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都民の日

明日は都民の日だな。
だから東京の学校に通っている子供は大抵休校だ。

なんでもそれぞれの都道府県で「○○県民の日」というのはあるらしいが、
学校や公共機関?が休みになったりするところは少ないらしい。
へぇ、そうなんだぁ。

都民の日に学校とかで買うことのできた、カッパのバッヂ。
あれって1977年くらいで終わってしまったらしいね。
あのバッヂを買ってつけると、都電とか都営の施設が無料になるんだっけっか。
私は休みの日に親にどこかへ連れていってもらうことなんか
ほとんどなかったから、買った記憶もないけれど。
でも羨ましくて、一回くらいは買ってもらったかなあ…。憶えていない。


先月の下旬に、区役所の介護保険課に介護保険申請の届出をしたから、
明日は母の家に、関係者が偵察?視察?観察?
まあ、とにかく様子をチェックしに来るのだ。

「明日来るから、部屋を綺麗にしなくちゃ」と母は言う。
「馬鹿ねえ。そんなに綺麗にできるなら、支援も必要ないですねって
言われちゃうわよ」と、私は焦る。

よくいるらしい。他人の前では「できます。あれも、これも、自分でできます」
と強がってしまう老人の方。後から家族が「何もできないんです」と
焦って申し出てくるケースも珍しくないらしい。
でも、見栄がはれるうちは大丈夫なのかも。

車椅子に乗ると、母はこの頃、「ああ~、ラクだ…」と呟く。

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やっぱり歩く?

歩くしかない?
やっぱりもう一度、歩くしかないかしら。

1キロ減って1キロ戻った私は、またもお腹まわりの肉にもだえている。
たった1キロで、どうしてこんなに違うというのよ?
なんなのよ、コレは?

「あら、弛んでるわね」と、昼間何気なく娘に言われ、
まったくそのとおりと、あらためて鏡に映る己を見る。
「みんな、そんなもんよぅ」と娘は言ってくれるが、やはり醜いものは醜い。
私はきっと美意識が発達しているんだわ。って、そうかしら…。

さんざん迷った後、久しぶりに夕食後、散歩に出た。
虫の音を聞きながら肌寒い今夜、ひとりで駅方面に行くのは淋しくて。
だから目的意識を持って出かけることにした。
西友のパート2で買い物よ。
っていっても、領収証とスティック糊と排水口浅型ネット30枚入り、という
ものすごく現実的なお買い物。

もし私が帰り道に事故に合って車に轢かれちゃったりして、
バッグの中身が道路にぶちまけられたりしたら、なんだかすごくせつない。
ささやかに、でも真面目に生きてこられたんですね、あなた。
そんな感じで、せせこましくてガッカリする。

ああほら。そんなくだらないことを考えるから、
散歩が面倒になるのよ、きっと。
もっと心を無にしなくちゃ。(まず、無理)

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秋の感性

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秋は、哀しみのストックが多くて困る。
私にとって秋は、喪失の季節だ。

でもだからといってそれは、
想い出したくないとか、
消してしまいたいというものではない。

胸の奥のほう、
誰にも触られないところで横たわっているもの達だ。
むしろ消したくはなくて、
ずっと留めておきたいもの達だ。
手放すことはないと、決めたものだ。


秋という季節の、ふと一瞬感じる空気の匂いだとか、
空の高さだとか雲の様だとか、
そんなもののひとつひとつが感情に繋がるとしたら。

それはやっぱり「淋しい」だと思う。

寂しいんじゃない。淋しいんだよ。

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メルマガお悩み相談

可哀想な自分を手放す方法 ~自分のために生きよう~
っていうのは、私がこの1年ちょっと、真面目に取り組んできたメールマガジンである。
読者数を増やす工夫も努力もしていないので、ひっそりと目立たないメルマガだ。

このところ、読者数の増減はほとんどなく、その代わり時々読者の方から
メールをいただく。隔週配信のメルマガを、楽しみにしている、心待ちにしていると
おしゃってくださる。有難いことだと思う。

そのメルマガも、私が伝えたいことはかなり出尽くした感がある。
もちろん日常生活の中でふと思いついたり、クライアントさんと向き合う中で
言いたい言葉が浮かんだりするので、ネタが尽きるということはないのだけれど。

@すてきな奥さん
でも、一年以上お悩み回答を担当している。(こちらは本名で対応)
おかげさまで好評をいただいている。(担当者の方がおっしゃるには…)

来月からメルマガでも、読者の方のお悩みにお答えする形式をとろうと考えている。
一回につき、お悩みはひとつ。
じっくり向き合って、じっくり考えましょうということだ。

そこで今、お悩みを募集している。早速メールをくださった方もいらっしゃるが、
できることなら、もっと欲しいと思う。

■テーマ:親子関係・夫婦関係・男女関係・家族関係
 職場や学校での人間関係・自分自身の性格など
■文字数:200~400字程度にまとめていただけますと助かります。
■誤字・脱字、また解かりにくい表現等につきましては、
 一部加筆・訂正させていただく場合があるかもしれませんが、
 ご了承ください。内容を変えることはございません。 
■メールのあて先はこちらまで。
 件名は、【メルマガお悩み相談】でお願いいたします。

なあんて。
たまにはこんなこともしてみる。
ちょっとアザトイかしら…。

ま、私だって、毎日車椅子押してあんみつ食べてるわけじゃないもん。
…ってことで。

よろしくお願いします。

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惰眠?

今日は休みだ、と決めいていた。
やらなければいけない仕事も少しだけだし、あえて前倒しでやらなければ、
今日はゆっくりしていても大丈夫と、穏やかな気持ちでいた。
母の世話もないし。

昨日は午前中、母を車椅子に乗せてクリニックへ行った。
血液検査と尿検査。その結果を聞きに、来週また母を連れて行かねばならない。
来週は母につきあう用事が、すでに3件入っている。
ふぅ…

なんだかこのところ急に秋めいてきて、
涼しくなると、なんだか眠い眠い…。とっても眠い。

今朝は「寝られる」と思っていたので、6時45分に息子を、
8時に娘を送り出した後(っていっても、とりあえず「行ってらっしゃい」と言うだけ)、
キッチンタイマーをセットして、1時間ちょっと寝てしまった。

惰眠をむさぼる…という言葉が頭に浮かんだが、
これは明らかに睡眠不足なだけで、身体に必要な睡眠をとっているんだよ。
だから惰眠とは呼ばないな。
…と、自分に言い訳をしてみる。

