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すずきすずよ人形展

【すずきすずよ人形展・The Blessed Angels】は今日から。
スケジュール帳を見たら、今日しか行けないことに気づき、慌てて出かける。

すずよさんの創る人形は、
だんだんと穏やかな笑みを湛えるようになった。のかもしれない。

作家の精神性によって、作品もまた変化を遂げる。

自分がこの世に生きていた証のようなものを、
こんなにたくさん遺せる人っていいな、と思う。


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休んでみた

今日は一日、休んでみた。

仕事部屋へ行かなかった。
とはいえ、留守電のチェックは2回くらいしたけれど。

やることはあるのだが、今日でなくてもいいや、だったので、
今日はやめておいた。
だいたい私は、ダラダラと仕事をしてしまう癖がある。
せっかく仕事場とプライベートの場とを分けたのだから、
オンとオフをキッチリとね、と思っていたのに、
気づけば夜に、自宅のPCから仕事用のメールを拾って返信したり、
作業したりしてしまう。

土日に仕事しているんだから、平日休める時に休めばいいのよ。
だけどその休み方が中途半端なのだ、いつも。
だから今日は、思い切って何もやらなかった。

池袋へ出て、美容室を出てからジュンク堂へ行って本を購入。
「メラニー・クライン」「アドラー家族カウンセリング」「高齢者のうつ病」の3冊。
ちょっと専門的な、発行部数の少ない単行本は高いわよね。

地味なカフェで遅めのランチ。
みはしのクリームあんみつを食べたかったけど、
お腹も空いてないし、西口まで出るのも面倒なため、帰宅。

家に着くと、つまらなそうな母がポストを覗きにフラフラ歩いているのに
出くわした。ここのところ、母をほったらかしていたからさ。
ちょっと罪悪感があった。
母がこの間気に入っていたドンクの食パンを買ってきてあげたので、渡す。

それから昨日ツタヤで借りてきた、ウディ・アレンの1992年作品、
「夫たち、妻たち」を観る。
すごく嫌な女の役だったけど、ミア・ファローのショートカットが素敵だった。

実は私はこの1年ちょっとの間、髪を伸ばす努力をしているのだが、
結果的にまだまだ、私の髪は伸びてはいない。
普通でいえばショートだろう。
だけど人生のうちのほとんどをショートカットですごしてきた私には、
今でも充分長いといえる。

20代の初めに、肩につくかつかないかのボブにしていたのが、
人生で最長の「ロングヘア」である。
今日美容師に「やっぱり長いのは似合わないなあと…」
と言うと、「そうですか?」と言われる。
まあ、そうですねとは言いそうにない人だけど。

ロングヘアが似合わないというのは、私の思い込みなのかもしれないし、
そもそも、ショートカットが似合うなんていうのも、
考えてみれば図々しい思い込みだったりするのかもしれない。

あ、思い出した。
さっき、ちょっとだけ、この自宅のPCで仕事しちゃったんだ。

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部屋

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娘の部屋を、元私の仕事部屋に移動してから一ヶ月。
元娘の部屋は今、なんとなくワケのわからない、
ちょっと素敵な部屋になっている。

天井近くにある細長い窓の木枠には、
ウルトラマン指人形がズラリと並んでいる。

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これは遠景。

古いアナログテレビが1台。母のお古。
ここで息子が冬休み、時たまゲームをやった。
ウチには新しいゲーム機はいっさいない。
昔のゲームキューブとか64とかスーパーファミコンとかだ。

そして私が今向かっている私専用の家庭用PCと
西友で買った7800円の簡易折りたたみ式デスク&チェアがある。

息子の部屋も狭いので、彼のたんすはこの部屋に置いた。
何かと収納場所が増えて、とても快適である。
異常なほど寒くて湿っぽいのが難点だが、なかなか気に入っている。

新しく広くなった娘の部屋は、
すでにもう、足の踏み場がない。
散らかすスピードが速いので、どんなに部屋が広くなったところで、
たいして変わりはしないということが、改めて判った。

そしてこれが新しい、私の仕事部屋だ。
みんな、来てね。
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「三代目のヨメ!」

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先日、これまた大学時代の
友人から葉書が来た。
川俣しのぶさんという女優さん。

夢の遊眠社出身の女優さんで、
その後は映画やテレビドラマの
名バイプレーヤーである。
去年はまた舞台にも立った。
すごい存在感だ。

私はあまりテレビを見ないので知らなかったが、
この1月から始まったTBSドラマ「愛の劇場・三代目のヨメ!」に、
かなり重要な役どころ(お婆さん)で出演。

この間初めて見たら、もう可笑しいったら。
顔中シミをつくって腰を曲げて歩いている。
客観的に見たらいくつに見えるんだか、私にはちょっとわからない。
彼女はなぜか最近、お婆さん役が多いようだ。

私よりも2つ年上で、若い頃から独特の雰囲気のある人だった。
小柄なのにやたら手足が長くて、バレエをやっていただけあって、
姿勢の綺麗な人だった。
芝居ではお婆さんでも、実物のしのぶさんは、
今でもやっぱり立ち姿の美しい人。
ちょっと年齢不明で、不思議に色っぽい人である。

TBS系全国ネット
ひる1時スタート。

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The Blessed Angel

【すずき すずよ人形展  The Blessed Angels】

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◆2008.1.31(木)~2.5(火)

◆11:00AM~6:00PM (最終日4:00PMまで)

