で泣いてみたりだとか、
誰かに向かって喚いてみたりだとか、
傷口から血を滴らせたりだとか、
そんなことができるなら。

そんなことができるほど、私には筋力がない。
それほどの激情がない。

血液の中から哀しみを抽出して秤に載せてみても、
針が振れるほどの重さはきっとない。

ただ血液をほんの少し、ドロドロとさせているだけだ。


今日も肩が凝ったなあ…
今日も首が凝ったなあ…


大きな声で泣いてみたりだとか、
誰かに向かって喚いてみたりだとか、
傷口から血を滴らせたりだとか。

そんなことができるなら。


そんなことはできないから、私は今日も普通に生きる。

冷房を28度に設定して扇風機を回すより、
27度に設定して扇風機を使わないほうが節電になるのかしらと。

そんなことを考えたりしながら、普通に生きる。

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アロマオイルトリートメントで癒す

今日は中村橋のアロマサロン・ノアノアさんに行った。
アロマオイルトリートメントで全身70分コース。トリートメントといっても、
かなりしっかりなマッサージをしてくださるので、極楽極楽。

わき腹のたるみはどうよ?とかムダ毛はOK?とか、
提供される紙ショーツからはみ出した肉が見苦しくないか?とか、
そんなことはもう、どうでも良くなってくる。
もっと若い頃だったら、自意識過剰な私にはとても無理だったはず。
今はそんなもんもずいぶん薄らいで、ああ、生きるのがラクになったわ。

歳をとって生きるのがラクになるのって、もしかしたら単に、
恥知らずになるってことかしら。そうかしら。
ま、それでもいいわ。窮屈を我慢するより、いい気持ちを沢山味わえるほうが。

この間、私の姉もノアノアさんに行って、全身癒され、ずっと眠りこけていたそうだ。
「お姉さまを紹介してくださったので…」と、
今日はヘッドマッサージとデコルテ&背中のトリートメント(マッサージ)を
プレゼントしてくださった。
2時半から伺って、終わったのが5時を回っていたから、
これはこれはとんでもないお話です。なんか、申し訳ないですってかんじ。

施術直後、着替え室で鏡に映った自分の身体を見て、
「あらっ!?痩せたわ!」とびっくりした。
家へ帰ってもう一度見たら、そうでもないような気がしたけれど。
直後は違うわよ、直後は。

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自由な肉

ここ一ヶ月半くらいだろうか、息子は腕立てと腹筋を毎日続けている。
始めのうちはウ~~ンウ~~ンと唸る声が化け物じみてて恐ろしかったけれど、
最近はだいぶスムースになってきた。

「足押さえててやるから、お母さんもやってみろよ」と先日息子に言われ、
腹筋にチャレンジ。
…できない。1回もできない。見事に1回もできない。
我ながら呆れてしまった。言っときますけど、昔はふつーにできましたよ。

翌日も、やはりできない。
息子がふくらはぎのほうからがっちりと押さえ直してくれたら、
ようやくできた。
怖いので、2回でやめておいた。

たおやかでまろやかな私のお腹は、ひとつの筋肉にも支配されていないということね。
甘えきった私のお肉は、誰の言うこともきかないかしら、今さら…。

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おっと、いけない

そういえば私、ここで減量宣言したんだっけな。それもかなり堂々と。
あんなに堂々と宣言すれば、引っ込みがつかなくなるだろうなんて思っていたけれど、
幸か不幸か、物忘れも酷くなっているもんでね。
案外へっちゃらだったりして?

いえいえ、毎日気にはしています。
実際先週末までには、完全に1キロは減ったのよ。たまたま、ではなく、
あ、完全に1キロは燃焼したわ、って感じで安定して減っていた。
だけどねえ。何が悪いって先週末からの外食。
今日も、明日も、あさっても。少なくとも1日1回は外食。

DHCのプロテインダイエットドリンクは相当数消費してみて、
どうしてもあれを飲むと便秘するということが判明した。偶然ではないようだ。
お通じが良くなった~!なんて書いてあったけど、私は逆だよ。
普通に出てたもんが出なくなってしまい、なんだかゴロゴロと、
お腹が安っぽい音をたてる。合わない、ということだろうか。