今日は読みかけの本を読んでしまえと思い、重松清の「流星ワゴン」を読み終える。
また泣かされてしまったな。これは若い子が読んでも絶対に面白くないはず。

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夕食後、濃い煎茶を飲んだ。
私が好きなのは深蒸し煎茶。
緑色が美しくて、まろっと苦い。

それでも眠気は吹っ飛ばない。

秋は眠いのだ。

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セルフサービスの謎

西友練馬店の中にあるパン屋、モンタボー。
ここは別段美味しくもないのだが、中にはまあまあ許せるものもあり、
ブルンネンが休みの時とかちょっと飽きた時とかに、たまに買うことがある。

ひと月ほど前にリニューアルしてから食パンを買ったら、
何故かものすごく味が落ちていて驚いた。たまたまだったのかなんだか知らないが、
二度と買おうとは思えなくなった。あれならまだ、パスコとかの方がマシだってば。

まあ味はともかく。
このひと月の間、どうにも納得できないのが、
「パンの袋詰めセルフサービス」ってやつだ。
何の意味がある? 一体、どれだけのメリットがある?
この一ヶ月間、いくら考えても分からなかった。

「パンの袋詰めはセルフサービスになります」と店員が言い、
精算だけして、トレイごと手渡される。「お礼」として、貰っても意味のない、
固くて小さなカタツムリみたいなパンのようなものをくれる。
コレはほとんど食べる意味がない。

パンの袋詰めをする台は、決して広くはなく、お客が二人並ぶだけのスペースだ。
そこにはひとつずつパンを入れるための袋があって、
それは店員さんが入れてくれる袋の倍くらいの大きさがある。
そして紙袋や大小のポリ袋などがふんだんにディスプレイされているので、
特に資源節約を目指した対策ではないように見える。
店員数削減でもない。むしろ前以上に多いような気がする。

買い物客は荷物を置き、ひとつずつパンをトングでつかんで袋に入れ、
好きな袋に入れて店を出る。慣れないので、店員さんがやる動作の3倍以上はかかる。
始めの頃、60代くらいのおばちゃんが納得できないまま袋詰めしていて、
「なんで~?」とぼやいているので、つい横から私も、「意味ないですよね?」と
話しかけてしまった。そんな自分を、すごくオバサンっぽいと思うが。
そのおばちゃん、すごく嬉しそうに笑ってくれたけど。

店員はすごくヒマになってしまい、かといって人数はたくさんいるので、
意味なくおしゃべりなどしている。

そして更にわからないのが、時々袋に入れてくれることである。
袋に入れる時は、小さなまずいおまけはつけてくれない。
それを選択する権利は客にはないようだ。

水曜日はブルンネンが休みなので、今日久しぶりにモンタボーでパンを買った。
「袋詰めはセルフサービスでお願いしてますが、よろしいですかぁ?」と訊かれ、
「イヤです」って言ったら入れてくれるのかな?と思いつつ、つい頷いてしまった。
すると例のまずいカタツムリをくれようとするので、捨てるのももったいないから
断った。レジに並ぶたび、「意味ないですよね」と言いたいのだが、
言っても仕方ないなという気持ちがするのと、おそらく言ったところで
自分が気持ちよくなることはないと分かるので、言わない。

パンは、買い物ついでにササッと買って帰りたいのよ。ましてあの程度のパンなら。

資源のさらなる無駄だわ、時間はかかるわ、荷物は邪魔だわ、面倒だわ、
店員さんだって、自分で詰めるより、かえって無駄な整頓・補充とかが増えるだけ。
パン屋さん気分を味わいたい子供には、台が高すぎて無理だし。
本当に、何ひとつとしてメリットはない。
かといって、立ち上がって抗議するほどのことでもない。
ま、小さなストレス、かな。

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恐怖の点眼

二日続けて、目薬ではないものを点眼しそうになった。

初日は小さな美容液チューブを持ってキャップをあけ、
ご丁寧に目元を拭くティシュまで指に挟み、顔を上向きにして手元を近づけ、
ハッと気づいた。

コレ、目薬じゃないじゃん…

ちょっと自分で呆れたが、それならまだ解かる。
美容液のチューブと目薬の大きさに、それほどの格差があるとは思えないから。

ところが翌日、また同じことをした。
手に化粧水の瓶(結構イカツイ形のデカイやつ)を持ち、
またもご丁寧にティシュを余った指の間に挟み、
顔を斜め上に上げて瓶を目に近づけた。
そしてハッと気づいた。

コレ、化粧水じゃん…

頭の中で、目薬を差すという行為と美容液や化粧水をつけるという行為が、
なぜ入り乱れるか解からない。
本来なら、美容液→化粧水→目薬の順なのだ。

よほど目が疲れていたのだろうか。
そんなに点眼したかったのだろうか。
いや、違う。

自分が恐くなるのは、こんな時だよ。

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お彼岸サイクリング

自転車で、コーチャンのお墓参りに行った。

ずっと前から行こう行こうと思っていて、ペディグリーチャムも用意していたけど、
前回バスで失敗してから、どうしても後まわしにしちゃっていて。

今日は雨かと思ったら曇りだというので、
自転車で哲学堂蓮華寺のほうまで行ってみることにした。
地図を見ると、新青梅街道を真っ直ぐ行けばいいだけのようなので、
多少時間はかかっても、迷子になることはなさそうだ。

コーチャンの眠る蓮華寺付属哲学堂動物霊園に向かって、
珍しく時間のあった娘とチャリで出発した。
途中雨に降られた。

お彼岸とあって、霊園は結構人出があった。
ジャージ姿のいかつい3人組の男性たちが、目を潤ませてお参りしていた。
彼等の愛していた動物はなんだったんだろう?

