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キもの好きだモノ展

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初屋の「キもの好きだモノ展」
11月29日~12月4日 Galeria M(ガレリア エム) にて
渋谷区神宮前5-1-14 Casa M 1F
電話 03-3409-2622

お手頃価格のアンティーク
リサイクルの着物や帯。
草木染め、柿渋、手描きや刺繍の作家物。
オリジナル和小物などなどを
いろいろ取り揃えました。

お着物の好きな方はぜひ、
足を運んでみてください。

主催している方は、私の元同僚。
小さな広告代理店のコピーライターの女性でした。
私が子育てでなんやかんやしているうちに、
様々なキャリアを積んで、
いつのまにか着物の着付けの先生。
そしておしゃれな着物や小物を集めて定期的に展示を開いている。
アンティーク好きの方には垂涎ものの品物がズラリのはず。


私もそうだけど、人の人生って、わかんないものね。

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「肉だよ」

「今日の弁当はちょっとキツかったよ」 とか。
「もう、なんであんなにご飯進む日に、
あんなに肉をたくさん入れてくれるんだよ」 とか。

息子の弁当に対する評価は、白いご飯がどう処理されているか、ということと、
おかずに「肉」が入っているかどうか、というだけだ。

自慢じゃないが私のつくるお弁当は、
「みんなが『美味しいそう』って言う」「『旨そう~!』ってよく言われる」と、
娘にも息子にも、正確に言えば周りの友人たちから定評がある。
とりえあえず、見た目の問題だけど。
おかずを入れるカップはカラーを多用。それも美味しく見えるのは赤と緑。
それから緑色のバランは必ず入れる。
色味の問題とおかずの味がとなりにうつるのを防ぐため。
要するにカラフルなんである。色のバランスが美しいんである。
正直、それだけの日だってある。

「肉だよ、肉!昔から言ってるじゃないか」
息子は明るく言う。
まるで「肉」という料理があるみたいにだ。
食べ盛りの男の子にとっては、肉なら何でもいいみたいだ。
鶏だろうが豚だろうが牛だろうが羊だろうが、とにかく肉、なのだ。
魚肉ではなく、動物の肉。

だからたまに主菜がメンチカツとかコロッケとかだったりすると、
息子は「今日の弁当は…」と愚痴る。ひき肉を固めたものは、
どうやら彼の中では「肉」とは呼べないものらしい。

そして白いご飯に慣らしてしまえばよかったものを、
ついつい過剰に手を加えるクセをつけてしまい、ご飯の上に、
私は様々なトッピングを施してしまう。
一番人気は明太子。
皮なしで広げた身をたっぷりの上に、小さめに切って醤油をつけた海苔を
ご飯の上に隙間なくのせる(若干重ねぎみに)
海苔の縮み具合を計算して、ご飯よりも1割ほどはみ出してのせると、
蓋を閉める頃にはピッタリの大きなになっている。
くだらないところに芸が細かい私だ。

ちょっとしたおかずをちまちまと入れるより、
とにかく肉をバーン!!と焼いて入れたほうが好まれる。

「○○クンんちの弁当のおかずは、いつも肉だけだ」と、先日息子が言う。
手抜きだなあと思っていたら、息子はそれが羨ましい様子。
ふ~ん、そうなんだぁ。

動物の肉と血をいただいて、大きくなるんだものね。
精一杯、感謝しなくてはなりません。

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11月 28日

昨日まで憶えていたのに、今朝になったら忘れていた。
今日は父の命日だ。
例のごとく母から弱々しい声で電話があり、
「今日はお父さんの命日だから、花を買ってきてくれない?」と言う。
「東急ストアで350円の花束、ふたつ。あと、
お父さんの好物だったおいなりさんも…」
え、おいなりさんが父の好物だなんて初耳でしたが。

やろうとしていた仕事をとりあえず諦めて、東急ストアまで自転車を走らせた。
車椅子を押して連れて行ってあげても良かったかなと思いつつ、
そうすると軽く5~6倍は時間が余計にかかるので、やめておいた。


33年前の一昨日、26日、父が危篤だと連絡があり、
祖父母と姉達とタクシーで病院へ向かった。2台に分かれたんだっけ?
ベッドの上の父はもう意識がなくて、意味のわからないうわごとを時々言うのだと
付き添っていた母から聞かされた。
とりあえずその晩はもつということで帰宅した。

家に帰ると、8畳の和室のテレビでは、
日本歌謡大賞をとった森進一が「襟裳岬」を唄っていたっけ。
それを聴いていた叔父が「コイツは歌が上手いよなあ~」と呟くのを聞いた私は、
『人が死ぬって時に、この人はいったい何を言ってるんだろう』と心の中で思った。
そのことだけは、何年経っても何故か妙に生々しく憶えている。

33年前の記憶は、曖昧なところが多い。
それでもその時に感じた気持ちや身体の感覚なんかは、
なかなか消えないから不思議だ。


今日はもうひとつの記念日。
私と娘と息子が、練馬に越してきて、今日でちょうど一年が経つ。
この一年の間に、母は驚くほどのスピードで老化した。
そして気づけば私の頭にも、隠れ白髪がたくさん増えた。

なんだ。そうだよ。
結構頑張ってきたじゃないか。この一年、私。

と自分を褒めてみたら、ちょっとだけ泣けてきた。

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今日の空

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母の薬(っていっても整腸剤)を
取りに、近くのクリニックへ
足を運ぶとき、見上げた空。