このところ雨がひどかったり尾骨が痛んだり夜に何やかや取り込んでいたりして、
2回散歩を休んだ。今日は行きました。

昨日の晩の体重は、また少し重めでショック。
ここからあと1キロ、たった1キロ減らすためには、かなりの忍耐が必要になりそうだ。
もっとシビアにならねばいけない。だけどねえ。
私の1キロなんかより、もっと取り組まなくちゃいけない現実が
迫ってくることもあったりして。
…で、停滞気味なのである。


息子が今日から部活の合宿。ああ、この日をどんなに待っていたか、息子も私も。
様々な事情から、今回おそらく史上初のすんばらしい期末試験の結果が出る前の、
しばしの逃避行である。朝から晩まで民宿で対局、という、素敵なスケジュール。

息子ははげカツラやら変な顔マスクやら、人生ゲームのおもちゃのお金とか、
くだらないものをいっぱい詰めて出かけていった。何しに行くんだい?

それで私は息子のいない間、ここぞとばかり予定を入れてみた。
今日と明日とあさってと。
明日は夕方仕事を終えたら、夜の街にGO!だ~。

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その気になってくる

今日も朝・昼と、プロテインダイエット。
っていっても私の場合、そんなに厳密ではない。間食も少々許している。

朝は、娘の食べ残したベーグルを一口とアイスコーヒー(無糖)。
新聞を読んでいたら気持ち悪くなってきたので(睡眠不足)、少し寝た。
起きてからプロテインミルクティー味をゴクゴク。

お買い得になっていた、ダイエットサプリもとりあえず飲んでみる。
とにかく、やるだけはやってみてっと。

これだけでもう、痩せた気になっている。
しかし現実にはほとんどまったく、変わらない。
もともと私、そんなに大食いではないから、それほど深刻なカロリー過剰で
太ったわけではない。代謝が悪いんだよ、きっと。それもかなり。

雨がちょうど止んだので、夜の8時半から30分間散歩。
4日目にもなると、なんとなく歩き方が解ってくる。
ああ、歩くって、こんな感じだったなと、身体が思い出してくるっていうか。
散歩から、ほんの少しだけ、ウォーキングに昇格した気分。
蒸し暑いから汗もかきました。
これだけでもう、すっかり痩せた気分。
しかし現実にはほとんどまったく、変わらない。

わかってますよ、そんなこと。

明日から大々的にバーゲンが始まるわ。
だけど明日は仕事。あさっても仕事があるけど、
とりあえずバーゲン、行こうっかな。

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プロテインダイエット

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マイクロダイエットではない。
DHCの安くてお得なプロテインダイエットだ。
ああ、ついにこんなものに手を出してしまった。
さきおととい、ネットで衝動的に注文したら、
意外に早く、昨日届いた。
ちょうどお買い得キャンペーンだったから。

今日は朝と昼、このたいして美味くもないドリンクを
ゴクゴク。水350ミリリットルに粉を混ぜてシェイクする。
大きなグラスに口いっぱいになる。
うう、結構ツライ。そういえば私、
たくさんの水分を一気に飲むのってすごく苦手だった。
確かにお腹はとりあえずいっぱいになって、
でもなんとなく気持ち悪い。

お昼もゴクゴク。朝はバナナ味でお昼は珈琲味よ。
あ~、やっぱり普通のもん食べたいなあ。普通のもん食べて痩せるには、
たくさん動かなくちゃいけない。
だけど私は寝不足で、今日は特に寝不足で、身体が思うように動かない。
仕事の合間に昼寝して…と思っても、なんだか気持ちよく寝ることができない。

夜、8時ごろに家を出て、妄想散歩の3日目。
今日はゴム底のサンダルを履いて出たら、早く歩けないことに気づき後悔。
それでトコトコと小さな歩幅で歩いた。昨日と同じ距離なのに、
10分近く余計に時間がかかってしまったよ。おまけに足の筋が強張っていて、
筋肉痛かい?これは。歩いただけで筋肉痛なのか?私は。

