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イヴェント

「一度にたくさんのこと、できないのよ」
と、母は言う。

「今日だったら午後医者に付いていけるよ。どう?」と母を誘うと、
「…えっ……?」と絶句する。

イヤならいいんですよ、イヤなら。私だって別に、行きたいわけじゃない。
このところ暑さも一段落したし、やっと車椅子を押して近くの医者に行き、
今後かかりつけの町医者として機能してもらえるよう、話しに行こうと思っていた。
介護申請をするのにも、医者へ通院してなくちゃならないし。

母は来月の3日に、有明の癌研へ定期検査に行く。
去年一昨年も私がつきそった。
今年の検査は去年の時点で自動的に予約が入っていたとのことで、
それを知らなかった母は、そろそろ予約を取ろうと癌研に電話して
初めてその事実を知った。

急に決まる話というのは、母を動揺させる。
「いやだわ、パーマもかけてないし」って、病院に何しにいくのよ?
それにこのところの体力じゃ、カットだけで精一杯よ。

ひとつの予定があると、他の予定を入れることができなくなる。
まだずいぶん先のことなのに、
「医者へ行くのは、癌研が終わってからにしようと思ってたの」と言う。
そして「ごめんね」と私に謝る。「一度にたくさんのこと、できないのよ」

別に謝ることはないです。
なかなか行けなかったり行きたくなかったりする自分に、
罪悪感を抱いているのは私だから。

一度にするわけでもないし、たくさんのことでもないけれど、
今の母のキャパシティはそれでもう、いっぱいいっぱいなんだろう。
イヴェントは、月にひとつくらいでちょうどいいのかな。

11月に練馬文化センターで開かれる、錦織健のコンサートチケットを、
この間チケピでとってあげた。
コーラスの友人と一緒に行く予定だそうだ。
先に楽しみがあるというのはいい。

もっと涼しくなれば体調がよくなると、母はまだ信じている。
去年は涼しくなっても寒くなってもダメだった。


この頃たまに、息子が幼稚園の頃の母を想い出す。
娘の保護者会とかで母に子守を頼んだ日、向原団地の中の遊歩道を、
駅のほうから元気に歩いてくる母の姿を想い出す。
あの頃はまだ、元気だったなあ。花がたくさん咲いていたよね。
考えてみれば、あの頃から十年という月日が流れたのだ。

お母さん、十年の間に、いろいろなことが変わったよね。
いいとか悪いとかじゃなくて、だけどほんとうに、
たくさんのことが変わったよね。

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美しい姿

う、美しい!
息子が勉強をしているよ。

っていってもダイニングのテーブルで、夏休みの宿題を、
今さら必死にやっているだけのことだけど。

だけど久しぶりに彼がシャーペンを手にノートやプリントに向かってる姿は、
我が息子ながら、なかなか素敵だ。
アナタ、勉強が似合うわよ。

「僕は決めたよ。やっぱりベースを買う」

さっき、私にそう決意表明していた。
今日友達と行ったゲーセンでやったギターのゲーム?で、
「自分のリズム感のなさにへこんだ」と言ってたばっかしだけど。

「ギターならさ、下手でも自己満で弾き語りとかしちゃって自己完結できるけど、
ベースはアナタ、バンド組まなきゃ意味ないでしょ」
などと、何度か言ってきた私だけど。

「ベースで曲つくってるヤツもいるし」
『え、ハナワとか…?』(これは心の声)

「9月1日か2日にベースを買いに行く」
「ひとりで?」
「ひとりで行くしかないだろ。…アンプとかどーすんだろ?
ま、店員に訊くしかないなっ」

だから息子は今月中に、宿題を終わらせる決意をしたのだ。

おお息子よ、その意気だよ。
勇気と不安を両手に持って、ほんの少しでも勇気のほうが大きくなれば、
アナタはどんどん成長するよ。

勇気の種を蒔くのは親の仕事だし、
勇気の芽を摘み取ってしまうのも親の仕業だよ。

正直に言えば私たちは、アナタの勇気の芽を、
小さい頃からずいぶんと摘み取っちゃったと思う。摘み取るだけじゃない。
踏み潰しちゃったことだってあったと思う。

過ぎてしまった時間は戻せないけれど、
私は一生懸命今、このおせっかいな口に絆創膏をしているからさ。
開きかけたら何度でも、絆創膏を貼り直すからさ。
どうかその間に、強い大人になっておくれ。