コートギャラリー国立

大学時代からの友人。
すずよさん。
芸術の炎は衰えず。
コンスタントに作品展を開く、
すずよさんの意欲に脱帽です。

続けられる、そのことだけでもすでに、
ものすごい才能なんだとつくづく思う。


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訪問介護

昨年母の希望でペンディングになっていた、訪問介護サービスの検討。
ようやく腰をあげました。結局私が。

母は自分では何も動かないし、姉は日々の仕事に追われている。
私がやらなくちゃ、結局何も前へは進まないのね。

もう一度、地域包括センターのケアマネさんに電話して事情を話した。
その前に自分で一ヶ所、事業所に電話して話を聞いてみた。
「介護保険を使ってのサービスに制約があって」どうのこうの、
「人手が足りない」のなんのおっしゃるので、
自立支援サービスで構わないと言うと、
「でも話を聞くと、充分介護保険が使えます」とおっしゃる。
「介護保険を使うなら、ケアマネさんにプランを立ててもらってからでないと
受けられない」という。

でもね。ケアマネさんの意味が、私にはわからなくなってきていたのだ。
昨年デイサービスの検討をしていた時、ケアマネさんと契約だけはして、
その後一ヶ所だけ事業所を紹介され、自分で電話して見てくれと言われ、
私が電話してアポを取り、体験したけれど母が嫌がり話が流れたきり。
そのことを私がケアマネさんに連絡して、リハビリ施設はないか聞いたところ、
パンフのコピーを送付された。
私がHPでも確認して問い合わせると満杯だと断られた。
「それじゃあお母様がその気になるまでは…」と、なんとなく一時終了、
のような感じで言われ、保険を使わないサービスでもいいんだけどと
話すと、それじゃあと、パンフのコピーを届けに来た。
もちろん、それっきり。

いったいどこまでしてくれるのか、何をしてくれるのか、
結局パンフや情報をいくらか届けてくれるだけなのか、
意味不明になっていたのだ。

だけど今回事情を電話で話すと、「それならプランを…」
と、初めて出番、とばかりに話を進めてきた。そういうもんなのか。
どうも介護の世界はわからない。

今週、紹介された事業所の人が来て、母と私で契約をする。
お買い物のつきそい(散歩を兼ねて)とお風呂掃除などの家事を一緒に。
とりあえずそういった形。
とにかく「誰かが自分のためにやってくる」という刺激、楽しみ。
家族じゃない人と会話をするということ。
愚痴じゃない話をするということ。

それでもとりあえずは週1回。1時間~1時間半のサービスだ。

母は昨年末から、私がタウンページで探して見つけた、
マッサージのオジサンに定期的に来てもらっている。
訪問マッサージはほとんどなくって、偶然見つかった、バッチリの人。
週に1~2回、自費でお願いしている。
といっても、嘘のように安価で、それも嘘のように長く施術してくれる。
今の母の大きな楽しみだ。

最近の母は被害妄想っぽくって、正直うんざりすることがある。
妙に私に遠慮している態度が、見ていてイライラさせられる。

ちょっと忙しくてかまってやらなかったら、
「アンタは私のこと、恨んでるんでしょ。この頃すごくそれを感じるの」
なあ~んて言われて、無性に腹が立った。

まだまだ先は長い。
憂鬱である。

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そういうパターン

去年のブログ(ライブドアの)を見たら、
1月24日に、息子は具合が悪くて学校を早退している。
そして今日、息子は同じように早退をしてきた。

同じだよ。鼻と喉。咳。微熱。
去年は8度以上出て、だけど普通の風邪だったから、
わりと復活も早かったと思う。今年もそうだろう。

将棋大会で日曜もゆっくり眠れず、それなのに早く寝ることもせず、
結局は睡眠不足ということだろう。

10歳までの息子は、熱が出て食欲が落ちるとすぐ
自家中毒をおこして、それはそれは厄介だった。
いったいどれだけの時間を点滴の付き添いで費やしたことか。

それを想うと、ほんとに丈夫になったものだ。

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プロへの道

ここのところ、娘が騒いでいる。
学校で、1年次の認定試験が続くとのこと。
昨日はシャンプーのテスト、今日はカットとブローのテスト、
そして今度は…

クラスメートは皆、頑張って練習している様子。
娘も気持ちだけは焦っているが、実際彼女の生活を見ていると、
何がメインなんだかわからない。

「忙しくないとやる気が出ないのよ!
ヒマがあると何もやらない。スケジュールが詰まってれば、
必死になって焦ってやらなくちゃって思うんだから!」
という理屈で、忙しい時に限って
わざわざバイトを夜中の0時まで入れたりする。

それだけならまだいい。
昨日は高円寺でライブで、深夜帰宅。
一昨日はそのための練習でスタジオ入り。
その前日も深夜までバイト。今夜もバイト。
それじゃいつテスト勉強するのかといえば、深夜帰宅してヨレヨレのまま、
焦ってイライラしながら、私が寝る頃になってバタバタドタドタやってる。
自分で自分の首を絞めているようなものだが、
本人がそれを望んでいるのだから仕方ない。一種の病だな。

だけど、そのとばっちりはこちらにもくる。
疲れていたり時間に追われていたりすると、なんていったって
いっそう家中を散らかすし、物の言い方がきつくなる。コワイコワイ。

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こんなふうに人形の頭が、
髪型を変えて増えていく。
おかっぱさんの双子ちゃん。
こうやって見ると、
前髪が真っ直ぐに切れていない。
プロへの道は厳しいのである。

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Cat King

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これは「キャットキング」。

首輪のところでパカリと開いて。
小物入れになっている。
こんな小さな猫の中に、
いったい何を入れろと?