この間ここに来てから、もう半年が過ぎたんだ。
早かったなあ…

帰り道、娘と別れて、私は練馬へ買い物。
娘は高円寺に遊びに行った。
高円寺は彼女の大好きな街。

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ラブ・アクチュアリー

2003年のイギリス映画。
あらぁ、そんなに経ったのかしら。

私の記憶のイメージでは、ほんの1~2年前なんだけどな。

こういうハートフルな恋愛映画?ってやつは、
息子がウロウロするような日には観たくない。
昨日の昼間、こっそりと観て、静かに心を温めて終わった。

現実的なお話と非現実的なお話が入り混じっていて。
いちばんせつなかったのは、精神障害で入院している弟の世話を
ひとりで背負っていて、結局恋を諦めてしまう女性のストーリー。
疲れた肌の感じとかが、やたらにリアルだったわ。

このテのイギリス映画は、観ていてラク。

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喉を潰す女と方向音痴男

娘は風邪気味だったところへもってきて、デカイ声で絶叫するような
ライブをしているらしく、とうとう喉を潰してしまった。
咽頭炎、喉頭炎、声帯ポリープ。

医者へ行って服薬を続け、一昨日あたりからだいぶ声が出るようになった。
でもまだ、喉に力がかかるようなことはしてはいけないらしい。

来月もライブをして、再来月にはもう少しまともなライブハウスで
対バンするのだそうだ。
ライブハウスへ自分たちの音源を持参したら、OKが出たらしい。

彼女がいちばんにやりたいのは、音楽だってことは知っている。
でもいかに現実が大変かということを冷静に見ているので、
とりあえず甘い夢は見ていないというだけだ。

ところがココに、甘い夢を見る男がいる。
もしかしたら彼、私以上に方向音痴だということが最近わかった。
先日も、DISK UNION探しに新宿の街を歩き回ること2時間半。
途中何度もメールしてきて、うざったいから私は電話して、を繰り返し、
どうにかこうにか目的地にたどり着いた息子。
道を行き過ぎては戻りすぎ、また折り返しては違う方向へ行き、
「どうしてそっち行っちゃうのよ!?」と何度喚いたことか、私は。

そして今日、城北中学・高校の文化祭に将棋部として招かれ、
自転車で出かけていった。電車よりも自転車のほうが近いところ。
環七にぶつかったら左折して、のところを、環七の存在に気づかず通り越し、
「今、南長崎なんだけど?」と電話してくる。
どこ見て走ってるのかわからない。

帰りは帰りで、1時間半も彷徨っていたらしい。
環七に出るところを川越街道へ出て、「東新町だけど?」
「南常盤台だよ」と電話してくる。だから違うってば!

しばらくしてからまた電話があり、「練馬のへんに来たけど迷ってる」と言う。
「周りには住宅しかない。学田公園がある」と言うので
「学田公園が右手に見えたらそこを右折よ」と言うと「学田公園は左にあるよ」
どっちから走ってきたっていうんだろ?

それでもその10分後くらいに帰宅した。
「市進の向かいあたりに出たよ」(消防署の近く)と涼しい顔で言う。
どこをどう曲がれば、そんなところへ行くんだよ?

さっぱりワケがわからない。理解不能である。

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カタブトリ

で、行ってきたわけである。
駅近のカイロに。

とんでもなく自信過剰なおっさんで、おっさんによると
まるで世界中の病を自分は治せるって感じの物言いだ。

おっさんの手は男にしては異常なほど小さくて、
女でも小さい私の手よりさらに小さい。それが自慢らしい。

コンプレックスと表裏一体の妙な自信に、私はもう、たじたじよ。

身体中ボキゴキいわされちゃうし、
いきなり背中むき出しにされてジェルを塗り塗りされちゃうし、
「超音波です」ですとか言われて、
おまけに私のこのブヨブヨの身体のことを
「運動やってました?筋肉がすごい。
これだけ身体が歪んでても、きっと筋肉があるから支えてられるんだ」
とか言うし。
「私、運動やってません。ほんとに運動不足で」
「固太りかな」と言う。
「私ブヨブヨですけど。そんなこと、初めて言われました」
と言い返してみると、なぜかムッツリと黙ってしまう施術者。

固太りって…。
そりゃ、骨の細い華奢な身体じゃないですよ。
ガリガリだった頃は「華奢だね。竹久夢二の描く女の子みたいだ」
なんて言われたこともあるけど。
でも、私、自慢じゃないけど(ほんと自慢じゃないが)
固くないですから。ぷよんぷよんですから。

足裏のツボ一押しで、冷え性が完治するような言いっぷり。
目の疲れも鼻水(エアコンがききすぎて、たまたま鼻水が出た)も
治して見せよう!と、ちょいちょいと顔を押したりいじったり。

家に帰ってからも、なぜか鼻水。
おまけに肩も首もゴリゴリのままですけど?

私、信じませんから。もう、行きませんから。


それにしても固太り…。
固いというのがショックなのか、太いっていうのがショックなのか。
両方だと思うけど。
カタカタで書くと、カタブトリ。

なんか、自分が昆虫になったみたいで死にたくなるよ。


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それほど働かない

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西友で、安くなっていたからつい買ってみた、
「3倍働く パワフル泡洗浄 スーパー泡ジョイ」、
たいして働かない。少なくとも3倍ってのは嘘だね。

っていうより、買っておいて何だが、
何よ!? このデザイン!?

肩パッドの入ったロングドレス着た、髪なびかせる女、
ですか?

なんでわざわざ、こんなへんてこなボトルをデザインするのか、
それが疑問。

つい目新しく映るってだけで手にとってしまう
(おまけに安かったりすると)
私のようなお馬鹿がいるからか?

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うつり気

やっぱりどうにも見づらくて、イライラするので。

またまたデザインを変更です。
ちょっと気持ちの沈むような、アズキをに煮て、潰したような、
砂糖の少ないこし餡のような、そんな色かしら。

もっともPC環境によって、それぞれ見ている色は
驚くほど違うのよね。


今日は急なキャンセルがあって、久々にのんびりとした土曜日。
原稿の締め切りも一日延びたし。

私はこれから、練馬のあるカイロに、試しに行ってみるのだ。
首と肩が、どうにもならん…。
どうにも、どうにもならんのです。

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なんだか見にくい

秋だし、一応…。
それにちょっと可愛いかな、久しぶりに…と思って、
ブログのデザインを変えてみたんだけれど。

ちょっとコレ、目が疲れますわね。
黒地に白抜き文字って、読みにくいですわね。

老眼が進んでいるからかしら。
若い眼には、なんてことないのかしら。

ねんがらねんじゅうデザインを変えるのって、なんだか頭が悪そうだ。
それにいかにもヒマですって言ってるみたいだし。

ま、それは私の僻みかな。

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介護保険申請

介護保険の申請に、今日練馬区役所の介護保険課へ行ってきた。
区役所が近いから、ほんと助かるよ。

母の場合、まだ介護をされるレベルではなく、介護予防のための支援というやつだ。
【要支援】のレベルの低い方に認定されるんじゃないかと思っている。

買い物に行きたくても一人では行けない。
家事の一部にひとりではできないことがある。
それより何より、母には話し相手が必要なのだ。

「話し相手は娘じゃダメなのよ。やっぱり他人と話をしなくちゃ」と私は言う。
「そうよね」と母も言う。

母に必要なのは、刺激。
何か予定があるという心の張り。
誰かが来るという先の楽しみ。

誰かの心配をしたり、要らぬ世話を焼いたり、
考えても仕方のないことをいつまでも頭の中でこねくり回したり。
そんなことをしなければいいのに。

自分が空っぽだと、そんなことしかできなくなる。
やるべきことはやらずに、やらなくていいことばかりしようとする。

だけどまあ、それも母の人生だから、
今さら私がどうしようもないことではある。
母は母の落ち着くやり方で、残りの人生を生きるしかない。
それでいいんだと思う。

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冷奴を美味しく食すには

以前オオゼキで買ったまま、ずっと棚の奥にしまっておいた、アズキの缶詰。
気になっていて、ずっと気になっていて、
手にとっては、いやいや今日はやめておこう、なんて思ってて。

