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そうっか。
鰍と書いて、カジカと読むのね。

Kemushikajika_2

Kemushikajika_kuchi

今日私はオオゼキで、
カジカの頭を撫でた。
発泡スチロールの
トレイに入れられ、
ラップされたカジカがあまりにブサイクでブキミでちょっと可愛かったので、
ラップの上から頭を撫でてみた。
ボコボコしていて、結構固かった。

すると、カジカをすごく綺麗にしたような60歳くらいの元気なオバサマが
「食べたことある?この魚。美味しいのかしらぁ?」と訊いてくるので、
「どうでなんでしょうねぇ…」と笑顔で応えておいた。

するとオバサマは鮮魚担当の店員のおじさんに、
「この魚は美味しいの?やっぱり鍋かしら?」と訊ねる。
おじさんもきっとそんなふうに客から訊かれることが嬉しいのだろうな。
「鍋とか汁物とかね、美味しいですよ。北海道なんかではふつうに…」
云々、丁寧に説明していた。
「じゃ、おろしてちょうだい!」とオバサマは勢いよくおじさんに頼む。

それから私に向かって満足そうに笑みを浮かべるので、
「自分でおろすのは、ちょっと怖いですよね」と言ってみる。
するとオバサマはやっぱり勢いよく、
「だから今、おろしてもらってるのっ!」と嬉しそうに笑顔を向ける。
元気で素敵で幸せなオバサマだな。

オバサマは今晩、カジカ鍋をいただいたのかな。
私もあんなふうに、歳をとれたらいいのに。

そういえばこの間もオオゼキの鮮魚売り場で、
年配の方に声をかけられたわ。

「ほら!このカニ、まだ動いているわよっ!」と、スチロールの箱に
入ったカニたちを前に、ニコニコしているオバサマがいた。
相手が欲しそうだったので、
「ほんとですね。でも、動いてるのはコレだけですよ」と
お相手をしてさしあげたら、オバサマはすごく嬉しそうな顔をして微笑んだ。

私はこの先、オオゼキ鮮魚売り場の癒やし担当になろうかなとか、
思ったり思わなかったり全く冗談だったりする、今日この頃だ。

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