信号待ちの時、散歩してるミニチュアダックスがいて、
私のほうに近づいてくる。『うわぁ~、可愛くないなあ~』と心で呟いたら、
ゥワンワンワン!と、ものすごく吠えられた。噛み付きそうで恐かった。
だって、悪いけどほんとに可愛くない顔してたんだもの。
犬にも本当に美醜があるからね。

後ろからその犬を観察していると、躾ができていないことがよくわかる。
混んだ歩道をリードを伸ばして歩くから、歩行者がみんな迷惑している。
自転車は犬を轢きそうになるし、思わずよけて身をかわす人もいるのに、
飼い主は知らん顔だ。その犬も賢くなくて、飼い主と反対側のほうにぐいぐい
引っ張っていく。次の信号で私はまた吠えられてしまった。
目が合うと吠えるんだな。困ったヤツだ。

妄想を楽しまないでいると、今度はいろんな想い出が蘇ってくる。
息子が小学校の時、3年間通った塾の前なんか通ると、
よくこの辺に車を止めて、息子を迎えにきたなあとか、
あの頃私はどんな気持ちだったっけ?幸せだったんだっけ?とか、
そんなことをグルグルと考える。

これもまた、良くないな。
音楽とか、いっそ思い切って英会話などに挑戦して、
イヤホンつけて散歩ってのはどう?
だけど音が遮断されると、夜は特に恐いような気がするのは、
私が臆病なせいかしら。

あら、話が逸れた。
そうそ、明日も私、プロテインダイエット、続けますわよ。

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減量宣言

いいのか?本当にいいのか?
私は今日、ここで減量宣言をしてしまうぞ。

私は今日から、体重を2キロ(3キロと言いたいが、とりあえず確実なところで2キロ)、
落とすべく、地味にダイエットに励みます。
DHCのダイエット関連サプリも、昨日注文してみた。
そして今夜から私、少しばかり散歩を始めることにした。

毎日毎日、散歩散歩と頭をよぎるのだが、気づくとすぐにPCの前に座っていた私。
これではいけない。このままでは私、歩けなくなる。
運動なんてレベルじゃない。ほんとに歩けなくなってしまうよ。
買い物のときに歩くと、荷物が重くて腰が痛くなる。
だからやっぱり、ちゃんとそのためだけに手ぶらで「散歩」をしなくちゃいけないんだ。

夕飯を終えて一休みしてから、8時10分に家を出た。
ウチの周りは結構静かで恐いので、あえて駅の方に向かって歩いた。
にぎやかな通りを歩いて、ぐるっと一回り、30分弱のお散歩だ。
ウォーキングなんてとても呼べない。これは単なる散歩のレベル。
だけど今はそれすらヤバイ。
歩き始めたとき、なんだか足の裏にどうやって体重をかけたらいいか
わからないような気がした。スニーカーの中で、踵が上手くおさまらない。

夜の練馬の街はガラリと表情を変える。昼間目立たなかった飲み屋が
照明がつくことでやたらと存在感を露にする。
焼き鳥やの屋台なんて、満席だったよ。

昼間はランチ時以外閑散としているオリジン弁当も、
4~5人の注文の列ができている。帰り道にも覗いたら、往きに見た時
列の3番目に並んでいた黒いワンピースに水色のカーディガンの30代OLが、
まだ中のベンチに座って弁当ができるのを待っていた。ご苦労なこって。

家の近くに戻ってくる頃には、やっと歩くことのリズムを掴めるようになる。
私っていったい何者よ?いったいどれだけ運動不足よ?
重心のかけかたがなんとなく分かってくるようになる。
スニーカーと足の裏がやっと一体化してくる。
このままあと15分くらい歩けばいいんだろうな。でも今日はやめとこ。
初日からあんまり無理すると続かないからね。

背中ににうっすらと汗をかいた。久しぶりかもしれない。

家を出た時雲でほとんど隠れていた月が、
帰り道にはくっきりと、顔を出していた。

たかが25分歩いただけで、なんだか酷く大袈裟な私である。

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歩く、服着たストレス

「アンタ、ストレスが服着て歩いてるみたいに見えるわよ」
と、二番目の姉のMから今日言われた。
まったくもう。

Mはずっと昔に離婚歴があり、私のことをやたら解ったように語るので参ってしまう。
「ずいぶん疲れてるわね~」とか「無理してるんじゃないの?」とか、滅多に顔を
合わすわけでもないくせに、私の生活すべてを知っているような口ぶりだよ。