それを昨日、ついに開けてみた。
下腹の醜さに目をつぶって、思い切って開けてみた。
そしたらアズキの一粒一粒が、いやに大きくてね。
なんだかすごく美味しいの。

器にあけて、冷蔵庫の中でラップされたたっぷりのアズキ。
ふたくち食べてはしまい、みくち食べては片付ける。

白玉粉はないし、お餅の気分でもないし、衝動で開けてしまったものの、
どう扱ってあげたら幸せなのかがわからない。

久しぶりに今日は、娘が夕飯の席にいた。
美味しいものを食べさせてあげたい親心から、夕飯と一緒に食卓の上に並べた。
ハンバーグと野菜の煮物と冷奴なんかと一緒に、
器にもられたたっぷりのアズキ餡が、堂々と並ぶ。

「どうして?」と息子は不思議がり、不思議がりながらも娘は、
ちょこちょことスプーンですくっては箸で食べる。

「豆腐にのせて喰えば?」と息子が言うので、なるほどと思った。
おそらく息子は冗談だったと思う。

冷奴の上にのせたおろし生姜と万能ねぎを丁寧に払いのけ、
たっぷりの餡子をトッピング。
絹ごし豆腐にアズキの粒餡。こりゃいけますよ。

考えてみりゃ、豆腐もどきのデザートって、いっとき沢山出回ったもの。
黒蜜とか抹茶ソースとかアズキソースとかが添えられた、
カップタイプのデザート商品、たっくさんあったわよ。

お豆腐に餡子、何ら違和感もなし。
娘にも勧めたけど、でも試してくれなかったな。

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写真は、みはしのクリーム白玉あんみつ。
食べたいよ。

私が今日、いちばん強く思ったこと。
どんなにたくさん好きなものを食べても、
太らない身体が欲しい。

それって、どれだけストレスがないんだろ。

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車椅子を押して…

母のために購入した車椅子が届いたのは、もうずっと前なのに、
結局この夏は暑すぎて、車椅子で出かけることはなかった。

やっと今日の午後、延び延びになっていた近所の医者へ初めての受診に、
車椅子に乗って出かけることにした。
途中車椅子を降りて少し歩き、また乗ったりして、
ゆっくりと15分近くかけて行った。

午後3時からの診察に、なぜか患者さんは全然いなくって超ラッキー。
先生は評判どおり、とっても良い方で感動。
母もすっかり嬉しくなってしまった。

母が尿検査(結局1滴も出ず、できずじまいだったが)の間、
先生は私に、認知症についての検査をしに、専門の病院を受診するのも
必要ではないかという話をする。
アルツハイマーであれば、初期ならばかなり効果のある薬があるし、
ということだった。私もそれはもちろん考えたことはあるけれど、
特に激しい物忘れというほどではなく、過去の記憶の取り違いや、誤った記憶、
唐突にいきなり具体的な話を始めるので、何の話をしているのか
さっぱり解からないといったことが増えたくらいだ。

先生は一応、認知症の簡単な問診をした。
物の名前を記憶するのも、繰り下がりの引き算も、母はすべて全問正解だった。

介護保険の申請について先生の話を聞いた。
要介護は認知症がなければ難しくなっているのが現実だけど、
母の場合、要支援ならOKではないかということで、
近いうち、申請に行ってこようと思っている。

好きなものだけでいいから、とにかく一生懸命食べること。
一日中、家の中でもいいからよく歩くこと。
そして援助を受けて、人と話す機会を増やすこと。
当たり前のことだけど、本当にその通り。それを医師の口(特に男性ね)
から言われると、母の世代の人間は、実に深く心に沁みるものだ。

「嫌じゃなかったら、ワタシの顔を見に、仕事だと思って通ってください」と
おっしゃる。母はもう、すっかり舞い上がっている。
「すっかり気持ちがラクになりました」などと言っている。

1週間後にとりあえず、血液検査の予約を入れてもらった。
別に入れなくてもいいんだろうけど、先にはっきりした予定があったほうが
義務感で頑張れる人なので、私が提案した。

これでとりあえず一歩前進。
ああ、でも私は久しぶりに、人格者を見つけた気がする。
良かったなあ…。

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アニー・ホール

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「アニー・ホール」を観たのは、これで3回目。
初めて観たのは、確か映画館で。

1977年の作品で、日本で公開されたのが1978年だから、
私は高校3年の頃観たのかしら?憶えていない。

もう一度観たいと、このところずっと思っていて、
昨日ツタヤで借りたけど、よく思いだしてみたら、
7~8年前におそらく一度、ビデオを借りて観ていた。

でも何回観ても、巨大ロブスターみたいのを怖がるシーンと
夜中に呼び出されて巨大蜘蛛を退治するシーンの
アレンの様が可愛くて愛しい。


関係ないけど、
今私の部屋の前の狭い廊下で、息子が腹筋をしている。

う、うざい…

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おやつの時間に朝食を

いくら起こしても、起きない男がいる。

「ねえ、12時半だけど?」とか
「いいかげんに起きたら?2時になるけど?」
と声をかけても、どうにも起きようとしない男がいる。

それは息子だ。
というより、息子以外に男はいない。

結局3時5分前、そうよ14時55分にもう一度、
「ねえ、ほんっとにいいかげんにしないと、もう、どうにかなるわよ」

で、どうにか起きた。
起きて、朝に私がつくったサンドイッチをしこたま食べる。

「ふぅ…、13時間も寝ちゃったことになるな」と言う。
「起こしてくれよ~。これじゃ何もできないじゃないか。
せっかくいろいろやろうと思ってたのに…」などとほざく。
ふん、私は幾度も声をかけましたよ。
「全然覚えてないな」などと言う。まったくいい気なもんだ。

これでまた、今夜も無駄な電気代を使って、起きているんだな。
いっそ寝ないで、明日の夜まで起きてりゃいいのに。

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でぶ

(ちいさな声で…)
私、太っちゃった…。

おっかしいわねえ~。どうして?