…って、ちょっとムシが良すぎるかしらね。

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かたくりこの想い出

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片栗粉ってやつは、なぜか皆、
同じようなデザインのものが多い。
シンプルな白に黒い文字で「片栗粉」って書かれたものも
いくつか知っているけれど、
多くはこのパターン。見慣れているけれど、
案外可愛いと思う。

左の商品なんて、特色4色、おまけにひとつは金色ですから。
結構ゴージャス、たかが片栗粉に。
しかし何故みんな、こんなゴツイ文字を選ぶ?

「かた くりこ」というのは、私が高校1年の頃に、
「詩とメルヘン」(やなせたかし編集のね)に
詩を投稿していたときのペンネームだ。
思いつきでただ、言葉の響きが好きだったからというもの。
そりゃもちろん、隠された意味などないさ。

一度だけ最終候補に選ばれて、でも結局私の詩が誌面を飾ることはなかった。
惜しかったな。

自分の才能の限界を知った私はその後、美大受験のほうに力を入れた。
まあそちらもすぐに限界を知ったけど。


それにしても、今またふと蘇ってきて、気になった映像。
またまたオオゼキでのひとこま。

今日は店内で餃子の試食販売をしていた。
まあまあそこそこ男前のおっちゃんが、カリッと焼いた餃子を並べている。
ふと周りを見回すと、いつのまにか十人くらいのおばちゃんたちが、
皆餃子の立ち食いをしているじゃないの。夕方の5時、小腹が空く頃だものね。
「カリッと焼くにはコツが3つ!」とかおっちゃんは言う。

一人じゃ恥ずかしくても、大勢いれば心強い。皆、結構ガツガツ喰ってたぞ。

「美味しかった!だってあの餃子、いくつ食べても飽きないじゃん?」などと、
生意気な7歳くらいの少女が母親に言う。母親は答えない。
…ってアナタ、餃子いくつ食べたのよ?

食べてる人のわりに、買ってく人は少ない様子。それが主婦よ。

し、しまった。また今日もくだらないことを書いてしまった…。

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あの頃のアタシ

「あの頃のアタシ、どうかしてたのよ」

この頃うちの近くの百日紅が、私が通るたびにそう語りかけてくる。

7月の末だか8月の頭だったか、梅雨の明ける前に、ひどい大雨の降ったことがあった。
その日から、百日紅は変わってしまった。
枝はしな垂れ、不思議なほど鮮やかだったピンク色はすっかり色褪せて、
ぼやけた普通のピンク色と白の、冴えない姿になってしまった。

「派手で綺麗な人ほど、老化は早いのかしら」
私は勝手にそう思っていたが、このところ、百日紅はすっかり落ち着きを取り戻し、
以前とは違う美しさを見せるようになってきた。
落ち着いたピンク色をして、弱った枝も活力を取り戻し、
清楚に、でも堂々と、いまだにたっぷりの花をつけている。

アナタ、あの大雨で、何を学んだの?
この酷暑、日照りの下で、どんなことを想っていたの?

「あの頃はアタシ、ちょっと無理しすぎてた」
そう、あの頃のアナタ、ちょっと普通じゃなかったものね。

http://kuriko11.cocolog-nifty.com/blog/2007/07/post_1249.html

樹と会話する女。
樹木カウンセラー…

ないない、そんなの。

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ナスのある暮らし

虫刺され25箇所、で思い出した。

私は先日、そう、3日くらい前かしら。
オオゼキで(オオゼキネタが多いなと我ながら、世界の狭さを痛感する)、
【5本で100円!】というナスの特売をしていた。
店頭のダンボール箱にバラで入ったナスに、買い物客の女性たち3~4人が
群がっていた。何だよ、みんなナスが好きなんだなあ。

私は特に「ナス」というやつが好きではない。特に嫌いでもないが、
やたらと油を吸っちゃう、スポンジみたいなところが憎い。
たいした存在でもないのに、やたらと高カロリーになってしまうじゃない。

そして油を吸ったナスの、まったりととろけるような食感がイマイチである。
噛むと、なんだかせつない。快か不快かと問われれば、不快なせつなさだ。
私の中でそれは、大トロ、とか、ウニ、とか、カニミソ、とかに通じるせつなさだ。
舌に広がるそれらのまったり感は、私を少しも幸福にはしない。

話がそれたけれど。
それで私がその日オオゼキのレジに並んでいる時、前の60代くらいのおばちゃんが、
ナスをたっぷり入れたカゴを持っていた。
レジのねえちゃんはナスを数え、袋に入れて、「ナス、25個ですね」と言った。

ナス、25個。
おばちゃん、ナス、何するんだい?