この雲にもたしか、
ちゃんとした名前があったっけな。
巻層雲?俗称「うす雲」?
違うかも。

「アンタ、ほんとに今日、
薬、取りにいける?行ってくれる?」と、
母はわざわざ電話で確認してくる。
へいへい、行きますよ。
自転車で4~5分かかるかどうかのところ。
そんなもん、ワケないですから。

母にとっては、2時間くらい電車にでも乗って行くような、
そんな感覚なのか。

日常の、小さな小さなことが、
とんでもなく大きな出来事に捉えられてしまうのは、
幸せなんだか不幸なんだか、わからない。

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物を失くす男

息子は昨日、ライブ初参戦。
さいたまHeaven's Rockとかいうライブハウスで。Theピーズ他。

「初ライブはひとりで」と決めていたという。
普通のいわゆるコンサートにも行ったことないのに、いきなり激しいライブだなんて、
いったいどうなんだ?大丈夫なのか?と、ずいぶん心配した。
中学生がひとりで観にいくなんて、滅多にあるもんでもないだろうし。

ライブ慣れしている娘が、弟のために注意事項を書き出してくれた。
ロッカーのこと、服装のこと、ロッカーの鍵のこと、ドリンクのこと等々。
それから危険だから必ずコンタクトにしていくこと。

土曜日は早めに部活を切り上げ、息子は帰宅した。
興奮している。ワクワクそわそわしている。いいな、そういうのって。
出かける間際になってめがねをしていることに気づき、慌ててコンタクト装着。

11時頃に帰宅した息子は、幸せに酔いしれている。
楽しかったと言う。かなり興奮している。コンタクトは大正解で、
お目当てのバンドの時にはかなり前まで進出したらしく、もみくちゃ状態で頑張ったらしい。
全身上から下まで汗びっしょりだそうだ。臭いぜ。

ところがライブが終わってロッカーに行ったら鍵を失くしていることに気づく。
人が全部出た後に探してもらってもない。結局2000円を払ったとのこと。
どうして財布の中に入れて身につけていた鍵を失くすのか?不明。

興奮冷めやらぬまま今日は学校で将棋部の大会。
多くの他校が参戦し、競い合う。
昼休みにマックへ行ってランチ。そこで息子は財布を落とす。
六本木から私の携帯に電話があり、神谷町に戻ると連絡してきたのが5時。
なんやかんやあって、結局帰宅したのは9時近かった。

息子の財布はマックから最寄の交番へ届き、
なぜか交番から愛宕警察署まで流れた。
その間息子は駅で訊き、マックで訊き、そこでちょっとした勘違いがあり、
学校へ戻って校内中を探し、交番へ行って事の流れを知り、それから警察署へ向かった。
短期間に何故財布がそのような旅をするのか、私にはシステムがわからない。

4時間近くも財布探しの旅に費やしたのかと思うと、あまりに気の毒で、
その馬鹿さかげんに腹を立てる気にもならない。
疲労困憊の息子に、せっせとすき焼きの肉を入れてあげる優しい私であった。

しかしいったい何度財布を落とせば気が済むんだ?(いつも見つかるからいいけど)

もしかしたらこのまま一生、物を失くし続けるんだろうか?

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ヤマダ電機の度量?

池袋のビックカメラ本店の隣の隣に、ヤマダ電機LABIができて、
私はかなり経ってから、はじめてヤマダを訪れた。
その時はビックカメラは大混雑で、ヤマダのほうはガラガラだった。

以前からヤマダ電機の店員には、全体的にぼんやりさんが多いと思っていたが、
今回、娘のipod交換の一件で、そのことを確信したよ。

娘が古いipodを落として(本人は引っ張って盗まれたと言う)しまったので、
先日、ヤマダ電機で新しい物を買いなおした。
ところが1週間と経たないうちに電源が入らなくなるなどのトラブル。
初期不良は販売店に連絡と書いてあったのだが、
だいたいにおいて大雑把な娘は、領収証も、それと一緒にもらったレシートそっくりの
保証書も、捨ててしまったようだという。ゴミ箱を探しても、どこを探してもない。

娘は忙しくて時間がないこともあり、私がヤマダに電話して、
事情を説明した。すると店員の若い兄ちゃんは、
「ポイントカードを使ったなら購入履歴がわかるから、
アップル社のほうの保証書に印を押すので来店してくれ、
そして自分でアップル社に修理に出せ、ウチでは一切ipodの修理はしてないから」
という内容を話す。

そこで、「買ってまだ1週間なので初期不良ということでは?」と訊いてみる。
すると、「ああ、そうですね。じゃあ交換します」と、いともあっさりと言う。
「早めに来店して、付属品一式とポイントカードを忘れずに」と言われる。

その翌々日の今日、娘がヤマダ電機に行き、担当の店員の名(2名)を出し、
応対を待ったところ、出てきたおにいちゃんは、娘いわく
「はじめてバイトした高1の男の子ってかんじ」だったそうだ。
ポイントカードを見るだけで履歴も確認せず、電源の入れ方も、
エラー表示の意味もわからず、ただそのまま引き取って、名前等書かされ、
スンナリと新しいipodを渡してくれたらしい。

いいのか?そんなことで?