いいえ、原因は明らかにいくつもあって。
そのすべてをしっかり自覚しています。

まず、気が緩んだこと。
大学時代の友人に「あら~、ちっとも太ってないわよ」と言われた。
小学校時代のクラスメートの男の子と担任に「痩せたね」と言われた。
小学校時代のクラスメートの女の子、特に私の親友が前回よりもまた太っていた。
ちょっと安心してしまった。

そして、ついつられてしまったこと。
うちの子供たちは夏になると痩せる。冬になると太る。
夏はアイスを毎日のように無駄食いしても太らない。
子供がアイスを食べていると、つられて私も食べてしまう。
たいして欲しくもないのに、つられてしまう。私だけ太る。

それからいちばん恥ずかしいこと。
散歩、とかいうやつ(それってなあに?とすっ呆けたい)をぱったりとやめた。
だってあなた、猛暑でしたでしょ。(言い訳になっていない)
散歩コースに飽きたというのもある。
毎回呼び込みのにいちゃんの前を通るのが嫌だったっていうのもある。
だから中村橋方面にコースを変えてみたら、
歩道を歩いていた時、独り言を言って怒ってるヤバイおっちゃんがいて、
向かいの歩道に逃げるように横断したら、
「渡るな!バッキャロー!!」と怒鳴られたのよ。(少しも言い訳にならない)

まあ、簡単に言ってしまえば、飽きたのね。面倒になったの。
ああ、なんて私は正直なんだろう。
2キロ痩せるだなんて豪語しておきながら、1キロだけ痩せて、
オッオッオッオッ……(泪)結局1キロ戻ってしまった。
ってことは、ダイエットを志す前の体重と同じね。

だってこの頃、お腹が減って仕方ない。
でもやっぱり、このたった1キロが、私の気持ちを重たくする。

戻すぞ!せめて1キロ。
そしてまた歩くぞ!いつの日か…(気弱)。

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寝るという行為

何をどうすりゃ、そんないい加減な寝方ができるのか、
私には理解できない。

息子の最近の睡眠そのものが、おかしなことになっている。
妙に静かだなと思い、夜中の12時に部屋をノックしても返事がない。
ドアを開けると、冷房のついた部屋でコンピュータも起動したまま、
もちろん部屋の明かりもついたまま、ベッドに横になっている。
「え?なに?なに?」と寝ぼけたりする。

そんなに眠けりゃ一気に朝まで寝りゃいいものを、
無理矢理起きてお風呂に入り、「ふぅ、3時間も寝ちゃったな」と言う。
スッキリとしてまた活動を始め、結局何時に寝たのか私は知らない。

このところ、そんなことが度々ある。
静かだなと思うと、まず寝ている。ベッドから身体を半分飛び出させて
寝ていることもあるし、ちゃっかり布団をかけていることもある。

土曜の晩は結局お風呂に入らずいつのまにか寝てしまったようで、
朝起きたらまたパソコンがスリープしたままの状態だ。
電気のついた部屋で、ベッドから身体を半分近くはみ出させたまま、
うつぶせになって寝ている。
文化祭なので日曜も学校。「6時5分だけど?」と起こしてみる。
慌てて入浴し、朝食をとって出かけていく。

寝不足ならその晩早く寝りゃいいものを、また遅くまでおきているので、
翌朝昼過ぎまで爆睡することになる。そしてまたその晩眠れない。
くだらない悪循環も、本人に断ち切ろうという気がさらさらないので
直ることはない。だけど電気がもったいないことは事実だし。
あまりに遅くにお風呂に入るのも、うるさくて迷惑だ。

巻き込まれる私は寝不足で、昨日の朝は息子が出てから二度寝してしまった。
そろそろ鬼太郎の始まる頃かしらと時計を見たら、10時40分だった。
午後からせっせとお仕事。コンピュータに向かう。

たっぷり寝てしまったので、こんな時間にこうしてくだらないことを書いている。
わーい、明日(今日だな)も休みだな。

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通夜

「痩せたから、どの喪服もブッカブカ!」と母は言う。
出かける予定の1時間前から、真珠のネックレスまでつけてスタンバイしている。

今日は母の体調が比較的良くて、二人でタクシーに乗って、
浮間のセレモニーホールまで出向いた。
Y子ちゃんのママのお通夜へ行った。

ホールには、同じくらいの年恰好の女性達がずらりと椅子に座って
待機していらっしゃった。おそらく町内会とか、近所のお知り合いといった
方達だろう。皆同じように真っ黒に髪を染め、私くらいの背丈しかない。
それに比べてうちの母は、明らかに大柄だということが
今さらながらわかる。母は大きい。

お通夜が始まる直前、Y子ちゃんを呼び止める。
Y子ちゃんの顔は痩せてやつれて、クマができている。
Y子ちゃんと、喪主であるY子ちゃんのお姉さんのために、
ユンケルのちょっといいヤツをプレゼントした。
明日の告別式のために、どうにか体力がもちこたえますようにと。

母は昨日、Y子ちゃんのママの死と、友人のダンナさんの死を知らされた。
明日はわが身か…、歳をとると、誰もがそう思うのだろう。
母の涙腺は乾いてしまっていて、母はもう、泣かない。
いつだって、泣かない。泣かないかわりに石になる。
私の涙腺はまだ充分に潤っていて、泪はいくらでも頬をつたう。

「どうぞお清めを」と言われ、畳の部屋に通される。
見も知らない人と隣同士になって、お寿司や煮物なんて食べるつもりもなかったけど、
「するべきこと」として、一応席に着いた。
隣の爺さんがすぐさまビール瓶を手に、飲めない母と私のグラスに
強引に注ぐ。なんだかよく解らない。
母はお腹が空いているんだか、海老のお寿司を2つも食べる。
「間違えて白身とっちゃった。いらない?」と私に訊いてくる。
「栗、美味しいわよ」と言う。
やっぱりどこか、昔の母とは変わってしまったなと思う。