実は家庭的な中華料理屋を営んでいるとか。
家族全員ナスの漬物が死ぬほど好きだとか。
あるいはおばちゃん、絵手紙教室の講師をやっていて、
生徒ひとりに1個ずつ、モチーフとしてナスを配る気だな、さては。

私的には最後の妄想が気に入っている。
そういえば、ちょっとクセのありそうな、見ようによっては
アーティスティックなおばちゃんだったな、とか。 適当である。

蚊もゴキも、猛暑の頃よりも、いくらか涼しくなってくるこれからが本番。
ちょっと蒸し暑い、でもいくらか涼やかな風が吹きはじめた頃の晩が怪しい。

気をつけようっと。

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私の足を弄ぶヤツ

同じ蚊なのかどうか知らない。
何匹もの蚊が寄ってたかって私の白くて太い足を貪り食ったのか、
それは知らない。

だけど夜の6時半前後、中野の街の少し奥まった商店街のはずれの道で、
友人のY子ちゃんを待って立っていた私は、すっかり蚊に弄ばれてしまった。

夜目にもわかるほど黒々とまん丸になった蚊が私の足首に止まっているのに
気づき、夢中で叩いたら、ストッキングに紅く、直径4ミリの丸ができた。
気づくのが遅かった。

道に迷ったというY子ちゃんはなかなか来ない。
20分近く待っていた私は痒くて気が狂いそうになり、Y子ちゃんの携帯に
電話しながら近くに貧弱な薬局を見つけて飛び込んだ。

ノーマルな虫刺されパッチがひとつだけ残っていた。
たくさん並んでいたのはアンパンマンパッチ。
あれは確かシールに青く、アンパンマンのイラストが描かれているのよ。
(今は知らないけれど昔はそうだった)
縋る思いで無地のパッチを購入し、やっと逢えたY子ちゃんと劇場に入る。
今夜は芝居を観に行ったのだ。

トイレに入ってストッキングを下ろし、パッチを貼る。
貼っても貼っても足りないよ。
だけどパッチのおかげで痒みもひき、エアコンが物凄く効いてるせいもあってか、
まったく意識することなく芝居に集中することができた。
偉大だよ、パッチ。

帰ってから、むくみきった足の虫刺され箇所を数えてみたら、なんと25箇所。
ちょっとした献血気分だ。

ああ、今日はハードな一日だったな。
よく働き、よく喰われた。

明日も仕事だ。頑張ろう。

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義務感だけで生きる

母の部屋の浴室の、シャワー本体が壊れた。
シャワーと蛇口から出るお湯が、イマイチぬるい。
すぐに駆けつけてくれた工務店の人が調べて、原因が判った。
後日本体を交換ということになり、力のない母は浴槽からお湯をくみ出して
シャンプーすることがしんどいようなので、私の家で入浴するよう伝えた。

急いでお風呂の掃除をしてからお湯はりをして、電話で母を呼んだ。
母はノソノソとやってきて、「この部屋は寒いわね」と言う。
だけど背中に汗をかいている。扇風機が嫌そうなので止める。
しばらくすると、「なんだか暑くなっちゃった」と言う。
「もっと涼しくする?」と訊くと、「身体が冷えちゃうからイヤ」と言う。

お風呂場に行って、母のところとは違うシャワーの使い方などを説明するが、
「なんか今日はヘンなの」と言って座り込んでいる。
「入るのやめようかしら」と言い、「シャンプーはやめとこうかな」と言い、
「やっぱり汗だけサッと流すか…」と言い、「後で身体拭くだけにしようか」と言う。

「私が流してあげようか?」と訊くと、
「やっぱり入るのやめとくわ。なんか自信ない」と言う。
「身体、拭こうか?」と訊くと、
「じゃあ背中、拭いてもらおうかしら?」と言い、
「やっぱり帰って自分で拭くわ」と言い直す。
「『あら、痩せてるわね~』とか言われたくないの」と言う。