首をコチリと閉める時の、
意外としっかりした手応えが
気に入った。
それと、全然可愛くない顔つきも。

500円ちょっとだったので、
おそらく中国製だろうと思ったら、
案の定、中国製だった。


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「Earth」を観る

今日の私は神聖な気持ちなんだから。

さっさと家事を済ませて(っていっても洗濯だけね)、
仕事部屋へ移動する日常から、今日はちょっと予定を変更、映画館へ行った。

「ユナイテッドシネマとしまえん」は、うちからチャリで数分のところにある。
いつもガラガラで、ほんとに馬鹿みたいにガラガラで、
おそらく水曜日のレディースデイとかにはもう少し人が入るのかもしれないけれど、
とにかく平日の昼間なんて、経営が心配になるほど、人影もまばらだ。

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私は観たかった「Earth」を観た。
動物系は結構好きだ。
カモの赤ちゃんもたまらなかったし、
ホオジロザメの迫力はすごかったし、
象もライオンも、
この映画のシンボルともいえる白熊の姿にも
もちろん胸を打たれた。

この映画を観て、
「私たちの一人一人がいま、立ち上がらなくちゃ」とか、
「この地球を救えるのは、私たちの想いだけ」とか、
誰でも言ってるようなことを書いても仕方ないので書かない。

映画を観ながら私は、もっと勉強する必要があると、切実に思った。
そして世の中のほとんどの、私のようなおバカさんに向けて、
どうアピールしていったらいいのか、
誰がどこでどんなふうに、どんな形をもってして
もっともっと地球環境保護運動を進めていったらいいのか、
ありもしない頭で考えようとした。
ま、もちろん答えなんか、出ないけどね。

それでもまだ神聖な気持ちで、
としまえん駅前のスタバでまずいサンドイッチ(なんてったって
パンそのものが不味いでしょ)と美味しいカフェミストでランチをした。

それから帰りにオオゼキで買い物。
鼻くそほどの、環境問題に貢献する行動「レジ袋をもらわない」
なんてこともすっかり忘れている自分。
オオゼキは気前よく、いつもデカイレジ袋をくれちゃうからね。

ダメよね、自分。

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乾燥ミカン

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乾燥ミカンが流行ってるの、知ってます?

…って、嘘です。

実は昨年末から、
冷蔵庫の野菜室で眠っていたミカン。
普通、冬にミカンを冷蔵庫に
入れる必要はないのだが、
「冷たくなくちゃ食べない」と息子が言うので、
ミカンは冷蔵庫に入れなくちゃいけないような
気がしてしまう。

だけど実際、冷蔵したミカンだって食べやしないのよ。

我が家の果物消費量は極めて少ない。
買ってもなかなか消費しきれない。
ミカンの1ネットが、いつまで経ってもなくならない。
だから12月下旬から寝ていたミカンが、
まだこうして最後のひとつとして存在していた。

食べてみた。
皮はひからびて、身にくっついてしまっている。
硬い皮をぽりぽりと削り取るように剥き、身を食べると、
あらぁ!びっくりするほど甘くて美味しい。
まるで缶詰のシロップ漬けミカンを食べているようだ。

ふふ、よかった。

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悔しがる

小さい頃から、息子はとても悔しがる。
勝負に負けたり、自分が楽しみにしていたことが残念な結果になったりすると、
それはそれはもう、とんでもなく悔しがるのだ。

とにかくしつこくて、一度言い出すと、何時間でも悔しがっている。
翌日もその翌日も、思い返しては悔しがる。
それも爽やかに悔しがるのではなく、
鬱々と、苦しそうに、全身でもがくように悔しがるのだ。

見ているほう、聞かされるほうは、相当の忍耐が必要になる。
あまりのしつこさにうんざりし、
まるめてどこかへ放り出したい欲求にも駆られるし、
箱にでも閉じ込めて、逃げ出したくなったりもする。
正直、傍にいると食欲さえも失うほどだ。

そしてそれは今でも変わらない。

今日は将棋会館で大会。
八中といって、私立中学校八校が集って対局する日だ。
麻布、開成、駒東、早稲田等、ほとんど息子の学校よりも
偏差値が高い学校ばかりだ。

麻布には五段の子がうじゃうじゃいるらしく、
それでも今回息子はただ一人、根性で麻布少年に勝つことができたという。
そしてうっかりで格下少年に負け、
最後の一局で集中力が途切れ、確実に勝つはずだった早稲田少年に
敗れたという。5勝2敗で個人賞を逃した。扇子の景品も逃した。

勝てるはずの勝負に負けた。
学校としては2位だが、成績では同校の友人に負けた。
今日の悔しがりのネタはそのことである。

6時過ぎに帰宅するなり、疲労困憊でベッドにもぐりこみ、
しばらく唸っていた後眠ってしまった。
8時過ぎにどうにか起きて、遅い夕食を食べる。

全身で悔しがり、それを言葉にする。
「それは悔しかったわね」と言ってやり、「あらでもスゴイじゃない」と褒めてやり、
お腹もいっぱいになったところで、次第に落ち着いていった。
「ダイエット中だけど、いいや」と言って、ハーゲンダッツの抹茶アイスを食べ、
気を紛らわすためにつけていたテレビで笑い、
ようやく普通になって、自室に入っていった。やれやれ。

いったい彼は、いつまで悔しがるんだろう。
十年後、二十年後もあんなふうだったら、いやだよな。


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新しいエプロン

今日は下の姉の誕生日で。
彼女は周りで、私の子供以外にただひとり、誕生日プレゼントをくれる人だ。
何やかや、身内に贈り物をするのが好きな人で、
有難いんだかなんだかわかんなかったり、意味不明のこともよくある。