左右の見知らぬ方々に、お先に失礼しますと言い、早々に席を立った。
なんだか解らないけど、皆60~70代の方達の食欲は旺盛だ。
「煮物、美味しいわね」などと言っている。「このビール、さっぱりしてるわ」
とか言っている。なんだかよく解らない。

帰りのタクシーの中で母に、どんなところで葬儀をしてほしいのか訊いた。
アソコはいやだ、アソコはいい、といった話をする。
文句や愚痴の多い人は、できるだけ生前に、好みを明確に伝えておいてほしい。
10年前なら、どの程度の葬儀になるのか、なんとなくイメージできた。
でも今だったら、そしてさらに10年後だとしたら、母の葬儀のイメージは
ますますつかみにくくなる。
どれだけの人が来るのか、どれくらいの規模になるのか、見当がつかない。

そして母が死んだら、母の部屋の片付けをするのにどれだけの労力が要るか、
イメージしてみる。
クローゼットの中に溢れる、沢山の洋服の数に呆れ、
そこいらじゅうに沁みこんだ母の匂いに泪し、
無駄な買い物があまりに多いことに怒りを覚えるかもしれない。

母を見送るというのは、人生の中でもかなり大きな仕事のひとつだ。
失う前から、つくづくそんな気がする。

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突然の別れ

夜、Y子ちゃんから電話があった。
いつも彼女から電話をしてくることなんて、ぜんぜんなかったのに。
自分の苗字を太い声で名乗って、なんだかヘンだなと思ったら、
今朝、彼女の母親が他界したという。びっくりしてしまった。

ちょうど3週間前に、たまたま彼女のお母さんと電話で話したばかりだった。
昔と同じ可愛らしい声で、私の旧姓を呼ぶ。

お母さんは20年前からいろんな病気を患っていて、
今はもう、身体中癌に蝕まれていたという。それでも不思議なくらいお元気で、
顔色も良く、太っていて、電話の声にもハリがあった。

それなのに昨日突然、一人の部屋で倒れられ、
Y子ちゃんが気づいた時には意識がなかったという。激しい脳出血で、
今朝、帰らぬ人となった。

あまりにも突然で、まだ信じられないとY子ちゃんは言う。
喪失が、喪失感として胸にきちんとおさまるには、それなりの時間が必要だろう。

彼女は今春、父親を亡くしたばかりだった。
「とうとう、親がいなくなっちゃったわ。誰にでも、いつかはやってくる日だけどね」


別れは時に、あまりにも突然にやってくる。
別れを見るたびに私は、だから後悔のないように、
だから自分の大切な人には常に誠実であるように、
心がけたいと思うのだけれど、
現実の私はどうしても、不精をしたり逃げてしまったり、する。

私が先に泣いたら、Y子ちゃんが泣けなくなってしまって申し訳ない。
でも、どうしても泣いてしまった。たくさん泣いてしまった。

この間Y子ちゃんのお母さんが送ってくださった梨が、まだ冷蔵庫に冷えている。
お礼の葉書を書こうと思い、冷蔵庫に貼ったホワイトボードに、
「Y子ママにハガキ」という走り書きが今も残ったままだ。

先週、葉書を投函した。私の中の、僅かな救いだ。

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「ヒマだね」

今朝も出窓の外から、虫の声が元気に鳴り響いている。
私は何度耳にしても新鮮に感じてしまい、
誰かとそれを共有したくなる。
虫が鳴いているから何なのよ?と言われれば、
本当に、ただそれだけのことなんだけど。

きっと私は単純に、この季節が好きなんだよ。
ヒタヒタと忍び寄ってきたと思うと、いつのまにか加速して、
たっぷりの秋の中にいきなり落としこまれる感じの、
その微妙な感覚を、逃さないように味わいたいと思ってしまう。

だから今朝もつい娘に
「ほら、虫が一日中鳴いてるんだよ」と言ってみる。

「ヒマだねっ!」と、
吐き捨てるように娘は、パンを齧りながら言う。

そう言われちゃったら、返す言葉もないわよ。

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リビングの出窓の外では、秋の虫が一日中鳴いている。
あなたたち、私は夜だけ鳴くのかと思っていたのに、
なんだ、意外と体力あるんじゃないの。


今日は午後からちょっと出かけて、人と逢った。
久しぶりに小さな子供を膝に乗せた。抱っこもした。
細い首と細い肩。華奢な二の腕。
太ももに感じる、小さなお尻の感触。
私の子供たちは二人とも、
こんなに華奢ではなかったけれど。
それでもふと、子供達が幼かった頃を思い出す。
私はどんな顔をして、どんな声で子供と話をしていたか。
子供はどんなまなざしを、私に向けていたのか。

娘や息子が小さくなって、外で遊んでいる姿を今、見てみたいと思う。
笑っている顔を今、もう一度見てみたいと思う。
温かくて小さな掌を、何のためらいもなく重ねてきた頃の子供たちを。

いつの間にか晴れていて、空を見上げれば、知らぬ間にもう、
秋の空だ。

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アデランス シフォレ

母がカツラをオーダーした。突然の話だ。

母の髪は漆黒で、太く、硬かった。たっぷりとしていて、白髪もなかなか生えなかった。
70歳を過ぎた頃からようやく白髪がいくらか目立ち始め、
この1~2年ほどで、驚くくらい髪が薄くなった。

母は前々からCMなどで見て気になっていた、アデランスの女性用部分カツラの
資料を取り寄せたらしい。
そして詳しい経緯は知らないが、今日、営業の女性が訪問してくるという。
「悪いけどアンタ、一緒にいてくれる?」と一昨日言われ、
午後はあいているからとOKした。

いやいや、営業のねえさん、(っていっても40歳の美人人妻)スゴイわよ。
パーマやヘアカラーがいかに身体に悪影響を及ぼすか延々と話す。
気の短い母と私は、早く試着させろと思う。ブツを見せろと思う。
途中で話の腰を折り、値段を訊いた。びっくり!だ。

母も私も、実は勘違いをしていて、沢山の種類の中から、自分に合うヘアピースを
探すのかと初めは思っていた。
ところがどっこい、すべて完全オーダーの手作業で、ひと月かけて仕上がってくる。
アタマの型どりをして、サイズを測り、見本をアタマに装着し、
髪を整え、色を細かく決める。白髪と茶髪と黒髪を混ぜ、自毛に近い色合いを出す。
サイズを測り、しつこいくらいの調整をし、写真を撮って、
髪の毛をサンプルとして少し切り、注文書を書き、
その合間にアデランスの技術力を誇り、アートネーチャーとの差を
とくとくと語り、母の髪を綺麗だと褒め、「ええっ!?60代かと思ってました」とか
私に向かって「ええっ!?私より年下かと思ってました」とか言う。
いくらなんでもそれは見え透いてますから。その手のお世辞は最近聞き飽きた。
中年女にゃ若く見えるって言っときゃいいと思ってさ。