母は痩せてしまった身体をとても恥じる。といってもガリガリなわけではない。
ただ筋肉がないのと急激に体重が減ったので、タレタレになっているのだ。
まったく、娘にまで見栄をはってどうするんだと思うけれど、
見栄をはれるうちはまだいいのかしらと思って、引き下がることにした。

母を部屋まで送る。
フラフラしながら「身体拭かなくちゃ」と言うので、「何も今無理にしなくたって、
9時からのドラマを見終わってからだっていいじゃないの」と話す。
「だってその前にさっぱりして、それから見なくちゃ」と母は言う。

職人さんが入る前に○号室の鍵を開けなくちゃ、とか、
明日は資源回収の日だからダンボールを外に出さなくちゃとか、
母は自分に残された僅かな「~~しなくちゃ」だけのために
生きているみたいに見える。

その僅かな「~~しなくちゃ」いけないことさえ、だんだんできなくなってきて、
母は喪失感に打ちのめされている。
義務感とか責任感を感じていなくちゃ、母は生きられない人なんだ。
朝は起きなくちゃいけないから睡眠不足でも起きて、フラフラして。
洗濯はしなくちゃいけないから洗濯機を回して、でもフラフラして干せなくて。

実はもう、どれひとつとして、どうしてもしなくちゃいけないことなんて母にはない。
それくらいのこと、明日でもあさってでも構わないし、
私がいくらでも代行してあげるのよ。私はそれを懸命に伝えながら、
自分がとても残酷なことを言っているのだろうと自覚する。

母は何ひとつすることがなくて、したいことがなくて、
凍った顔でソファに座っている。
脳細胞は恐ろしいスピードで、死んでいっているんだろうな。

こうはなるまい。こんなふうにはなるまい。
母を見ていつもそう思うけれど、同じ血が流れていることも私は知っている。

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節電を考えながら節電しない女

それは私だ。
いえね、私だってもったいないことはしませんよ。
電気はこまめに消すほうだし、電気、水道、ガス、ムダなことは嫌いです。

でもね、暑い暑いっていいながら、やたら暑い部屋で堪えて
「眠れませんよ、もう」と夏バテしてる人とかの話を聞くと、あらそうかい?と思う。
「だから栄養ドリンクで頑張ります」とか言ってると、それもある意味ムダではないかと。

東京電力もそろそろ正念場とかいってるけど、実はまだ余力はあるんだろうな。
だって本気でマジにやばかったら、もっと騒いでいると思うけど。
大手企業や公共施設なんかでは、節電のためにエアコンを止めたり
エレベーターを一部止めたりしてるみたいだけれど、
もっともっとムダなところはあるわよね。

だいたいデパートとか量販店の売り場って、リニューアルするたびにどんどん
照明が明るくなっていく。あれはどうにかならないものか?
確かに明るいのに慣れてしまうと、薄暗い売り場ってなんとも貧乏臭く、
売ってるものも三流っぽく見えてしまうから不思議。
もうすぐ閉店する丸井中野店本店なんて、死にたくなるほど薄暗く憂鬱だったわよ。

池袋東武の靴売り場がリニューアルされた時、
「どうしちゃったのよ!?」と思うほど明るかった。
天井に馬鹿みたいに電気がいっぱい並んでる。
でも今となってはそれも、なんとも感じなくなっているもの。慣れってコワイわ。

少し前の話だけど、いちばん腹が立ったのが、ハリポタの映画の宣伝に、
六本木でとんでもない量の電力を消費して、空高く光の柱みたいのをつくったっていう
ニュースを見た時かしら。なんだか馬鹿らしくて溜息が出たのを憶えている。
今時そんな時代の流れに逆行するような企画、誰が考えたんだろうと思った。


「冷房がききすぎて」と、母はエアコンを止めたりつけたりしている。
設定温度を30度なんかにしてるけど、「寒いわ」と言って、
2箇所の窓を半分以上開けたままエアコンをつけている。
「だからね、窓なんか開けてるから、いつまでも設定温度にならなくて、
エアコンは必死でフル回転してるのよ。だから風が当たると寒いのよ」と教えてあげた。