でもまあ誰かが自分を想って何かを買ってくれたりするのは嬉しいので、
私も必ず姉の誕生日にはプレゼントを欠かさない。
いくらくらいのものをくれたから同じくらいだけ返すというのも面倒なので、
もちろんそんな高額なものは買わないけれど、
自分が気に入って、彼女も気に入りそうなものを選ぶ。

マフラーだとか手袋だとかセーターだとかパジャマだとか、
今までいろんなものをプレゼントしてきたけれど、
何年かすると、「これは着ないからあげるわ」などと言って、
私がせっかく選んだ素敵なセーターを平気な顔でつき返す人だ。

今年はエプロンにした。
シビラのシックなエプロンがセールになっていたので。
姉はとても喜んでいた。
「もらえないと思ってたから嬉しいわ」
って、毎年必ずあげてるじゃないのよ。

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ついでに自分用に、同じくシビラの、
でも真逆ともいえる、
明るいプリントのものを選んだ。
自分のためにエプロンを買うなんて久しぶり。

ほら、可愛いでしょ。
やりたくない家事を、明るい気分で
やろうって気になりそうで。

早速今日、コレをつけて
豚汁をつくった。

寒いからねえ…


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生む人と評する人の違い

「乳と卵」で芥川賞を受賞した川上未映子という人を、
今朝初めてテレビで見た。

見た感じも喋っている感じも、なんとなく心にどこか引っかかる。
引っかかるというのは悪い意味ではなくて、
どこか気にかかってしまうということで。

さっき彼女の過去のブログを初めて少し読んでみたら、
ああ、やっぱりなるほどな、という文章がたくさん綴られていた。
子供時代の傷は相当なもので、
大人になった今でも、引きずっている荷物の重さは相当なもので、
綴られている世界はとてつもなく痛い。


ものを生み出す人と、自分では生まないけれど
眼だけはすごいものを持っている人と、
その違いってなんなんだろうと、時々想う。

自分はいっさい音楽をやらないのに、耳だけは肥えてる音楽評論家とか。
絵なんか全然描けないのに、美術評論家とか。
文章は上手くても作家にはなれない文学評論家とか。

私はあまり評するのは好きではなくて、そういうタイプでもなくて、
かといって生めるかといえば、生めないなあ。

じゃあ何なんだ?と訊かれたら(誰もそんなこと訊きゃあしないけど)、
見てる人、かなあ。
感じてる人?
凡人、ともいうわね。

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足踏みの日々

どうすればいいんだろう?
と、考える。

考えるけれど答えはなくて、当の本人、母にも何らの決定意志はない。
「母はどうしたいのか?」が明確ではないので、
いや、願望はあっても現実化は望めそうにないので、
私はただ、足踏みをしている。
この状態について、二人の姉が相談相手にならないからでもある。


今のままでいいのだろうか?
と、思う。

たとえば「最近お風呂に入るのが怖いのよね」と母が言うから、
「じゃあウチで入ればいいよ」と誘っても
「やっぱりいいわ」と断ることについて。

訪問サービスとしてヘルパーさんに来てもらい、
買い物や散歩の付き添いや話し相手になってもらうこと。
昨年末は結局、「今年はもういいわ」ということでペンディングのまま。
つまらなそうな母の日常を見ていると、
せめて週に1回でもそういうサービスを利用するために、
早く手続きをしたほうがいい。

買い物に出るときに、心の中で葛藤した末、
やっぱり声をかけてあげようかと思い、母の部屋のチャイムを鳴らす。
トコトコと廊下を歩いてくる母に
「買い物に行くけど、なんかある?」
と訊くと、すがりつく捨て犬のような目で母が答える。
「何にもないのよ…」(食べるものが何もないという意味)

欲しいものはあるけれど、急には思い出せない。
「ミカンと、それから…、そうだ、牛乳の小さいやつ。
わかんないから、いいわ、それだけで…」

なんとなく心苦しくて私は、意味もなくいやに愛想よく笑ってみせる。
自分をごまかしている。


どうしたらいいだろう?
と、今日も母の横顔を見て考える。

「この頃、食欲があるのよ」と言いながら、
たるんだ下アゴのやわらかい肉を微かに揺らしながら、
食べ物を咀嚼する。
私はそんな母の横顔を、隣の席から見ている。

母はご飯を意外なほど大きな口で頬張っている。
何かの動物みたいだと思う。
食べることは人間の本能なのだと、当たり前のことを想う。

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冷える身体 怠惰な肉体

わかってる。
運動不足なのよ。

もっと身体を動かして、キビキビとした態度で暮らしていれば、
こんなふうに下半身が冷えすぎて痛いなんてこと、ないはずなのよ。

だけど、座ってる仕事なんだもの。
聴いたり話したり書いたりする仕事なんだから。
…と、言い訳。

このところの寒さで、どんなに厚着をしても冷えがとれない。
昨日も今日も、110デニールのタイツをはいて、5分丈のガードルをはいて、
ソックスをはいて、そのうえから更に厚手のルームソックスみたいのを重ねて、
もちろんズボン(どうしてもこう呼んでしまいたい)だってはいてます。
そしてそしてさらにその下半身の上から、チタニウム巻きスカートという、
なんだかよくわからないけどすごい温熱効果だとかのチタニウム素材を
裏地に使い、表面はフリース素材という、
恐ろしく可愛くない黒の巻きスカートをはいている。
巻きつけている、っていったほうが正確かもしれない。