1時間ほどのデモンストレーションかと思っていたら、
とんでもない、2時半~5時半までかかってしまった。
まあ3時間かけたって、その場で契約までこぎつけて、仕上がりの初装着の
日取りまで予約をとり、手付金をいただいて帰るんだから、たいしたものだと思う。

後で調べてみると、アデランス シフォレとかシフォレアロマとか
イブクイーン、イブファーレ等々、沢山のブランドが並んでいる。
どのブランドがどうで、価格設定がどうのこうのの説明はない。
高いものは秘密なのだ。秘密にしておいて、
先に素敵になった姿をつくって見せてしまう。お客はどうしてもそれが欲しくなる。
やり方が上手いんだよ。

それにしてもびっくりなお値段。だけどお試しのカツラを装着した母は、
確かにものすごく素敵に見えて、ぐんと若返った。
久しぶりに母を、綺麗だなと思った。
アタマの出っ張りも、後頭部の絶壁も、見事にカバーできる。
「考えようによっては安いじゃない?」と母に言うと、頷いていた。

これで少し気持ちにハリが出ればね。
綺麗になって、外へ行きたいって気持ちにでもなればいいけど。

仕上がるのは来月の半ば過ぎ。池袋のアデランスまで私が連れて行くことになった。
しかし母よ、歩けるか?

「良かったわね、コンサートに間に合って」と、母の唯一の予定である、
11月の錦織健のコンサートのことを持ち出してみる。
先に楽しみが待っているっていうのはいい。生きる希望の光だよ。
母は、薄く微笑む。

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また睡眠不足の日々

夏休みが終わってから、早速睡眠不足が続いている。

だいたい娘がバイトから帰ってくるのが12時半とかだと、
そりゃそれから果物食べたり携帯いじったりパソコンやったりお風呂入ったり。

息子は息子で相変わらず寝ないし。
だって休みになると、どうやっても起きないから。起こしてもまた寝てしまうから。
結局寝すぎてしまい、夜眠れない。だからまた朝眠い。
なのにまた夜寝ない。

要するに私は子供達の喧騒に巻き込まれて、なかなか眠れない。
なのに朝は当然一番に起きるわけで。
5時35分に目覚ましが鳴り、5時45分に起き上がる私。
眠いのよ。眠いの。

週末もずっと仕事をしていた。セッション以外はずっとPCの前で文章を書いている。
ケースをまとめる作業(これが私の趣味で異常に長い)と、
メールカウンセリングの返信と、「すてきな奥さん」のお悩みカウンセリングの回答3本。
メルマガの読者の方からご質問をいただいて返信を書いたりもした。
ずっと画面を見ている。

あんまり真面目なことばかり書いているとつまんなくなるので、
ついブログでくだらないことを綴ってみたりする。
今も、こんなこと書いてる暇があったら、早く洗い物を済ませてお風呂に入り、
洗濯物の処理でもして、弁当用のご飯でもしかけて、早く寝ろ。

そう思うよ。まったく。

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穢れたアドレス

私のPC用メアドは1998年から使っているもの。
アドレスを自分で設定する時、思い浮かばずに当時飼っていた犬の名をつけた。
「コーチャン」だ。

何年か経って、同年代にもPCを使う友人が増えてきた頃には
自分のアドレスが恥ずかしくてたまらなくなってきた。
なんだか夫や子供の名前をつけたみたいに勘違いされそうで。
事実勝手にそう思ったいた人もいたようだし。

仕事上、カウンセリングルームやカウンセラーの登録サイト上に、
私のアドレスは掲載されている。
だからもう、迷惑メールの量が半端ではないのだ。

webメールを利用して、迷惑メールを振り分けているけれど、
出かけていて半日PCを開けずにいると、すでに80通以上は届いている。
最近やたらまた増えて、一日に100通は超えていると思う。

でももう、今さら変えるのもあまりに手間だし、
変えたところでまた同じことが起きるし、私はこの穢れきったアドレスを
このまま使うしかないかな。

私は日常的によく国語辞典をひく人間だが(電子辞書などは用いない)、

けがれる[汚れる・穢れる]…(しみこんだり塗られたりして)きたない状態になる。
よごれる。(みさおを破られたり、生理期間になったりしている状態にも言う。
例、「けがれたからだ」)

ですって。女性蔑視の時代の感覚と、現代の感覚のズレを調整する作業って、
いつどんなふうにやるの?

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デカイ頭で考える

頭がデカイと思う。
「顔が大きいわね」と言われたことはないと記憶しているが
(イマドキの子に比べたら大きいが)、頭がデカイことは自覚している。
「鉢がデカイ」というやつだ。

デカイ鉢にたっぷりの毛髪がくっついているのだから、
そりゃ頭部はどうしたって、せつないほどデカイ。
「背が低いから頭を小さく…」と言われ、自分でもそう思い、
髪を伸ばしたことはなかった。だって髪を伸ばしたら、
全身これ頭ってかんじになりそうで。

この一年ちょっと、同じ美容師のおにいちゃんにやってもらっていたが、
どうも最近、彼の腕が落ちているような気がしてならない。
やる気がないってのかしら。
『それってアタシだから?』と、ついひがんでみたりしたが、
先月話を聞いて、なんとなく解ってきた。

「最近、腰、痛いんですよね~」から始まって、
「僕、首、ヘルニアですから。 しびれ?きてますよ、左手に。
だから僕、よく櫛とか落とすでしょ?」
たしかに。そういわれてみりゃ、あなたよく落としてますよ、櫛とかロッドとか。
「力、入らないんスよねぇ」
お客にそんなことばらしていいのか?プロとして?

そういえば彼と、以前話したことがある。自分で店を持つなど、経営側に回るほど
お金のない美容師は、40代とかになったらどうするんだ?という話。
「そうなんスよ。僕も考えてるんスよねえ…。
だからみんな結構、30代とかで転職する人とかもいるんスよねえ…」

なぁるほどね。だから最近アナタのパーマ、巻き方がバラバラなのね?
カットも左右がアシンメトリーなのね。
あなた、美容師としての自分の人生に今、迷いがあるのねっ!?