「ゆうべは暑くて眠れなくて。夜中に睡眠導入剤飲もうかと思ったけどやめといた」
と、母はボーっとした顔で話す。
母の場合、別に節電を意識しているわけではない。
「だからさ、ココのエアコンつけて、ココのドア開けて、窓とアソコの扉は閉めて…」と、
おそらく寒すぎず暑くない快適だと思われる方法を教えてあげた。
「そう?やってみるわ」と言う。

節電と体力は、上手に折り合いをつけねばね。

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時給の重み 酒の旨み

時給ってやつは、その労働量に比例するかというとそうでもなく。
もちろん反比例はしないけれど。

テレアポの類いはラクをして稼ぐ。でもそれなりにトークスキルは必要だし、
生まれもってのその人のキャラだとか声のトーンだとかによって
成果が違ってくるのだろうから、それはそれでいいとして。

娘が昨日から、新しくバイトを始めた。
先月練馬で始めた居酒屋Wはあまりに酷く、対応がいいかげんで、
電話でシフトを連絡するといったきり連絡が来ない。
「要するに人手が足りているってことでしょ?」と娘は怒って辞めた。
だいたい新しく入ったバイトの子に渡すユニフォームが、
洗濯もしてないどろどろでシワシワでサイズも全く合ってないもの。
ちょっと呆れていたら、やっぱりなんだかいい加減だった様子。

8月はバイトが決まらず、ライブや遊びやバンドの練習に駆けずり回っていた娘、
いくらお金があっても足りなくて、相当ストレスを溜めていた。
昨日から、隣の駅の商店街にオープンしたやきとんやでバイトを始めた。
狭い店内を動き回ること7時間。まともな休憩もないらしい。
0時の閉店まで、みな全力疾走らしい。

もちろんオープン初日だからってのもあるでしょうけれど。
「時給が高いワケがわかった…」と、0時20分に帰宅した娘は
床に仰向けに倒れる。お疲れだのう…。

やはり経営者はバイトを雇う時、面接でなんとなく、その子の運動神経を
チェックしてるのかな。やはり立ち居振る舞いとか歩き方とか姿勢とかで、
運動神経の有る無しって、少しは判るもの。

「ああ~、客として行きた~い!」と娘は言う。
「ボクはどうやら酒が飲める体質のようだ。
とりあえず、ビールの美味さは分かったよ」と息子は言う。

私の子供達は酒飲みらしい。
飲めないのは私だけか。フン、面白くもない。

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哀しみの軽さ

血液の中を、哀しみが流れて、そして溜まっている。
澱んでいる。

髪の毛の先から、指の先、爪先まで、
哀しみは溜まっている。

たとえば大きな声で泣いてみたりだとか、
誰かに向かって喚いてみたりだとか、
傷口から血を滴らせたりだとか、
そんなことができるなら。

そんなことができるほど、私には筋力がない。
それほどの激情がない。

血液の中から哀しみを抽出して秤に載せてみても、
針が振れるほどの重さはきっとない。

ただ血液をほんの少し、ドロドロとさせているだけだ。


今日も肩が凝ったなあ…
今日も首が凝ったなあ…


大きな声で泣いてみたりだとか、
誰かに向かって喚いてみたりだとか、
傷口から血を滴らせたりだとか。

そんなことができるなら。


そんなことはできないから、私は今日も普通に生きる。

冷房を28度に設定して扇風機を回すより、
27度に設定して扇風機を使わないほうが節電になるのかしらと。

そんなことを考えたりしながら、普通に生きる。

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大人気 お札やきかま

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「よっちゃん」が、一億円札になっている。
息子が岡山で購入してきた、
一番のお気に入りのお土産。
このとおり、デカイ。
それなのにとてもチープ。

今日、友達が集まる将棋会館で、
早速取り出したところ、
息子が席をはずした束の間に、あっという間に消えたらしい。
男の子って、こういう駄菓子類、好きよね。
蒲焼さん太郎、酢だこさん太郎、焼肉さん太郎の、太郎さんシリーズとか。

http://www.yotchan.co.jp/shopping/index.html

よっちゃん食品工業株式会社。
こんなキュートな限定商品まであったわ。


【怠け者の吸う空気はよっちゃんグループにはない。】

これはよっちゃん食品工業株式会社の【企業信条】の中の一文。
なんか、惚れたな、よっちゃん食品。

あら、でもココ、山梨県の会社じゃないの。

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何が違うかって、「音」だな。

息子が帰京して、たまたま娘が不在だった昨日の晩、しみじみと気づいたこと。
息子の生活音。これがかなり騒々しい。
廊下を歩く音、シャワーの音、ドアを閉める音、
鼻をかむ音、キーボードを打つ音、歌をうたう声。