昼間仕事部屋でPCに向かっている時間には、
このブサイクな巻きスカートの代わりに、電気膝掛けをのせている。

それでも足首が、足先が、踵が、ふくらはぎだって太ももだって、
痛いくらいに冷たい。熱測ったら、きっと0度よ。

こういう時はきっと、短時間でもいいからウォーキングとかするといいんだろうな。
マッサージもいいだろう。
だけど実際、どうにかしてほしいと思う。
どうにかしなくちゃいけない。

靴下の足先に貼るカイロ、あれは駄目。
アレをつけてると、踵の冷たさが辛くなってくる。だから踵位置に移動させて
貼り直すと、今度は指先がジンジンしてくる。
仕方ないと思い、両方に貼ると、なんだか熱くて不快である。
靴底用の1枚シートのカイロはあまり売ってないのと値段が高い。

小さい頃から足の指のしもやけがひどかった。
初めて行ったアイススケート場では、足の裏が冷たくて痛すぎて、
スケート靴を履いてリンクまで歩くことができずに、置いてきぼりを食らった。
大雪の中を、死ぬ思いで歩いたこともあったわね。足が痛くて。

相当の努力をしなければ、体質改善は望めない。
言ってるだけでやらないから、きっといつまでもこんなふうよ。
精神は鍛えているけれど、肉体は全く鍛えてないので、使い物にならない。

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コーギー

夕方、買い物の帰り道。
セブンイレブンの前のガードレールにつながれていた、一匹のコーギー。

ああ! もうっ!!
あんなに可愛いコーギー、見たことないよ。
昔ウチで飼っていたコーギーも相当の美犬だったけど、
今日みた子はすごく小さくて、白と茶と黒という珍しいタイプで、
おまけにどちらかというと丸顔で、すっごくきちんとお座りしていた。

「うわぁ!カワイイ!!」と、思わず声に出てしまった。
自転車から降りようかとか、だけど飼い主が出てきて気まずいかなとか、
一瞬迷っていると信号が青になった。
逃すとものすごく赤が長い交差点なので、
何度も振り返りながら、後ろ髪引かれる思いでその場を去った。

信号を渡り終わってもう一度振り返ると、
若いカップルの女の子が、どうにも立ち去りがたい様子で、
結局座ってコーギーをかまおうとしていた。
やっぱり私も、もっと見てれば良かったな。

私はコーギーを見かけると、勝手に「コーチャン」と心の中で呼ぶ。
以前我が家で飼っていたコーギーの名だ。
死んでしまったコーチャン。
そして半分は、死なせてしまったコーチャンだ。

罪悪感と後悔は、まだ私の中に在る。
でもそれは、手放さなくてもいいと思っている。

あんまり可愛いコーチャンを見かけたので、
暗い夜道、自転車をこぎながら、ちょっとだけ泪ぐんだ。


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久しぶりに変な夢

朝目覚める直前まで見ていた、変な夢。

私が乳癌になった夢。

片方の乳房が細い紐で縛られている。
ああ、もう片方の胸も縛らなくちゃと、
一生懸命自分の乳房を紐で縛ろうとするのだけれど、
なかなか縛ることができない。

ああ、なんかその後にもいろいろ続きのようなものがあったけど、
なんだかよく憶えていない。

昨晩は夜更かしして、
カウンセリングのケースをまとめていた。
自分のことを、ものすごく縛ってしまっている結果、
生きるのが辛そうな方って結構多い。

私もかつてはそんなふうだったけれど。
片乳を縛ることのできなかった私は今、
半分はラクに生きてるってことかしらん?

と、そんないいかげんな分析はさておいて。

ああ、乳癌検診、今年こそは受けなくちゃと、
目覚めた時、痛切に思った。

夢は警告だったりする。

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ヒマのお相手

実は私は今、恋をしている。

何に焦がれているかといえば、クレーン車だよ。
あの、例の29階建てのタワーマンション建設地に聳え立つ、
2台の巨大クレーン車にだ。

なんだか見るたびに惚れ惚れとする。
なんだかすごく「見たい」。
信号待ちをしている時に、うっとりと見上げて凝視している。
まるで変態だ。

それから一昨日、大きめのショベルカーが道路を
ゴンゴンゴンと突き進んでくる様を見て、一瞬胸がときめいた。
ますます変態じみている。

おまけに先日母の車椅子を押して医者の帰り道、
コンクリートミキサー車がちょっとした建設現場に止まっていて、
若いおねえさんがミキサー車の上に乗って何やら監視していた。
う~ん。ミキサー車もなかなかいいわね。

昔、1~2歳の頃の息子が「はたらくのりもの」に恋焦がれていた時を
想い出しているのか?
いいや、そうではなさそうだ。

それじゃ「はたらくのりもの」に男性性を感じて、
自分の中の満たされない想いが刺激されているのか?
どうもそれもこじつけというもんだ。

やはり私の前世が男だから
(信じてないわりに時々言う。私の前世は「木こり」なのよ)、
男っぽい車に無意識に心惹かれるのか?
そんなくだらないこともないだろう。

小さな建設現場で動いている小さなクレーン車を見ると、
(*^m^)o==3 『ぷっ。小さい小さい」』などと、小馬鹿にしたくなる。

『私の彼なんてスッゴイんだから!』
いつのまにか、彼になっている。

きっと、気持ちがヒマなんだろうな。

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職人気質

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どうも私という人間は、基本的に職人気質のようだ。
そうよ。もしかして私が男だったら
(女でも有り得なくはないけど)、
きっと素晴らしい職人になってたわよ。