「肩がこってるだけよ」などと言うと、
哀れがってたっぷりとマッサージしてくれたりするので、
ラッキー!と思って甘えさせていただくことにしている。
「おお、そこ、イタイイタイ。悪いわねえ」などと言っていると、なんやかや、
全身マッサージしてくれる。 ありがたし。

今日は首と肩のこりに加えて、腰痛だ、腰痛。
西友で重たいドリンク類とか買っちゃって、ドラッグストアで
母に頼まれたアリナミンVドリンクを1ケース買ったりもして、
駐輪場まで荷物持っていくときに腰に来るのよ。ふう…。

よく想像するよ。
例えば夫が整体師とか鍼師とかマッサージ師とか。
そういう妻って、夫に施術してもらうのかな。だったらいいなあ。
「後でマッサージ30分と、鍼一発、頼んだわよ、アナタ」とか、いいじゃないの~。

…うっとり……

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湿度と身体の相関性

なぁんて書くと、ちょっと賢そうではないか?
たんに私は今日、ダルイってだけだ。
いつもと同様、眠い。朝も昼も夜も眠い。
一日のうち、眠くない時間をいかに有効に使うか。コレが大事。

頭が痛くて鎮痛剤に手を伸ばす。
9時前から予告どおりに工務店の人が来て、防水作業を始める。
1階の車庫に大型の発電機だか何かのモーターみたいな機械を設置し、
屋上と壁面タイルの防水加工をするようだ。
私の仕事部屋のすぐ斜め前が車庫ですから。そこからとんでもない騒音が鳴り響く。
職人さんの話し声も聞こえるし、シャッターを開けるわけにもいかない。
今日は穴倉の中で耳を塞ぐモグラの気分。面談の予約がなくて本当に良かった。

午後から外へ出た。空は曇天。
「どうしたのよ、いったい!?」と、肩を揺すって問い詰めたくなるような湿気。
誰を問い詰めるかって?それは知らない。

空気がこんなに重たいのは久しぶりなんじゃないか。
自転車に乗っていても、身体が減り込んでいくような感じがする。
タイヤがパンクしそうだ。
ただでさえ潰れている頚椎。重たい頭を支えるのが辛い。

こんな日は電車の人身事故が増えるような気がする。
もう何もかも、捨てたくなる。もう、自分を支えることなんてできない。
私はそこまでの危機を迎えたことは正直全然ないけれど、
こんなドンヨリの日には、そんな人たちの気持ちが、
ほんのちょびっとだけ、砂粒くらいの実感で(小さい!)解るような気はするよ。

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ヨロヨロと買い物をして、帰り道、
道端でイイ女を見かけたので写真を撮った。
綺麗な花を見つけるのは、
ちょっとそんな感じに近いのかな。

だけど私、この花の名を知らない。

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吸い玉ってやつ

私の溜息の原因である、首・肩・背中のコリ。
今日はそのせいで頭痛もひどくて、ついついまた、
人の手に救いを求めてしまう私だった。

この間の日曜、娘があまりに腰と膝の痛みを訴えるので、
仕方なく日曜も営業しているマッサージ、整体、カイロ等を探した。
なんだか練馬駅周辺には結構あるのね。こっそりとビルの何階かに。

それがすごく良かったというので、私も今日、ついふらふらとそこへ予約を取った。
中国整体院。(だったかな?)
中国人のまだお兄さんと呼んだほうがいい方に施術してもらった。
それこそ頭のてっぺんから足の裏まで。

「カタイネ」と、かたことでお兄さんは言う。
「スゴクカタクテ、ユビガハイラナイクライ」だと言う。そして
「カンガエルコト、シテル?」と私に訊く。
考える事?そりゃしてますよ。仕事でも私生活でも、考えることばかり。
だって人間は考える葦じゃないですか。って、意味が違うか。
うつぶせの状態で私は、「はい」と答える。

するとお兄さんは、「ストレス、タマッテルネ」と言う。
ああ、そうか。きっと「カンガエルコト」っていうのは、「くよくよと思い悩む」
っていうニュアンスだったんだな、と気づく。まあいいか。