娘と私は足音をたてずに歩くけど、息子は偏平足の足で、ドスドスドスと歩く。
身体の末端まで神経が行き渡らないんだかなんだか知らないけれど、
しなやかさとか滑らかさ、優美さなんてものとは無縁である。

東京に戻るなり、息子はまた夜更かしの生活。
いつまでたっても寝やしない。
やっと私がうとうとしだした頃に、ガーっと扉を開き、リビングの電気をつけて
ドスドスと歩くから、また目が冴えてしまった。
洗面所で水をザアザア流し、トイレの水洗レバーがギュンと鳴る音までよく聞こえる。
全てのドアをきちんと閉めないまま行動するので、音が筒抜けなのだな。

帰京した翌日、つまり今日は、朝から将棋会館だ。明日も将棋会館だと。
そしてあさってはボウリングだって?
山のような宿題は、相変わらず見て見ぬふりだ。
「言わないでくれ、ちゃんと考えてるから」

何をどう考えているのかは知らない。
まともに取り組めば、物理的に不可能だろうに。
見通しをつけることもしたくない様子。
言ってもやらない。怒るだけだ。そして不安になるだけ。
だから言わない。そしてやらない。

息子よ。自分の行動の結果は、自分で引き受けなさいよ。

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したこと、しなかったこと

「できなかったこと」と書くと、何かのせいにしているようだから、
そんなふうに書くのはやめよう。
「しなかったこと」、もっと正確にいえば、「したくなくなったからしなかったこと」だ。

書類の整理、でしょ。これは面倒になったからという、ごく簡単なもの。
別に子供がいる時にだってできることだなと思い、
いない時にこそしやすいことを優先した結果。

あと、映画館に映画を観にいくこと。
観たかった「リトルチルドレン」を上映しているのが、都内では渋谷と日比谷だけと
知り、ちょっと億劫になった。暑いしさ。そこまでして観るものでもないか?と思い、
やめた。その代わり、もともと観たかった映画を4本、DVDで観て我慢。

もうひとつ、剥げかけたフローリングのワックスをなんとかする。
これはもう、やろうって気力がなかったな。
これはもう、言い訳のしようがない。
面倒だった。やりたくなかった。やっても上手くいかないことが判っていた。
もしかしたらワックス剥がしからやらないと駄目だということが
判りそうでいやだった。だとすると、どうしてこんなに剥げたのが目立つタイプの
ワックスを、勝手に塗ったのだ?何の許可もなく?工務店さんよ?
ということになるのが面倒だったのだ。

なんだ。
要するにやらなかったのはみんな「面倒で億劫だった」というだけのことか。
ま、誰ひとり迷惑かけるわけでなし。
やるべきことはやりました。やりたくなくてもやりました。
だからいいよ。
…と、自分を赦す。

明日は息子が帰京する。さてはて…。

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波乱万丈

波乱万丈なY子ちゃんの人生を振り返る。
Y子ちゃん、我が家で、語る語る、語りまくる。

「なんでそこでそうなるのよ!」
「どうしてそこでそう言わない?」
などなどと、突っ込みどころ満載で。

Y子ちゃんはあまりに辛いことを、笑って話す。
いつだってそうだ。

私は今の仕事を始めてから、どんな話を聴いても動揺することはない。
中にはそれはそれはとんでもなく大変な人生なども、
たくさん垣間見せていただいているから。


「成るべくしてなったのね」とか「そういうオーラが出てるのよ」
「それは持って生まれたフェロモンね」とか
「それは運命だわ」とか、
歳をとると、だんだんそんな曖昧な言葉が飛び出すことも多くなる。
だけど案外そこに真実があって、
人間がひとり、どうにかしようともがいたところで、
どうにもならないことって多いのよね。
なんてことも、だんだんと解ってくる年頃なのかしら。

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気楽

ここのところ、気楽である。
母の顔さえ見なけりゃね。

昨日バリから帰ってきた姉にこまごまとお土産をもらい、
ホテルでなぜか特別待遇を受け最上級の部屋に通された自慢話などに
「あら、いいわね~」「まあ、素敵ね~」などと適当に羨ましがり。

昨夜はレンタルDVDで「蝶の舌」を観て、
少年の可愛さと残酷さにラストちょっぴり泪ぐんで。

今日は娘が高円寺の無力無善寺というへんてこな店でライブ。
ギターとヴォーカル担当。
出かける直前になって「あ、ギターの弦、切れるかも」とか言ってる。
大丈夫なのか?