小さい頃から、職人さんが
コンクリートを平らに塗りつける作業を見てときめいた。
『私もやってみたい!』
そう思ったものだ。


新しい私の仕事場は、
キッチンの正面のタイルの目地が、どうにも汚かった。
例の職人掃除マンが作業しても、黒ずみはとれなかった。
私はこのあまりに生活感のある汚れを隠そうと、
籐の馬鹿デカイ衝立を買ったのだけれど、どうにも上手く納まらない。

そこで柄入りのカッティングシートを西友で購入し、
タイルの下方部に貼ってみた。

結局それも気に入らず、
「そうだ!隠すのではなくもう一度、この汚い目地を美しくする努力をしよう!」
と、新年らしい前向きな発想で、目地を白くするペンを購入。
使っているうちに、もう少しペン先が細いタイプのものもないと、
直角の部分が塗れないことに気づき、もう一度買いに行った。
ついでに、タイルとステンレスシンクの境目のシリコンを美しくやり直そうと
思いつき、これまた購入。
築約19年のマンションのため、ところどころ目地もやせ細っている。
だから目地を埋めるパテまで購入。

なんだか結局かなりの出費になってしまった。
だけどこういうことで本物の職人を入れると、
一日ですぐに万単位のお金が動いてしまうからね。

結果、目地は真っ白とはいかないが、だいぶ綺麗にはなった。
おまけにやり直したシリコン材がとっても綺麗にできて満足満足。
油汚れで黄色くなったところも真っ白に輝いている。

マスキングテープを貼って、チューブを絞り、へらで仕上げてテープを
取ったときのあの快感!
やっぱり私、こういう手作業が好きだわ。
そういえば美大生の頃、ポスターカラーの平塗りが素晴らしく上手だった。

私の天職って、ペンキ職人かしら。

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人に流される女

人の言葉にことごとく流される女、それは母だ。
特に最近の母はものすごい。
「自分」なんてもんは、どこにもない。

母は次女から貰った「悪女の老後論」という本を読み、
「いいことが書いてあるからアンタも読んでおいてちょうだい」などと私に手渡した。
著者は有能でバリバリと仕事をし金持ち。子供はいなくて理解のある夫だけがいる。
そしてそこそこ金持ちの母親をなんとか説得して、
高級老人ホームに入れたというノンフィクションだ。
そしてその後母親はホームであっさり急死、ラッキー!という本だ。
正直私はちょっとムカつくことが多くって、おまけに文体も好きではなく、
途中で読むのをやめた。

在宅介護ではなく、どれだけ老人ホーム入居が子供にも本人にも
幸せかと力説している。
この本に書かれていることは、何ひとつ意外なことなどなく、
もちろんそんなことくらい、私だって以前から考えて母に入居を勧めたのだ。
それなのに母は初めて「なるほど!」と感じたらしく、
老人ホームを見学しようかなどと言い出した。
そして昨年ご主人を亡くされた友人のAさんと一緒に、ホームに入るなどという、
甘い妄想を抱いてみたりしていたようだ。

ところが昨日になって突然、
「そうだ、聞いて。昨日Aさんから電話があってホームの話をしたら、
『あなた、そんなところ絶対にやめなさい!私は絶対に嫌よ。
ずっとこの家に一人で住むわ。今のヘルパーさんが気に入ってるんだもの。
そんなホームなんかにお金をかけるなら、ずっとお金をかけて
ヘルパーさんに来てもらうわ』って、言ってたのよ」と、
なんだか得意げな顔で言うのだ。

Aさんに言われれば、すぐにその気になる。
誰かに言われてその気になって、誰かに否定されると
すぐ気持ちが変わってしまう。
「だって、○○さんがそう言うんだもの」
すべてがその台詞でお終いになる。

何度も大手術をして、広い家に一人住まいだというお金持ちのAさん。
息子夫婦との仲も悪く疎遠らしい。
今はまだ動けても、急に倒れたらどうなる?
ヘルパーさんが来るまでの間、誰にも看取られず一人で逝ってしまう
老人がどんどん増えているというのに。
Aさんには、「今」しか見えていないだけだ。「今」が永久に続くと信じたいだけだ。

母が今の生活で楽しいなら、私は何も勧めたりなんかしない。
でも時々母の部屋に突然入っていくと、テレビもついていない部屋で、
何もしないでただ、ソファにボーっと座っているだけの時が度々ある。
たまに何かしているといっても、通販のカタログを眺めているくらいだ。

「私が歳とって、もしお金を持ってたら、絶対に入りたいな」と私は言う。
「三食ご飯つくってもらって部屋も掃除してもらって、
誰かいるから淋しくはないし、行きたいところへ行って、好きなことだけして、
家族だって時々逢いにきてくれたら、こんなラクなことないわよ」

そんなふうに喋る私を、母は離れたソファから、
暗くて真面目な顔でじっと見つめている。なんだか怖い。

人に言われてその気になって、決めてはみたけど必ず後悔、
あるいは取り消し。そんなことが続いている。
そうしてだんだん、自分のことがわからなくなっていくのかな。
どこか手の届かない世界にいっちゃうのかな。

だけどこれだけはわかる。
母は明るくて無邪気なタイプの認知症には、絶対ならない。

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カシミアコートの品格

先日、礼服を買うつもりで新宿の伊勢丹に出向いた。
もう十数年くらい礼服を買っていなくて、今着ると
スカートが足首近くまで長かったり、どうにもこうにもやぼったくて困っていた。
去年一昨年と3回続けて出たお通夜、告別式には、黒の普通のスーツで済ませた。

年齢的にも何かとそういう機会が増えるからと、
思い切って足を運んだものの、普通の礼服売り場では7~13号まで。
どれを見ても丈が長すぎる。おまけに礼服って、
どうしてあんなに代わり映えしないのよ?デロンとしたワンピースの上に
短い丈のジャケットというパターンがほとんど。