帰宅して呆れている娘に訊く。
「じゃあ、保証書は?ヤマダの保証書を再発行してくれないならせめて、
アップルの保証書に印を押してくれた?」
「な~んにも!」

履歴も確認しないということは、本当に娘が購入したという保証もないわけで、
本当に初期不良かどうかもわからないまま、新しい品物を渡すという適当さ。
素晴らしいな、その度量。
見事だな、その無責任さ。
よし、これからヤマダに決めたよ。

…とはならないのが普通だと思う。
売り場にいるのに、そこで扱っている商品の専門知識がまったくないなんて、
有り得ない話。
ビックカメラの場合も、店員にあたりはずれはかなりある。
だけど時々驚くほどの専門知識を持っている店員もいて感心する。
やはり客は知っているのかな。

大きなお世話だけど、いいのかな、そんなんで、ヤマダさん…。

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二の酉

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今日は練馬の酉の市。二の酉ってやつ。
三連休の初日。お天気もいいし、
早い時間からたくさんの人出。

買い物ついでにブラブラとして、
お酉様に参拝してみた。
後ろの老夫婦、妻が「お賽銭あげなくちゃ」と言い、
夫が「10円でいいよ、10円で!」と言う。
「ご縁がありますように、5円かしら」と妻。
なんともつましい会話であった。

そんな会話を聞いてしまうと、35円出そうとしていた自分は、
すごいセレブなのでは?と感じてしまう。←勘違い…

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大きな熊手は何万円もして、
おもちゃのようなちっさなものでも
2000円する。だけど値段は
あってないようなもんだけど。
大きな熊手を買った人には、
一本締めをしてくれるのよね。

そこそこの大きさの熊手を持って
人混みの中を歩いている男は、
やはりどっから見てもサラリーマンではなくて、
皆それなりに独特の風情を持って、胸を張って歩いている。
「商売、順調っすから。こんなデカイ熊手、買えるんっすから」
とでも言っているようだ。

たった35円で、仕事が順調にいきますようにと
手を合わせて願う私も図々しい。

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電気膝掛け

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念願の電気膝掛け毛布。
いただきました。
ブルーチップから。

っていっても昔のように、
チップを集めて紙に貼って、なんていう
システムじゃございませんよ。

小茂根に住んでいた頃に
つるかめをよく利用していたため、
そして練馬に移ってからも、
たまには利用していたため、
いつのまにかポイントが溜まっておりました。

ついこの間、ネットで商品を選んだばかり。
去年買って失敗したうえに
初期不良で返品となった電気膝掛け毛布に、
再度チャレンジしてみました。
今度は一応サンヨーの商品なので、
そんなにひどいことはなかろうと。

フフ。これでこの冬の、私の太ももの幸福は約束されました。

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乗ってきました

はい。
乗ってきました、救急車。
そして帰りはタクシーで。

水曜日は母が私んちで夕飯を食べる日。
食後、椅子に座ったまま虚ろな眼差しで固まっているので、
「そういう時って、なんか考えてるの?」と訊くと、
「何にも考えてない。ボーっとしてるの。なんだか背中が気持ち悪くて…」と言う。

肩、首筋、背中のこりが尋常ではない。さすが私の母。
ソファのほうに移動させると、そのまま座って目を瞑る。
どうのこうの、三言四言愚痴をこぼし、だんだん黙ってしまった。
「大丈夫?どうしたの?」と訊くと、「頭が…」と言ったきり黙っている。
目を閉じたまま、そのうち反応が少なくなってくる。

「救急車呼ぼうか?」というと僅かに首を横に振っていたけれど、
そのうち私の声にもまったく反応しなくなってしまった。
いつものように血圧が低いだけ、と思い込んでいて、
ひょっとしたら脳内で何か起きていたら?ということだってある。
高を括っていて、とりかえしのつかないことになってから後悔しても始まらないし。

救急車を呼んだ。
それから下の姉に電話をした。上の姉はお休みで、またいつものように
軽井沢に夫婦で逃避している。ちっ…!

待っている間に隣の母の部屋へ行って、保険証を探すけど見つからない。
いつも持っている手提げの中に入っていない。
私が探している間に救急車の中から電話があり、
珍しく今夜は家にいた娘が対応をしている。
姉が来たから代わりに保険証を探してもらって、
私はトイレを済ませようとしているうちに救急隊員が来た。
救急隊員は4名だったか?

その頃には母の意識は戻っていた。それでも固まったまま、
明らかに様子がおかしい。それでも血圧は100ある。
低い時には上が60くらいになってしまうんだけど。

担架に乗ろうというのに、母はトイレへ行くといってきかない。
支えながら我が家の狭い廊下を歩いて、トイレに入っても、
母は動くことができない。私は支えきれずに救急隊員を呼んだ。
急遽椅子を持ってきて座らせ、どうにか方向転換して便器に座らせた。
「病院まで我慢できませんか?」と訊かれるけれど、
母はどうしてもトイレを済ませるのだといってきかない。
出かけるときには、一滴も出なくてもトイレに行かないと気が済まない人だ。

「男の人がいたら、トイレができない」と、
この期に及んで男の目を意識する。誰も見てませんって。
私が身体を持ち上げてズボンやら下着やらを引き下げ、どうにかトイレを済ます。

救急車に付き添いとして乗るのは初めて。
車中でいろいろ訊かれて、近くの貧弱な救急病院に連れて行かれる。
「だいぶラクになりました」と寝ながら母は言って、それから
立ち上がって軽く問診して、何事もなく終わった。
「脳のMRIも最近やったのなら、いいですね?」ということだ。
「おうちに帰ってゆっくり休みましょう」で終わりだ。

救急とはいえ、しょせん小さな個人病院。それも古い。
当番医は外科の医師。
何をやれるわけでもなく、また何をしなくちゃいけなそうな様子でもない。
大きな病院だったら、頭のCTくらいは撮るんだろうか。