娘の帰りは遅いので、だから私は今夜もゆったり。
仕事を終えてから、池袋へ行った。
先週の金曜あたりに行く予定だったハンズ、息子のバッグの返品。
急に入った仕事のためにすっかり忘れていた。

それにしても池袋のサンシャイン通りっていうのは、
どうしてもいつもあんなに人でごったがえしているのよ。
それもはっきり言って、美しい男女は歩いていない。

お店の看板持って立っている若者達は、暑さのせいか目がいっちゃってるし。
いかにも胡散臭いホスト系の金髪ゴリラにいちゃんのキャッチに、
どうしてそんなに色目を使いながら話聞いて頷いちゃってるの馬鹿ねアナタ!
みたいな半裸体の若い女の子とか。
あり得ない系巨漢おばさんとホスト(勝手にそう決めている)が
腕組んで歩いてたりとか。

青山、銀座はもちろんのこと、渋谷、新宿とも違って、
池袋の汚さって、やっぱりなかなかのものだと思う。ゴミタメか?
ってことは、私も歩くゴミの一人ってことね。

ゴミの私は少しだけフラフラして、でもどこかで夜ご飯を食べる元気もなく、
お腹も空いてなかったので、買い物してからそのまま帰宅した。

家へ戻れば、ゴミの私もホコリくらいにはなっている。
特に意味はない。
明日はY子ちゃんが遊びに来るから、掃除でもするか。
あら、でももうすぐ10時半?

気楽な日々である。

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どうでもいい訂正

さっき西友で見たのよ。
昨日の記事が間違いだったことに気づいたのよ。

「キシリッシュ」じゃなくって、「キシリトール」だったわ。ロッテの。
そして西友ではキシリトールガムのボトル入り150gが819円でしたわ。

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車椅子

注文していた車椅子が届いた。
折りたたむと薄くて軽くて、なかなかいい感じ。

マンションの廊下で、母を乗せて押してみた。
「ラクだわ…」と母は言う。

軽井沢へ行けば元気になっていた母も今回は、前半は横になっていることが
ほとんどだったという。最後の2日間だけはどうにか、
いくらか外出することができたそうだ。

昨晩は私の家で、母とふたりで夕飯を食べた。
いつもは母の隣で食べている私は気づかなかったけれど、
食事中の母の、暗い顔つきったら…。
こんなに暗い顔をしてご飯を食べる人、見たことないよ。
「ああ、美味しかった。ごちそうさま」と言われても、
そんなに死にそうな顔して呟かれたら、こっちだってさ…。

食後も、口から飛び出すのは、否定的な言葉ばかり。
いろんな話題についての、否定的な意見ばかり。
「いつもそんなことばっかり言ってるの、自分で気づいてる?」
と訊きたかったけれど、私は言葉を呑み込んだ。
今さら母にそう言っても、それをきっかけに、何かが変わるわけではないから。
少なくとも良い方向へは動かないことを知っているから。

母はもう、コーラスへ行くことを諦めた。
そして杖をつくことを受け入れた。
今度は車椅子を受け入れようとしている。
諦めなくちゃならないことの多さ。
あまりにも速いスピードで押し寄せる、老い。
できなくなることが、少しずつ増えていくこと。
それを克服する気力がないということ。

車椅子を前に、
「暑くて、これじゃ表に出られやしないわね」と言う。

そうね。もう少し、涼しい時間ができたらね。

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クロレッツ中毒

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それで私はオオゼキで、「クロレッツXP」のボトルを買った。
オオゼキでは半月に1回くらいの割合かしら?
ボトル入りガムが安くなる。
西友とかで800円近くするキシリッシュも598円。
クロレッツXPも598円よ。

