願いごと
今日は七夕だってねぇ。
どうなの?今は外、晴れているのかしら?
雲は多めだったけれど、時折強い日差しが照りつけて、
今日は空の青いきれいな一日だった。
息子は期末試験の真っ最中で、いつもと同様よく寝ている。
前回「夜中の12時から2時間、狂ったように集中してやったら、
8時間勉強したヤツより成績が良かった」とかいう妙な自信を身につけ、
なんとなく余裕の息子である。
午後、5時間以上爆睡し、今は将棋を指す駒音が聞こえる。
試験中になるときまって将棋を指したくなる男なんだな。
娘はライブ、バイト、ライブ、バイトバイトバイトバイト。みたいな日々で。
バイト週6日のこともあったりして、
「それはちょっと働き過ぎじゃないの?」なんて言おうものなら、
「美容師やってたと思ってごらんよ。みんなもっと長く働いてるんだよ」
と反撃してくる。
だってあなた、それがイヤで、
美容師やめたっていうのもあったんじゃなかったっけ?
なんて言おうものなら間違いなく怒りそうだから、言わずにおく。
バイト先で、どうやら娘は売上トップを誇るらしく、
店側からできるだけ出勤するよう頼まれているらしい。
注文の際にさりげなく「店イチオシの商品」を勧め、
客がそれを注文することによって得られる売上高が、
娘の接客時が一番多いということらしい。
「言い方だよ」と、娘はきっぱりと自信に満ちて言う。
どんなに素敵な言い方をしているのか、私にも聞かせてほしいよ。
娘はきっと、お得意の最高に可愛らしいつくり笑顔でお客に向うんだろうな。
ああ、高いお金をかけて矯正をして、良かったとつくづく思うよ。
綺麗な歯並びは、売上も伸ばすんだ。(←思い込み)
来年50歳を迎える日本国内の女性は、
どんな願いごとを胸に秘めるているのかな。
みんな、何をどうしたいって願っているの?
誰の何を、祈っているの?
昨日母の病棟の廊下に、
七夕飾りがあった。
患者さんに答えてもらった願いごとを、
スタッフが短冊に書いて、吊るしてあった。
「病気が直りますように」
母の短冊にはそう書いてあった。
「治る」ではなく「直る」と書いた、スタッフのささやかな誤字に、
母は気分がよくないらしい。
私はね、しあわせになりたいよ。
今でも充分しあわせだけど、もっとしあわせになりたいよ。
どんなしあわせかっていったら…
そんなのは秘密だわよ。
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