所帯やつれした看護師さんがタクシーを呼んでくれる。
母は運転手に道を説明するのだけれど、なにかおかしい。
「それって1本道が違わない?」と言うけど、「いいのよ」と言い張る。
馬鹿な私は混乱し、運転手も混乱する。
結局道が1本違う。
「ねえ、頭、大丈夫?」と訊くと、「ちょっとヘン」と答える。

帰ってから、母の馬鹿みたいに固い肩と首をマッサージ。
姉とふたりでマッサージ。
ちょっと腹が立つので、姉夫婦が泊まっているはずの軽井沢のマンションに
電話をしてみたが、留守だった。ちっ…。

家に救急隊員がドヤドヤ入ってくるという、子供達にとっても初めての経験だった。
「ああ、お母さんが急に死んじゃったら、どうすればいいんだろう?」
と、娘は悩む。
ほんと、そうだよね。
人間、いつ死ぬかわかりませんから…。
だから毎日、綺麗なパンツをはきましょっと。

これから度々、こんなことがあるのかなあと思う。
母はソファに座ってからしばらくのことをほとんど憶えていない。
その時目を瞑りながらこぼしていた愚痴や不満の言葉も憶えていない。

おお、怖いよ。

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切り取られた空

空を見たい。
空を仰ぎたい。

だからせめて一日に一回は、外へ出て、空を仰ぐ。

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家を出て、向こうのほうに見える、
練馬庁舎と高層マンション。

暗い部屋から外へ出ると、
空が思いのほか青いので、
つい嬉しくなって
携帯のカメラのシャッターを押す。

自転車のサドルにお尻をのせたまま、バシャリ!
人が見たらきっと、ちょっと気持ち悪い人だ。


これは、ここ数日の、空。
このところ、空を見上げるたび、雲が綺麗でひとり喜んでいる。
この溢れる想いをどうすりゃいいのさと思って周りを見回すけれど、
空を見上げてる人なんていやしないよ。

人目を気にしながらカメラを向けるけれど、いつもどれも、
たいした写真なんか撮れない。
電線だらけ、電柱だらけ、マンションだらけのこの町では、
雲も夕焼けも隠されてしまう。

そうか。電線よりも上の位置に住めばいいんだな。

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ドールハウス

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下の姉が、趣味で10日くらいかけて
つくったというドールハウスを今日、
デジカメで撮影してくれと、
私の部屋に持ち込んだ。

「この部屋に置いてくれる?」と訊くので、
ちょっと迷ったが、いただくことにした。

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ハンズや100円ショップで買った家具や小物に、
自分でつくった家具と小物を加えて、仕上げたらしい。
人目に触れない引き出しの中にも、
手作りのアクセサリーなどが
びっしり詰まっている。

姉の心はいつまでも十代のままで止まっている。
年が明けたら50になるというのに、
なんだか実年齢がさっぱりわからない。

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綿でくるんだ憂鬱

日曜の晩は、母が来る。
夕飯を食べに、我が家へ来る。
7時と決まっているけれど、最近はほんの少しずつ、来るのが早くなってきた。
人恋しいんだと思う。

今日は片手に、この間ケアマネさんが持ってきたリハビリデイケアセンターの
パンフのコピーを携えている。
「ココって、駄目だったんだっけ?」

母はパンフを見て、妙にそこが気に入っているのだが、
先日母に、丁寧に説明したばかりなのに。

ケアマネさんからセンターに申込みのお願いをする前に、
私はHPでその施設を調べ、直接見学の申込みをしようと電話をしたのだ。
ところが定員オーバーで、それも比較的若くて元気な人が
トレーニングに通っているので、空きはしばらく出ないだろうとのこと。
見学について訊くと「え?見学されます?」と、
いかにも『今しても無駄だけど?』というニュアンスで言われたので、
とりあえず諦めることにした。定員たった10名のところ。

その辺りの経緯も、その後ケアマネさんと私が連絡をとったことも、
全部詳細を伝えたはずなのに、母はなんだか憶えていない。
母の脳には認知症は認められないし、テストもパーフェクトなのだけれど、
それでもやはり、なんとなく記憶が怪しいことが増えてきた。

今夜は鍋。
豆板醤鶏だし醤油味。
それから大根と豚肉の煮込みだ。書くと気持ち悪いが、味は旨い。
叔母のおみやげのどこだかの軟らかい大根を、圧力鍋でトロトロに。
母に食べさせようと思って。
母は夏の頃よりも、いくらか食欲が出てきたと思う。

やってほしいんだろうなという母の様々な期待を、私はずっしりと感じる。
だけどできることにも時間にも限界はあって、
正直に言えば私は、やりたくない時のほうが多い。
すべて叶えていたら、おそらく私は何もできなくなるし、母の為にもならないのだ。

明日はアデランスへ行って、髪の毛をカットし、
ついでにカツラの調整もする予定。またもタクシーで付き添いだ。
何度も長い時間を割いてつきあっているカツラに関するアレコレだが、
結局母は、どこへ行くにもカツラを着けない。

私が使った労力と時間の多くが、結局いつも無駄に終わることが
腹立たしいのだ。

ドーーンと憂鬱になるほどのことはない。
ほんわりと真綿にくるまれた、でも中には硬い憂鬱の石ころが入っているような、
無理矢理表現するとしたら、そんな感じかな。

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依存

何に依存する?
誰に依存する?