私にはデカすぎるので諦めて、ストロベリーサイズのところで
礼服として通用する黒のスーツを購入。40%OFFくらいかな。
売り場のおねえさんがとても感じよかったので、
つい調子にのって、「黒のロングコートも探してるんだけど」なんて相談してみた。
するとおねえさんはにこやかに、「探してきますね」と言って、
1~2分後に2着、試着室まで持ってきてくれた。

私が黒のロングコートを買ったのは、確か11年以上昔。
大切に着ていたけれど、着る機会も少なくて、
おまけにとんでもなく流行おくれなので、
一昨年の年末、身長体重がほぼ同じの60代の叔母に譲ってしまった。

新しい黒のロングコートはすてきだったけど、微妙に丈が短くて、
スカートの裾が出てしまう。
「長いのはこちらですね」と、おねえさんはもう一方のコートを差し出す。
着心地が素晴らしい。軽くて軟らかくて、でもほんのりと温かい。
「カシミアですから、軽いですね」とおねえさんは言う。

だけど襟の形がなんだか大仰なかんじで、ウエストをロングベルトでキュッと
結ぶタイプのもので、ガウンをすっきりさせたみたいなデザインだ。
「なんか、照れますね、この襟」と言うが、
おねえさんは笑いながら首を傾げるばかりだ。
「こういうのって、チビが着たら可笑しいですよ。160センチくらいはなきゃ」
などとくだらない言葉を連発していると、おねえさんはやたらに可笑しがっている。
「ストロベリーサイズにはあんまりないデザインなんで、
喜ばれるお客様もいらっしゃいましたよ。もう、この1着が最後です」
と言われ、ハッと我に返った。
「あ、これ、お高いですよね?」と値段を訊くと、
「18万のものが今14万にお値下げしてますから、かなりお買い得ですよ」
などと涼しい顔で言う。

襟の形が照れるなどと図々しいことをぬかした無礼を詫び、
はじめに着たほうの59,000円のコートを指し、
「こっちならなんとか買えるけど、14万はちょっと無理かな」などと、
咄嗟につまらない見栄を張ってみた。
スミマセン。ほんとは59,000円でも充分高くて買う気になれません。

おねえさんは「他のブランドのものも探してきますね」と言って立ち去り、
しばらくの間私は、試着室で間抜けな時間を過ごした。
おねえさんは眉間を曇らせて手ぶらで戻ってきて、
やはり丈の長いものは今さっきのしかないと話す。
そしてコートはなかなか値下げしないので、14万のコートはほんとに
お買い得だと念を押したりする。私、そんなにお金持ちに見えます?

14万のカシミアのロングコートを着るほどの品格が、私にはまだないよ。
だいたい練馬にこもって仕事してることがほとんどの私に、
そんな上等なものを着て出かける場など、ありはしない。

にこやかにさりげなく、黒のスーツだけを購入し、売り場を去った。

だけどその後何度かふと、あの軽くてやわらかな着心地、
きつくないけどフィットする感じ、を想い出していた。

人間の感覚はほんとにいろいろだから、
今このブログを見て、「意外と贅沢な人ね」とムカつく人もいるのかもしれないし、
「何よ、けち臭い!」と鼻根に皺を寄せちゃう人もいるのかもしれない。

私はだいたい、真ん中あたりの金銭感覚かなと、自分では思っている。

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ニヤニヤしてしまった

Photoshopで合成された動物たちの写真

たまたまこんなページを見つけて、
なんだか一人でニヤついてしまった。

スクロールして、下の方を見てね。

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睡眠欲と食欲

年末から、一家揃って睡眠のリズムが大幅に狂っている。
子供は休みに入ってから、夜中いつまでも起きていて、昼頃まで寝ている生活。
それがエスカレートしていき、朝の5時6時に寝て、
昼の1時2時まで寝ているようになる。
私もつい、2時過ぎに寝て9時近くなって起きるという自堕落な生活をしていた。

あさってから、この馬鹿げたリズムをいきなり戻すのはキツイかな。

昨日は仕事始め。
今日は「すてきな奥さん」のお悩みカウンセリングの回答原稿を書く。
夕飯の食卓には、おせちの残りの栗きんとんと黒豆が少し、並ぶ。
今日はすっかり普通のご飯。回鍋肉に肉じゃが等。
年末からほとんどまともな外出をしない息子は、このところ食欲モリモリである。
以前は一膳飯しか食べないことが多かったのに、この頃2回もおかわりをする。

私が食べ物を口に入れた瞬間に、「おかわりっ!」と
勢いよく息子がご飯茶碗を目の前に差し出すので、ほんの一瞬ムカッとする。
「ねえ、ご飯のお代わりくらい、自分でやっていいのよ!?」
(っていうか、それくらい自分でやれ!)と言うと、
「ええっ!? テレビとか見てても、ご飯のお代わりはお母さんがやってくれてるから、
昔からそういうもんだと…」などと言う。
確かにつまらないホームドラマの古風な母親は、必ず息子や亭主のご飯を
かいがいしくよそっているような気がする。

私は子供の頃から、自分のご飯は必ず自分でよそっていた気がする。
母が何かそういう面倒をみてくれた記憶はない。
そこが娘を持つ母と息子を持つ母の違いだろうか?
それは確かにあるぞ。