で、そのおにいちゃんいわく、イメチェンするには伸ばすしかないのでは?
ということで、私はここ何ヶ月かぐっと我慢して、私としては長めでキープし続けた。
ああ、鬱陶しい。ああ、切りたい。
頭と顔が小さくておでこが広くて顔が綺麗だったら、ベリーベリーショートにしたい。

だから私は今、美容室を探している。
私の頭を上手に小さくしてくれる美容師を探している。

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クラス会

小学校の時の同窓会。というよりはクラス会。
というよりも飲み会か。

担任の先生(67歳男性)は、いつもとんでもなく飲兵衛で、
「八海山も飲み放題だ」と、ビールと同時に頼んでがんがん呑む。
二次会も三次会も、とことん最後まで行っちゃう人。

「なに?息子さんは15歳?じゃあもう大丈夫だ。次へ行こう!」
と先生に誘われたけれど、電車に乗って帰ったよ。

私は息子をひとり置き去りにしてきたので、
11時ちょっとすぎには練馬の駅に着くようにした。

最近ときどき思う。
私、この歳になって、ようやく男という生き物に慣れたなと。
いや、人間というものに慣れたのかな。

あ、違うわね。
ただ、図々しいオバサンになっただけね。
心臓に剛毛が生えてきただけかもね。

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癌研

有明の癌研に母の付き添いで行くのも、これが三年目。
その前の年はまだ、癌研は大塚にあった。

ものすごく綺麗になって、すべてがコンピュータ化され、
でもそのおかげで以前よりも待ち時間が飛躍的に短くなった。
会計もすべて自分で機械で行うので、長い間待たされることもない。
ほんの数十秒で済んでしまう。

母は年々ヨボヨボしてきて、このままだと来年はおそらく、車椅子かもしれない。
そして毎年癌研に来るたびに、母は同じ話をする。
夫の癌を妻である自分に宣告したときの医師の非情さを、今でも語る。
その時の医師になりきって、語る。
「奥さん、ご主人、癌だよ。もうすぐ出てくるから、顔に出しちゃダメだよ」
母はそう憎々しげに、医師の言葉を再現する。
33年近く経っても、その時の怒りと哀しさ、辛さが
母の胸の底に、固まったまま残っているんだなと思う。哀しいわ、人間って。
あんなふうにはなりたくないな。


今日は娘が父親と再会する日。
なかなか帰ってこないので、ちょっと心配していた。
未成年の娘に酒を飲まさないでおくれよ。

娘はクタクタになって帰宅し、「明日テストなのに」と言いつつ、
疲れきってベッドに横たわっている。

「でも、逢えて良かったよ。思ったより平気だった。
泣かなかったし」と言う。

そうだよね。血が繋がっているんだもんね。
時間や空間を飛び越えて、すぐに繋がるものがきっとあるんだよね。
当然、他人である私以上に。

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再会

昨日、別れた夫が上京してきた。

今日、息子と3人でランチをした。
彼は今朝まで友人達と呑んでいたらしく、酒の匂いをプンプンさせている。
行く店は決めてあったので、「食べられるの?」と訊くと、
「いや、蕎麦かうどんがいい」と言う。
息子も麺類が好きなので、蕎麦やへ入った。
高級蕎麦だった。

交際期間4年、結婚20年という歳月は、逢わなかった9ヶ月半を
簡単に飛び越えたように感じる。
私の中の違和感はすぐに消えて、普通に話して普通に笑った。と思う。
自分の中に、何らの悪感情もなくなっていることに改めて気づけて、
良かったと思う。
そんな自分でいられたことを、嬉しく思う。

蕎麦はすぐに食べ終えてしまったので、結局2回お茶をして、別れた。
地下街の雑踏の中で手を振って、
私は振り返らずに、息子と歩いた。
ほんの一瞬、振り返ってみようかと思ったけれど、やめた。

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ベースに抱かれて

今日は息子が「ベースを買いに行く」と決めた日。
「ああ、こえぇなぁ…」と、家を出るまでに相当時間がかかっていた。

彼が一人で行動するのは池袋がせいぜい。
サンシャインの中の新星堂楽器は潰れちゃったから、
三越の横の通りに面したクロサワ楽器か
ピーパルの中の石橋楽器よ、ってことになった。
あんなに丁寧に説明して、簡単すぎる地図までかいて、
「迷いようがないから」と教えてあげたクロサワ楽器店は
「見つからなかったよ」と言う。

結局石橋楽器で勇気を出して店員にきき、初心者用ベース入門の
一揃えを買って帰宅した。
息子が帰宅する数分前に、娘がスタジオ練習からギターを背負って帰ってきた。
続いて息子がベースを背負って、アンプの箱を手に帰ってきた。
え、うちって音楽一家?
ベースって、のっぽだったのね。あんなにネック?の部分が長かったのね。

とりあえずベースをカバーから出した後、息子はすぐに説明書を読み出す。
次にチューナーの説明書、メトロノーム(電子音のへんな機械)の説明書に
じっくりと目を通す。娘がイラついて口を出す。
「説明書なんて見てないで、とりあえず音出してみたら?弾いてみたら?」
「いや、弾き方わかんないから」と、購入前にジュンク堂で買った、
やたら地味なベース教本みたいなものに目を通す。

小さい頃からそうだ。
娘はとにかくさっさと物を出して、手当たり次第いじってみる。
わからなくなったら適当に説明書を読むけれど、結構曖昧なまま自分流で流している。
息子は全く逆だ。物を箱からも出さない。とにかくまずは説明書だ。
説明書をとことん読んで、それからやっと物に手を伸ばす。

どちらがいいとか悪いとかの問題ではない。
人間の種類が違うんだろうな。私はどちらかといえば前者のタイプ。

ただ、いくら説明書を読んでも、できないことってあると思う。
身体で覚えるとか、身体が覚えるとか、感覚でやるとか、そういうもの。

「早くアンプに繋いで音出してみてぇな」と息子は言う。
「さっさとやればいいじゃん!」と、娘と私の声が重なった。
せっかくアンプ買ってきたんだから、さっさとやってみればいいじゃないの。
メトロノームの説明書なんか読む前にさ。
とりあえず「ベース買ったぜ!」っていう興奮を、身体で感じてみなってのよ。

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ギターはだいぶわかってきたものの、
なんだかベースが理解できない息子。
いやに静かだなと思い、
開いているドアから覗いてみたら、
ベースに抱かれたままスヤスヤと寝ている。

お腹、重くないのかい?

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