母は依存度の高い人間だ。
そして、対症療法の好きな人。

腰が痛いから鎮痛薬。眠れないから睡眠薬。
頼る夫が死んでから、親に頼り、きょうだいに頼り、
子供に頼る。

できないことを頑張ってやってみようとか、
人に頼まず一人で引き受けるとか、
そういうことをほとんどしてこなかったと思う。

その代わり、やらなくていいことをやり、
つかなくてもいい嘘をつく。


母は綺麗な人だった。
ものすごい美人ではないけれど、明らかに並み以上には綺麗だった。

「美人は小さい頃からちやほやされるから、人に依存するのよ!」
というのが姉の定義だ。
「私等ブスだったから、自分で人生切り開いてきたわよね!?」
というのも、姉の言い分だ。

なんだか笑える。でも、少し哀しい。

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練馬という街

練馬は人が増えちゃって住みにくくなった――

っていうのは、古くから店を開いている自転車屋のおやじの台詞。

なるほど、私がかつて住んでいた、今から13年前ほど前には、
こんなに人口が多くなかったに違いない。
練馬区全体は知らないが、練馬駅周辺に限っては、間違いなくそう言えるはずだ。

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マンション、マンション、
そのまた奥もマンションマンション。
千川通り沿いも目白通り沿いも、
大きなマンションがズラリと並んでいる。
おまけに再来年かな?
ウチから歩いて2~3分のところに、
地上29階のタワーマンションが建ち上がる。
「プラウドタワー練馬」

私は近い将来、ここの最上階、ラグジュアリーフロアってとこのロフトタイプの
最大の広さの部屋に移り住むのよ。
なんてね。言ってみたいわね。

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だいたい今現在価格が未定ってところが
またいやらしい。
きっと、すごく高いんだろうな。

この頃戸建ても土地もマンションも、
ジワジワと価格が上昇していると感じる。
ラグジュアリーフロアは当然億単位の価格のはずだけど、
どんな人が住むんだろう。

超ビッグなクレーン車が、秋空を突き破って聳え立っている。
異様な光景にも見える。
この写真じゃ、よくわからないけど。

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赤とんぼ

「私、やっぱり、まだ行きたくないわ」

というのが、夕方に聞いた母の言葉だ。
今日はとしまえんのすぐ近くにある、デイケアセンターの体験日。
11時から1時までの、昼食をはさんだたった2時間。

そこは火曜日が比較的元気な方が多いとのお話で、だけど今現在定員いっぱいで
待っている人が2名いるという話だった。
お習字や皮細工などの手作業や散歩等々をして、
スタッフ手作りの美味しいお昼が売りのところだ。

まあとにかく覗いてみるしかないと、近いけれど歩くのは無理なので
結局今日もタクシーで行った。

そしたら、ああ…!
「その日は手話の先生が来て手話歌をやります」にイヤな予感がしたのだが、
いきなり全員(8人くらい)で壁に貼った歌詞を見て「赤とんぼ」を歌わされ、
手話をひとつひとつの単語で教えてもらい、
手話をしながら何度も歌をうたうという作業をやることになった。
最初の15分間、私も母の横に付き添うことになり、
一緒に手話歌をやる羽目に…。

他のメンバーは、ほとんどが母よりもっとずっとお年寄りで、
中には90歳という方も。若くても70代の終わりごろ。
お化粧をした、まだ比較的しっかりされた方も2名いらしたけど、
どう見ても母だけ若すぎる。浮いている。

お昼ごはんは美味しくて、でもたった2時間じゃ打ち解けることもなく、
完璧な対応の優しいスタッフの女性とだけ話をしたようだった。

「コーラスに行くとウキウキするんだけど、今日はなんだか落ち込んじゃった」
と言う。

頭の中身と身体機能とに、母はあまりにギャップがありすぎるのだ。
母が話して楽しい人は、まだまだ皆、元気にひとりで外を歩いている。
やはりリハビリメインのデイケアがいいのかなあ…。
「一日じゃなくていいのよ。何時間かだけ行って…」と母はまた勝手なことを言う。
「だって、一人じゃ行けないじゃない。誰が送り迎えするのよ?」
「タクシーで帰るからいいわ」
…って、そんな人は介護保険なんか使わなくもいいよ。

これからいくつか見学に行くのだろうか?
おそらくあとひとつくらいは覗いてみるのかな。
だけど私は知っている。結局母は、おそらくどこへも行かないのだ。
「やっぱりやめたわ」と、いつものお決まりの台詞を吐くのだ。

そんな予感はしてるのよ。

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棲息中

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見えるだろうか?コレ。

プリントアウトしようと、
プリンタの給紙トレーをぱかっと開いたら、
虫がいた。

チビゴキかと思ったら、どうもそうではなさそうだ。
角ばっていて、なんだかカメムシの一種のようだ。
調べようと思って、こんなページ
見てみたら、ちょっと気持ちが悪くなってしまった。

などと冷静に書いたものの、実はその時は結構動揺して、
それでも敵が動かないのとゴキではなさそうだと思ったので、
いくらか安心した。

はじめにうちわを持ってきて、柄のほうで外に掬い上げようとしたが失敗。
虫は中に潜ってしまった。
次に掃除機を持ってきて思い切り吸い込もうとしたけれど、姿はどこにも見えず。
2~3度気休めに吸ってみたけれど、吸い込んだ様子もない。

もしかしてプリンタの電源入れたら、何かに巻き込まれて潰れるんじゃないか?
プリントアウトされた紙に、潰れて張り付いてくるんじゃないか?
妄想が広がるまま、思い切ってプリントしてみたが、何もならなかった。
だけど、故障したらどうしよう?
故障の原因はおそらくカメムシです、なんて、そんな馬鹿な…!

だけどほんとに、いったいいつ!? どこから!?