何をどれだけ食べても良い。どれだけ寝ても構わない。
だけど自分の面倒は、そろそろ本気で自分で見て欲しい。

子供を厳しく育てるのが、とにかく下手な私である。

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プラウドタワー練馬

080104_152012

ウチの近所に、プラウドタワーという
29階建てのマンションができるということは、
以前ココでも書いた。

昨年12月くらいから、この巨大クレーンが2機、
空を切り裂いている。
昨日までは2機が仲良く向かい合って
休憩していた。
なんとも不思議な、どことなく絵になる風景で、
私は携帯のカメラを向けようと2回思ったが、
どちらも叶わなかった。
1回目は携帯を忘れてきて、
もう1回はダウンのコートのポケットの
ファスナーが故障し、
ポケットの中の携帯が取り出せなかったため。

今日から工事が再開した。
入居予定時期は来年の3月末の予定。気の長いこっちゃ。
販売価格は未定。
練馬から徒歩8分、ってことになっている。
それでも自転車を使う人は大勢いるに違いない。
買い物にいく主婦だって、当然使うだろう。
これでまた、練馬駅周辺の自転車置き場争奪戦は更にヒートアップする。
257世帯がすべて入居したら、その何倍かの人口が増えるわけだから、
駅近辺の歩道はますます混雑するな。

便利になれば、それだけ不都合も増えてくる。
ま、寂しいよりはいいかな。私は。

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正月における人間模様

いろんな人がいる。
人それぞれに、様々な正月を過ごしている。

昔、お正月ってもっともっと重たい存在だった。
だって商店はみんな休みになっちゃうし、
スーパーだって正月三が日くらいは休業のところが多かった。

時代は変わったんだなとつくづく思う。
元日から、いろんな店が開いている。
西友だってつるかめだって、いつもと同じように開いていて、
同じように商品が並べられ、その中に入っている店舗も、
みな同様に開いている。
サービスカウンターにいる学生バイトのオニイチャンも、
鯛焼き焼いてるおばさんもベーカリーのおねえさんも、同じ顔ぶれだ。
皆いつもと同じように働いているのだ。

年賀状はそのうち、日本の文化から消えていくんだろうな。
そのうち「あっら~!年賀状が来たわよ!!」的な、
ものすごくレアな存在になるんだろう。
現実に、娘のところに来た年賀状は、この二日間でたったの2枚。
それも隣に住む祖母と遠くに暮らす父親からだけだ。
娘だけではない。
ひとつ年上のいとこの大学生の女の子も、「全く来てないよ」とのこと。
当然本人達も、今年は一枚も出していない。
「そのうち、そんな面倒なことしてた時代があったんだねって、笑う日が来るよ」
と、娘は言う。

挨拶はメールで。
近況はmixiでお互いの日記を読み合って把握している。
そんな時代だ。

私は別にそういう変化に「だからイマドキの若い人は…」とか
「日本はどんどん駄目になっていく」とか
つまんないことを言って嘆くつもりはない。
だって今の私達の生活だって、昔の人から見たら、
それはそれはとんでもなく風情のない暮らしに違いないからね。
そしてそういうイマをつくっているのは、当然私達大人なんだから。


そして町中を歩いている人を見ても、お正月らしさなんてない。
だいたいの人が普段着だもの。
元旦から私も洗濯機まわしちゃったし、
ベランダに洗濯物が揺れている家もたくさん見かけた。
近所の認知症(おそらく)のお婆さんは、今日も鳥居の近くで寒い中、
ぼんやりと座り続けていた。
この間はシニアカーを逆さまにして、車輪を掌で延々と廻して遊んでいたっけ。
西友の中を歩いていた母親はものすごく疲れていて、手を繋いでいた
3歳くらいの女の子のジャンパーは、哀しいくらいに汚れていた。

たとえ人の目にどう映ろうとも、
自分の心がそこそこ満たされていればそれでいい。
幸せを測るものさしなんて、この世にはないもの。

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謹賀新年

明けましておめでとうございます。

こんな時間にブログとか書いてるヤツって、どれだけ淋しいんだよ?
と、想う。

娘はTVKの生放送で歌っていたはずで、
我が家のテレビではどうやっても映像が見られなくて、
私は息子とふたり、地味な年越しをした。

カウントダウンが始まって、20秒前になって息子はトイレの中に駆け込んだ。
トイレの中で年を越すという、なんだかよく知らないけれど
妙なこだわりが今年の彼にはあったようで、おかげで私は
狭いリビングでひとり、洗濯物を畳みながら年を越してしまったではないか。

ちょっぴり奮発しただけあって、年越しそば、美味しかったな。

どうせ息子は食べないけれど、娘に訊いたら煮しめを食べたいと言うので、
昨晩遅く(って、ついさっきのことね)、煮しめをたっぷりつくった。
息子のリクエストは栗きんとん。つくれば美味しいけれど、
時間と根性がないので生協で買った。
お雑煮の下準備もしたしな。そろそろ寝ようっと。

息子の起床は毎日遅くなっていき、昨日は14時、一昨日は13時過ぎ。
放っておいたらおそらく今日は15時前まで寝てしまうだろう。
とりあえずお雑煮を食べるのだ。
独りでお雑煮を食べると虚しい意地を張ろうとしていた母を呼んだから、
今日はとりあえず1回起きてほしい。
娘は仕事を終えて、始発で帰ってくる予定だけれど。

老人の時間に合わせようと思うと、無理が生じることが多い。
なんだか年始から、いろんなことの時間調整が難しいな。


占い(ネットの無料占いね)によると、今年の私はすっごく良いんだから。
なんだかいろんなことがバッチリなんだから。
良いことは信じてみようという気になる。年女だしね。

皆様、今年もよろしくお願いいたします。

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