気分転換
我が家は沈滞ムードである。
それぞれがそれぞれに、
いくらか楽しいこともあり、
特別何か困った事態が
起きたわけでもないのだが、
なんとなく家の中全体の空気が、
滞っているような感じがする。
息子は相変わらず毎日寝すぎで、
今日だって昼の2時過ぎに起きたりしている。
「何時に寝たのよ?」と訊いてみると、「4時」と答える。
いくら朝の4時に寝たって、そりゃ寝すぎだわよ。
「明日の朝は8時に起きる」と小声で断言するので理由を問うと、
「別に意味はない」と答える。じゃ、きっと起きられないわね。
「ああ、早くやめたい」と言いながら、毎日真面目にバイトに向うのが娘。
本人が「絶対人に言いたくない」と言っているので書かないが、
風俗だとか決してそういう類いの仕事ではない。
「ダメだよ!田無なんかで働いてちゃ!」と、
自分で決めたくせに文句を言っている。
「だって、ここは田舎だよ!」
って、解ってなかったのかい?そんなこと。
衝動性が強くて計画性に欠けるので、娘は何度も同じことを繰り返す。
でもそれでいいのだと言う。
「だって、その時はどうしてもそうしたかったんだもん」である。
だから先日衝動的に買ったキーボードは、
部屋が広いわりに結局置く場所もなく、使いこなすこともできず、
1週間もたたないうちに部屋の隅に立てかけられているじゃないの。
そんな娘、今度は原付バイクに乗ると言い出す。
「だって便利だと思わない?」と、今日は市役所へ行って
早速住民票などを取り、すっかり免許を取るべく行動し始めた。
原付があれば吉祥寺まですぐに出られるから、
今度こそ吉祥寺でバイトを探そうという魂胆のようだ。
本体購入費はもちろんだけど、毎月の駐輪代だって負担してもらおう。
「わかってるよ、当たり前だよ」と、勢いだけはいいんだよなぁ。
どうにもつまらないので、今夜は息子とふたり、
近所の「スシロー」に出かける。「大阪回転寿司・スシロー」である。
昔はよく、光が丘のスシローに行った。
いつも混んでいて、特に週末の夜なんか、かなり待つ。
離婚して車という足を失ってからは、一度も行くことはなかった。
そして再びまた、スシローに行ける日が来た。
自転車で6~7分かしら。青梅街道をまっすぐ行けば着く。ニトリの手前。
スシローはやっぱり相変わらず混んでいて、約30分待ちだった。
それでも待った甲斐はあったかしら。105円にしては美味しくって種類も豊富。
しゃべらない息子と二人の回転寿司はつまらないけど、それでもいいや。
息子、寿司15皿と蛤の赤だし。
私、寿司5皿と茶碗蒸し、そしてチョコケーキ(邪道)。
でもこのチョコケーキ、105円のわりには美味しかったの。
暗い道を、息子を抜いたり抜かれたり、チャリを走らせ帰宅。
気分転換になったか?
そうでもないな。
だけどまた行こう、スシロー。









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