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コラージュ療法

日本家族カウンセリング協会の秋の研修会2日目に参加してきた。
杉浦京子氏による、コラージュ療法のレクチャー。10時~17時。

今まで正直に言えば、コラージュ療法や箱庭療法というものに、
いまひとつ納得できずにいた。
もちろんそれ自体をきちんと学ぶ機会がなかったから当然なのだが、
本を読んだだけではどうにも実感できなかったのだ。

今日は約1時間、実際に自分たちでコラージュに取り組み、
その後そこからひととおり分析のしかた、みかたを学習した。
もちろんすべてがその通りに当てはまるわけではなく、
セラピストの思い込みで判断することは一番危険なのだけれど。

ただ自分自身のことでいえば、写真をピックアップする時に
無意識の部分は当然働いて、自分に心地良いものだけをピックアップする。
ところがそれらを構成するにあたっては、
レイアウトや色合いなど、デザイン性を重視してしまうため、
そこにほとんど無意識レベルでの作業はないような気がしてしまう。
私の場合前職の影響が出るのは当然のことだし、
つまりそのクライアントの職業などによっては、不向きな療法ともいえる。

一人の女性の24枚のコラージュ作品を通して、
その女性が精神的に自立していく過程が描かれたケースを見せていただき、
とても納得することができた。

う~ん、なかなか面白かった。
でも、私のところに見えるクライアントさんは皆きちんと言語表現されるので、
コラージュ療法の必要性はあまりないのだが。

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誕生日

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今日は私の誕生日。
私は朝から研修に出かけていて、
娘も朝から練習でずっとスタジオ入り。

毎年自分でケーキを買うのだけれど、
今年は「自分で買うのもなんでしょ?」と娘が言い、
帰り道に買ってきてくれることになった。
ありがとう。

大きなキャンドル5本と小さなキャンドル2本が添えられている。
え?それじゃ52歳では?
「大きいの4本と小さいの7本じゃ多すぎてケーキに挿せないかと思って」
大きなキャンドルを短く折り、「これで5歳分」だと言う。
大きいの4本と短く折った大きいの1本、そして小さいの2本。合計で47歳分??
まったく馬鹿か利口かわからない。

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そういえば去年の誕生日にはまだ小茂根に住んでいて、
親子三人で淋しく過ごしたのだったな。
朝から冷たい雨が降っていて…。
今日は私が9時前から家を出ていて、
夕方6時過ぎに帰宅する予定だったので、
予め桃太郎寿司で出前を頼んでおいた。
中トロ、大トロ、ウニ、カニ…と、リッチなねたが多くって、
しまった、母の好きな赤身がなかったよ。

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私は一昨日自分のために、
近所のオリンピック(というところがうら哀しい)で
香水を買った。

よくよく吟味し、迷いに迷って選び、
「うん!やっぱりコッチだ。間違いない!」と
自信を持って購入したというのに、
家に帰ってつけてみると、なんだか気に入らない。
なんだか違う。コレではない…。

娘に匂いを嗅いでもらうと、
「すっごいイイ匂いだよ。一緒に使おう!?」と
また調子のいいことを言われる。

そしてもうひとつ、普通に安物の口紅を買う。
これも結構迷って、
「どっちだどっちだ?」と悩み、
「うん!コッチだ!間違いない。私はこういう色が欲しかったんだ!」
と確信に満ちて家に帰り、鏡に向かってつけてみた時、
微妙にイヤな予感がして、化粧ボックスに入っている
手持ちの口紅をチェックしてみたら、
全く同じ色番のものがちゃっかりとあるではないの。

悔しい悔しい悔しい。
結局いいと思うものはいつも同じだってこと。

そんなこんなで、自分にプレゼントしたものはなんだか不発。
今年も冴えない一年かしら?
なんだかの星占いでは素晴らしい2008年のはずなんだけど。

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何の旅行だ?

息子は金曜の夜、無事に修学旅行から帰ってきた。
3泊4日。

最後の晩、奈良のホテルの3人部屋で、親友の子が夜中吐きどおしだったとか。
翌朝病院へ行って点滴を受けたそうだ。気の毒に…。
息子はその日消灯前に寝入ったといい、おそらく親友の苦痛に気づかなかったのだろう。
食中毒なのか胃腸にくる風邪なのかは不明。
今のところ、息子は大丈夫だ。

修学旅行は全日程、完全自主行動。京都駅に着いたその場で解散。
数名のグループで組んだスケジュールどおり行動することになっている。

「そんなにたくさんの場所を見学できるはずがない」と
おおかたの親の心配をよそに「時間が余った」と涼しい顔で言う。
寺などもサッサと通り過ぎ、どこもかる~く観光し、
早く旅館付近に着きすぎたため、マックでトランプの「ダウト」をして、
時間つぶしをしていたら、店員に「やめてください」と注意され、
100円ショップやブックオフやゲーセンなども軽く行き、
さすがにカラオケは出てきたところを発見されたらマズイなという良識を持ち?
土産物屋の試食のお菓子を馬鹿みたいに食べて昼食がわりにし、
最初の晩に持参したipodを担任に見つかり取り上げられ、
他の友人達はDSを取り上げられ、ノートPCを持ち込んだヤツは難を免れ、
土産は少々、その代わりに音楽雑誌を2冊に中古CDを何枚か、
100円ショップで意味のないステッカーとサングラスを購入。

いったい、キミたちは何をしに行ったんだい?
「ま、今考えても、たいした思い出はないな」などと、早くも呟いている。
確かにそれじゃ、東京にいるのと変わり映えしませんな。
友達と親交を深める。それだけの意味は確実にあったようだ。