お兄さんは一度大きな溜息のようなものをついて、それから小さく舌打ちし、
しばらくしてまた中くらいの溜息をついた。
「セナカノコリガヒドイカラ、スイタマヲヤッタホウガイイ」と勧める。
吸い玉ってやつは、ガラスのカップのようなものを吸着させて真空状態?にして、
そこの血流を良くする、みたいな、昔から中国の民間療法として
用いられてきたもののようだ。吸引した後は赤くなるけど、
悪いところは紫になるといわれた。私の背中は今、すごいことになっている。
赤と紫の大きな丸い円が6個、華やかに咲いている。

「ミッカクライデキエルカラ、シンパイナイヨ」とお兄さんは言う。
帰ったら、温かい飲み物をしっかりと飲んで、それから2時間くらいは
ゆっくりと休むようにと言われる。今晩はシャワーだけにしなさいと。

「クビトカタハ、アマリジッカンナイカモシレナイ」「マダマダカタイ」と、
お兄さんは今ひとつ達成感がないようだ。もみほぐしたぜ!という達成感、
満足感が、得られなかったんだろうな。あの溜息は、悔しさからきていたのかい?

手ごわい身体でも申し訳ないです。また行きますよ、お兄さん。

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空腹病

なんていうもんがあるのかどうか、私は知らない。
だけど私は今、その病気だよ。

兎にも角にも、お腹がへって仕方ないのだ。決して気のせいではない。
お腹がぐうぐう鳴ってたまらないのだから。
「空腹感解消グミ ぐーぴたっ」なんて食べてみても、
お腹の音は消えませんから。
「コンニャクマンナン入ってるもん」なんていう
パッケージのコピーが虚しいよ。

セッションの前に、お腹がならないよう、ちょこっとお腹に物を入れる。
それなのに途中でお腹が減って鳴ってしまうのだ。
誤魔化しようがないので「ああ、お腹がなっちゃった」と
ほとんどの場合正直に言うことにしている。
「あ、大丈夫です」などと、余計な気を遣っていただいちゃったりもする。
申し訳ないです。

そうね、私の体重がチャクチャクと増えていくのは、きっとこのせいなのよ。
お腹が鳴らないように物を食べる。
そして仕事が終わってからまた食べる。
一日中、なんだかちょっとずつお腹に物を入れている。

なんという散漫な胃だろう。
とことん空いて、とことん満腹になって、という経験をさせなくちゃだわ。

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浮腫みか肥満か?

身体が浮腫んでるわ…と、今まではよく思ってきた。
確かにそのうち浮腫みがとれて、身体全体がすっきりしてきたと
実感することがあったのだ。そういう時は身体が軽くて体調もいい。

このところ、いやに体重が重い。身体が浮腫んでいるのね。
…と思いたいのだが、もしかしたら単に、ほんとに太っただけかもしれぬ。

甘いものを食べすぎなのだろうと、反省する。
こまめにお腹に物を入れるのがよくないのだなと、反省する。
私は空腹に弱いのだ。

昨日はアイスクリームを食べるのを我慢して、1キロ痩せた気になった。
甘栗を食べるのも我慢して、もう1キロ痩せたつもりになった。
っていったって、減るはずもなし。たった一日で。

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重め安定

マズイ…。
マズイよ、この体重。
十代半ばから約十年間、30キロ台の後半をウロウロしていた私の体重が。
今となってはこのザマかい。

歳とともに人間にも丸みが出て(本当か?)、それにきちんと反応して、
身体のほうも年々丸みを帯びてきた。
まあ確かにね、あんまりギスギスの中年女性もちょっと哀しいものがあるけれど。
ものすごく神経質だったりするのか、ものすごく貧しかったりするのかと、
勝手に想像されちゃったりして。