中学校の時の修学旅行なんて、私もほとんど憶えていない。
雨の中意味もなく歩かされてヘトヘトだったこと、十和田湖が寒かったこと、
青森から乗った寝台列車に酔ったことくらいしか憶えていない。

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物言わぬ植物

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これはウチの近所にお住まいの、
女優さんのお宅の庭に生っている、ピラカンサス。

って、早口言葉みたいだな。


母はコレを見て、
「ああいう群生してるものって、私、気持ち悪くて嫌い」
と言う。
なんだかスジコのようではある。

でも、これはなかなか枝ぶりというか、
生っている様のバランスが良く、美しいと私は思う。

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自転車で中村橋のほうへ行くと、
街路樹が美しく花咲いている。

樹に咲く花の色では有り得なく、
よく見るまでもなく、
遅咲きの朝顔の蔓が樹を駆け上り、
高いところで花開いたことがわかる。

なかなかに狂い咲きである。

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激戦区

練馬ったらどうかしてる。

ほんと、駅前周辺に、そんなにいくつもドラッグストア、要りませんから。

先日、ウェルシア(旧いいのドラッグ)の隣の隣に、
【ぱぱす】がオープンした。
他の店と違って、店の入り口をぐんと奥へ引っ込め、手前にスペースをつくって
自転車等を置けるように設計しているところがミソ。
通行人の邪魔にならないというわけだ。

ぱぱすは二階建て。二階には、美容の専門学校出たばっかりみたいな女の子が
ネイリストとしてつい立の向こうに座っている。
こんなとこでネイルやろうなんて人、いるかしら?
実際ネイルサロンに足を運ぶ人って、
ゆったりとした雰囲気を一緒に買っていると思うの。
脇におむつ売り場とかあって、子供がギャアギャア言ってる横で
(実際今日、泣いてるおチビ、いたし。)
ネイルアートなんて、楽しむ余裕は生まれないような気がする。
きっとそのうち撤退だな。

表に出ると、通りをはさんだ向かい側から、
スーツ姿の男性が5~6人、ぱぱすを満足げに見上げている。
写真なども撮っている。
ぱぱすの母体はマツキヨだってね。
あれはきっと、マツキヨ本社の人たちに違いない。
すぐ近くにウェルシア、斜め向かいにはドラッグオゾンが建つ中で
このぱぱすには相当の力が入っているとみたぞ。

ぱぱす、安くなってるものは安いが、そうでないものは
明らかに、ドラッグオゾンのほうが安いからね。騙されないぞ。
中ではいちばん弱小のドラッグオゾンは、気の毒にぱぱすに対抗して、
黄色と赤と黒という、最高に目立ち最悪に下品な色合いののぼりや旗を
急遽こしらえ、店頭にはためかせている。
どこも必死だ。商売は厳しい。

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挨拶

こんなものを偶然見つけた。

ただの例文だけど、読んでいたらせつなくなった。
だけど私は普通でいったら、喪主になることはないだろうな。
いや、なっちゃ困るよ。

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デイケアセンター

母の介護保険の申請をしたのは9月の末だ。
そして10月の半ばに「要支援2」の認定がおり、地域包括支援センターの方が
月末に見えた。ケアマネージャーさんだ。

要介護ではなく、まだ要支援の母は、居宅サービスではなく、通所サービス。
我儘な母には、デイケアセンターにもいろいろな要求がある。

○狭いところはイヤ
○認知症の人に混じって、手遊び歌とか恥ずかしいことをするのはイヤ
○絵を描くのはイヤ。お花に関することならやってもいい。お習字はちょっと…。
○6時間半なんて長すぎる

等々…

今朝ケアマネさんから電話があり、いくつか当たってみた中で、ここはどうだろう?
というセンターをピックアップしたので、私に電話で話を聞いてみてくれという。

早速指定の時間に電話をすると、
認知症ではなく、まだ比較的若い人が通ってきているのが火曜日だという。
でも入所待ちの方が2名いるとのこと。

マイクロバスでお迎えに来て、皆でリハビリを兼ねた体操や散歩。
趣味の手作業、作品づくり。お手製の昼食を食べて、また何かして、
おやつを食べて、バスでお見送り、というパターン。週1回程度。1回6時間半。
だけどそこはマンションの一部屋。定員10名という小さいところ。

来週一応見学に行くことにしたが、母がどんな反応を見せるのかわからない。
自分が一気に老け込んでしまったようで、プライドが許さないかもしれない。
表面上は上手く合わせる人だけど、あまり心を開かないからな。

お話しくださったセンターの管理人さんはとても穏やかしっかりとした方で、
なんだか信頼できそう。家庭的な雰囲気のセンターだとのこと。

ああ、なかなかすんなりと上手くいかないけれど、
なんとか事が運ぶといいなぁ…(o´I`)…。

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咀嚼筋筋膜痛症候群

今朝は8時前に家を出て、東京歯科大学水道橋病院へ行った。
座薬を使ってから、娘の頭痛、顔痛はぐんとラクになっていた。

歯科麻酔科の中の「口腔顔面痛みセンター」というところを受診した。
かかりつけの矯正の先生の判断で、「口腔外科」ではなく
ペインクリニックに変えたのだ。結果大正解だった。

娘のような症状は、今、結構多いらしい。
歯が原因だと思い込み、無駄な歯科治療を続けて、中にはたくさん抜歯する結果となる
人もいるらしい。2~3年苦しんだあと、どうにもならずにペインクリニックを訪れ、
原因を知る人が多いそうだ。

娘の場合、寝ている間にものすごい力で歯を食いしばったことによる、
咀嚼筋の炎症。歯の噛み合わせが突然微妙に変わったか、
あるいは心因的なストレスによるものらしい。
筋肉を極限状態まで酷使してしまい、炎症を起こした結果、歯、目の下、こめかみ、頭、
まさしく娘が痛がっていた箇所に激しい痛みが起きることがある。

寝ている間に歯を食い縛らないようにする、神経に作用する薬は副作用がある。
マウスピースをして寝ることで改善されるとのこと。
発症から1週間ちょっとなので、おそらく早く治るだろうと言われた。
診てくれた先生は、日本ペインクリニック学会認定医。
さすがでした。

マウスピースの型取りをして、出来上がるのが1週間後。
その間は座薬を使うことになった。座薬は効き目は早いけど、
実際1週間使い続けたところで何ら害はないとのこと。
安心して、痛まなくても毎日使うように言われる。へぇ、そんなもんか。
でも、麻酔や痛みの専門家が言うんだから信じられるな。

ああ、でも原因がはっきりと判って本当に良かった。
歯が原因というのはやはり素人考えだったわ。
やっぱりわからない時には、大きな大学病院に足を運んだほうが確実だということだ。
改めて、勉強になりました。

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混沌

娘の頭痛が悪化した。
ボルタレンという強い鎮痛剤も効かない。

3日の夕方、大学病院の救急外来にも行き、頭のCTも撮った。
顔の右半分、奥歯、目の下、鼻の脇、こめかみ、右前頭部に強い発作。

先月治療していた副鼻腔炎による痛み説も却下され、脳に異常もなく、
娘と私は歯に関する何かを疑うが、若い女医は三叉神経痛にこだわる。
月曜日に神経内科を受診しろという。歯科もあるから、と言う。

でもね、総合病院の中の歯科なんてスケールが小さいし、
あの病院、若造ばっかりなんだもの。

今朝、かかりつけの矯正医に電話で相談したら、
歯科医大、あるいは医科歯科大を紹介をしてくれるという。
紹介状をいただきに、午後出向いた。
明日はだから、朝から病院だ。
口腔外科は混みすぎだからと、ペインクリニックを勧められる。

昨日、救急外来で処方されたボルタレンサポという座薬を使ったら、
娘はなんとか朝まで寝ることができた。

なんだかこのところ、混沌の日々だなぁ。

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原因不明

娘の体調が、なんだかずっと優れない。
あら、そういえば後厄かしら…。

ここ数日、夜寝付いた後に激しい頭痛に襲われ、バファリンを飲むということが
続いている。顔の右半分、歯と鼻の脇と眼、頭が痛むという。
日中は全く痛まず、夜中にだけやってくる。
そして昨晩は鎮痛剤も効かず、今朝は早朝から痛かったらしい。

副鼻腔炎が治りきっていなかったのか、
あるいはPCと携帯のやりすぎによる眼精疲労、肩こりなのか、
虫歯なのか、歯の根の炎症か、
ひょっとして脳に腫瘍とか…!?

妄想癖のある私は、娘の葬式で喪主としてスピーチして
泣き崩れる自分の姿までイメージし、泪ぐんだりしてしまう。
相変わらず馬鹿だと思う。

昨日はもう一度耳鼻科へ行って見たところ臨時休診で、
仕方なくしょぼい耳鼻科(内科、小児科、放射線科兼という、胡散臭さ)へ行き、
レントゲンもかけずに消炎剤と花粉アレルギーの薬だけ処方されてきた。

今朝になって、「やっぱりこれは歯だ!」というので
夕方急患で近所の歯科に出かけていった。
そこの歯科は昔練馬に住んでいた頃行ったことのあるところで、
幼かった娘はさんざん治療に抵抗し、手と身体をネットで押さえつけられたのだった。
平成3年の診察カードを一応持たせてみたら、カルテがそのまま残っていたのだという。
「ああ、きぃちゃんだね。ずいぶん暴れん坊さんだったようだね」と言われたそうだ。
そういえば初診のときに、普段の呼び名を訊かれたんだったっけ。

それでレントゲンをかけたところ、虫歯はなく、でも右上あごにしっかりと
親知らずが埋まっているのが判ったという。
まだまだ遠くにあって、下りてくる様子はない。
神経が触っている様子もないとのこと。だけどどこかが刺激されているのかなあ。
寝ている体勢のときだけ、どこかに当たるのかなあ。

調べれば調べるほどわからなくて心配になる。
心配は私の得意科目だ。
脳のMRI が必要か?とか、思ったりもする。情報が多いのも困りものである。

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せっかち

昨日までハロウィンだ、って騒いでたくせに、
11月に入ったとたん、急にクリスマス、ってね。

今日、用事があって池袋の西武百貨店に束の間足を踏み入れたら、
いきなりクリスマスソングを耳にした。
ああ、デパートはもう、今日からクリスマス商戦に突入か。

もっともクリスマスケーキやおせちの注文カタログなんかは
とっくの昔に出回っているものね。
やっぱりデパートにとってクリスマスっていうのは、一年のうちの売り上げの
かなりのボリュームを占めるんだろうから、力も入るわよね。

だけど年々いろんなものが前倒しになってきていて、
翌年のカレンダーやら手帳やらも、
毎年お目見えが早まっているような気がしてならない。
そんなに慌てさせてどうするの?

もっと自然の中に身を置いて、
空や雲や樹の様を見て季節を感じるような暮らしをしていたら、
こんなに無駄に焦ることもないんだろうな。

コマーシャリズムに毒されて、
「ああ~ん、もう、今年も終わりぃ!?」なんて感じるのは、
感心しない生き方なのかもな。

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