ああ、でもあと2キロ、だな。2キロ。
私の2キロはとても大きい。80キロ台の2キロと40キロ台の2キロは違うもの。

まあ、屁理屈はいい。ちょっとどうにかすればいい。
ああ、でもさっき、ワラビ餅に餡子がかかったヤツ、食べちゃったな。
黄粉までトッピングして、食べちゃったな。

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何故だろう

なんでなんだろ?
オオゼキで試飲したときは、ほんとに美味しかったんだってば。
玄米・黒大豆香琲。

店内で販促のセールスの女性から試飲の小さな紙コップを渡され、
飲んでみたら美味しかった。
私は今まで、その手のものはほとんど断ることが多かったのだけれど、
今日はふと、気づけば紙コップを受け取っていたって感じだ。
その人は懸命に私に説明する。いかに健康にいいかとか、高そうに見えても
ペットボトルにこうしてつくって持ち歩けば、1本60円くらいの計算だとか、
病院でも使われているとか、なんとか。

玄米香琲(珈に香の字をあてるという発想とかって、私はちょっと恥ずかしい)と、
さらにそこに黒大豆をプラスしたやつがあって、どちらもすすめられて飲む。
「さっぱりしてるのは玄米のほうですね」と言われるが、私には
黒大豆入りのほうがずっと美味しく感じられた。

娘の便秘にいいかなって気持ちと、粉だから不精な私にもってこいだって気持ちと、
珈琲ばかり飲むんじゃなくって、もう少し健康にいいものを飲んだほうが
いいんじゃないかっていうずっと前からの気持ちとで、買うことにした。
その人はサンプルもいくつかつけてくれて、おまけに「余っちゃってね」と言いながら
パンフレットも2つ3つ渡してくる。
オオゼキの買い物かごに入れて、レジで精算すればいい。

その場を去ってから、喉の奥に嫌な後味が残ることに気づく。
その人の見えないところに、そっとこの商品を置き去りにしちゃおうか?
なんて悪いことも考えたけれど、やはり人としてそんなことはしちゃいけないよと
思い直し、豚肉やハムなんかと一緒にレジまで持っていった。

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家に帰って、飲んでみた。
熱々のお湯をカップに注ぎ、
仕事場のPCの横のトレーの上に置く。
しみじみ飲んでみたけれど、
なんだか美味しいと思えない。
特に冷めたら飲めたもんじゃないよ。粉っぽくって。

う~~ん。どうも最近私は、
妙に人のいいオバサンになっている。
そして同時に、少々おバカになっているようだな。

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陽射しと心と身体の関係

「罰ゲームみたいだな」

と、明るい陽射しを受けて帰宅した娘が言う。

何が罰ゲームなのかといえば、この家の暗さがである。
外は明るく健全な春の陽射しで溢れているのに、
この家に入ったとたん、暗く澱んだ空気を感じてしまうのだ。
娘もそれを実感したらしい。

「なんだか心まで病みそうよ」と、私も言う。
「たしかに」と娘が応える。

この半年ほどの間に、たくさんのものを失ったけれど、
その中でも想像以上の重さを持って迫ってくるのが、
この「陽が当たらないこと」なのである。

空が見えない。風を感じない。寒い。とにかく寒いのよ!

私はまだ、昼間でもデロンギのオイルヒーターを
つけずにはいられない。
パンツの下にはいまだに80デニールのタイツだよ。
そしてひざ掛け。それでも下半身がゾクゾクする。
陽射しの当たらない部屋は、冷たく冷えきっている。

最近になってほんの束の間、私の仕事部屋が
妙に明るくなる時間帯が出来てきた。
それでも陽射しが差し込むということはない。
そしてその明るさも、呆れるくらい短時間だ。

はじめからこんなもんだと思って生活していたら、
こんなに苦痛はないんだろう。
あまりにも日当たりと風通しのいい家に暮らしていたから、
それを喪失と捉えてしまうだけだ。

だけどやっぱり私は欲しい。
いつか、もう少しだけ空に近い部屋に、
光の入る部屋に引っ越したいと願う。

それがいつになるかはわからない。
その頃、子供が巣立っているのかどうかもわからない。
そんな体力や気力が残っているのかどうかも、
そんなお金が残っているのかどうかも、
何もわからない。

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ちょっと待ってよ、桜

身体に力が入らないのである。

昨晩も寝る前にはどうにもならないほどだるく、
目はショボショボ、頭痛はするし、寒気はするしで、
倒れこむように布団に入った。熱は37,4度。ビミョウ。

目が覚めると喉の痛みが薄れていることに気づく。でもダルイ。
37,2度。これまたビミョウである。
気づかなければ普通にしていられる程度のことだ。
だけどやはりビミョウにダルイ。

話す声に力がない。足が地に着いていない気がする。
とんでもなく外は暖かい。だけど我が家は寒い。
その気温差に、眩暈がしそうになる。

夕方フラフラと買い物に出たら、
アトリエに通ってこられていたR君兄弟のママに逢う。
お互いの近況などを報告しあう。
「お疲れですか?」と訊かれる。やっぱ私、ヘンな顔してたんだろうな。

お腹だけは普通に空くので、無駄に物は食べている。
そして長く眠っている。だから顔がいくらか丸くなっている。
こんなことではいけない。

気づけばあっという間に桜が満開ではないか。
ちょ、ちょっと待ってくださいよ。
私が珍しく体調を崩している間に、散らないでくださいよ。

誰よりも風呂好きの私が、この二日間、入ろうという気さえ起きなかった。
まったく信じられないことだ。
今夜は頑張って、お風呂に入るぞ。

早く回復しよう。そして桜を愛でなくちゃ。

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何で今さら

風邪の症状が出始めてから、今日で5日が経過。

昨日は、あるサイトに載せるため、カウンセリングルームの写真撮影があり、
張り切っていたのだけれど、夕方からぐんとダルクなってしまった。
鼻づまりがひどく、市販の鼻炎スプレーを使用。
「パブロン点鼻S」というヤツだ。これは効く。鼻づまりがすぐに解消される。
ただ使っているうちに、どんどん依存性が出てくるのが難点。
最低3時間の間隔を空けなくちゃいけないのだが、
2時間くらい経過すると、鼻づまりはいっそう深刻になり、また欲しくなる。
鼻が求めてしまうのよ、点鼻薬を。麻薬のようだ。

夜は頭痛と眼の奥がしんどくてやっぱり鼻づまりの鼻水タラタラで、
11時前には就寝。
すると4時に鼻づまりと頭痛で目が覚める。それから延々寝つけない。
あまりに頭が痛いので、起きて何か食べて鎮痛剤を飲もうかと何度も思うが
だるくて起き上がれない。熱を測ると37度7分。何故だ?

5時に点鼻薬をスプレーし、おそらく7時近くになって再び眠りにつく。
なんだか馬鹿らしくて嫌になる。

子供達の花粉の薬も切れたので、今日になって初めて、
私も耳鼻科を受診してみた。
市販の点鼻薬は、一日6回までと書いてあるけど、本当は2回くらいまでに
抑えたほうがいいと医者から言われる。
連用していると、粘膜が薬剤によって腫れてきてしまうらしい。
今インフルエンザB型が流行っていて、初めは7度台の熱から始まっても
インフルエンザの可能性があったりするらしい。
明日になっても熱があるようなら検査をするよう言われる。
いや、でもこれは違うだろう。今はこうして熱も下がっているし。

ここのところ体調が悪かったせいで、予定が狂ってしまった。
出来上がっている眼鏡をまだ受け取りにいけてないし、
コウチャンのお墓参りにも行けなかった。
命日の25日、朝から雨がしっかり降っていて、身体もだるかったけど
行くつもりでいた。母も行きたがっていたので電話をすると、
「ええっ?雨なのに行くの~?アンタ、すごい鼻声よ」と不愉快そうな声を出すので、
じゃあもう少し後に延ばして、お花見がてら行こうかということになった。
死んだ犬も大事だが、生きている親も大事にせねばね。

息子のいない間、自由に動けると思っていた。
娘は出掛けてばかりだし、友達の家に泊まるとか言っていたので、
誰か友人を誘って、ゆっくり夜遊びしようかと思ったりもした。
ひとりで外食して、夜に映画なんてのもいいなと考えた。
だけど現実にはそんな気力も体力もなく、昨日も一昨日も、
鼻づまりに喘ぎながら、ひとりで雑な晩御飯を家で食した。ちっ…

なかなか思うように事が運ばないのも、これまた人生である。

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研修会

今朝は早起き。
娘はもっと早起き。6時に家を出た。ゴスペルの用事で。ご苦労