スーパーにおけるボトル入りガムのシェアは、
圧倒的にキシリッシュの方が大きい。
少なくとも練馬あたりではそう。
だけど私、どう食べ比べてみても、
クロレッツXPのほうがダントツに美味しいと思うの。
特に「クリアミント」に関しては。
後味の爽やかさ、味の抜け具合が緩やかなところが好き。
なんていったって、
「おいしさ長持ち配合」「マイクロカプセル配合」だからね。

私は日々、このガムをよく口にする。
味のなくなったガムを噛んでいると吐き気がするタチなので、
もったいないくらいすぐに吐き出してしまう。
だからオオゼキの安売りはとっても貴重。
この数ヶ月で、私はこのボトルをいくつ消費したかな。
だけど1ボトルでかなり長持ちするもの。

たまたま3個並んだボトルたち。空っぽのと半分のと、今日買ったやつ。

煙草と思えば安いわよ。

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お盆休み?

そうなのね。
私は昨晩調子にのり、「ショコラ」の後、11時半にもなって、
(不味い)珈琲ゼリーをホット珈琲と共に食すという馬鹿なことをしたせいか、
全然眠くならず、2時半に床に就いたものの、結局4時過ぎになっても眠れなかった。
ブラインド越しに外が明るんでくるのがわかり、なんだか虚しくなってしまった。

7時に一度目を覚まし、だけどこれじゃ昼間眠くなっちゃうわと、
扇風機を回してもう一度寝たら、10時だった。

一人分の洗濯物なんて、洗濯機に回ってもらっちゃ失礼なくらいだ。

ちょびちょびと仕事をして、夕方オオゼキに行ったら、
なぜかここだけはやたらに混んでいる。そうっか、今日はポイント5倍の日だからね。
お盆休みっていっても、もちろんそんなこと関係ない人も世の中には大勢いて
(私もそうだ)、そんな人がみんなこうして、オオゼキに買い物に来ているんだわ!

ま、そんなワケないじゃん。

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これはマンション入り口の鉢植えに咲いている、花。
名前が正確にわからないと、みな「花」。

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こんな生活

私は今晩、とんでもなく素敵な気分なのだ。

なぜかといえば、完全に一人だから。
息子は父親の元へ、娘は幕張へ2日間通しのサマソニライブへ。
朝は7時に起きて、娘は8時過ぎに家を出て行った。
午前中の長いこと。

自由にお昼を食べて、午後にセッションを2つ。
とりあえずケースのメモをざっとまとめてから、街へ繰り出した。
っていっても練馬ですけど…。

家でありもので間に合わせちゃうか?とも思ったけれど、一日籠もっているのも
なんだからと、あえて歩いて行った。
今日は自分のために料理などして洗い物の時間なんかつくらないようにしようと
決めていたので、どこかで食べようと思っていた。

夜の練馬は、さすがに盆休みだけあって、歩いている人の種類が違う。
サラリーマンとかがいなくて、ワケのわからない大学生の集団とかが目につく。
一人できちんとしたところに入るつもりもなく
(ランチならいいけどディナーに一人は、さすがの私もいやなのよ)、
どこでもいいやと思っていたけれど、これといって食べたいものもない。
さすがにマックなんかのバーガー類はいやだなと思ったら、
ふと冷麺的なものが頭に浮かび、ミスドの海鮮冷麺を食べてみたくなった。猛烈に。

時々おばさんとかが食べているのを見て「美味しそう?」とか横目に見ていた。
ところがね、食べてみたら不味かったのよ。だいたい盛り付けもひどかったけど、
タレの味が悪いわ~。ドーナツセットでチョイスしたフレンチクルーラーも
シナシナだった。何時間放置した?ってカンジ。
ああ、せっかくの夜に、こんなに貧しくて不味い夕飯を食べるなんて…。

それで西友をふらふらして買ってしまった珈琲ゼリー(生クリーム2種トッピング)が
これまた不味かったのよ。余分なカロリーを摂取してしまったと後悔。
練馬に美味しいものは少ないな。
ま、スーパーに美味しいスイーツを期待しちゃいけないけど。

早めにお風呂に入って、ゆっくりと「ショコラ」のDVDを観た。
やっぱりジョニー・デップってセクシーだわ、でも輪郭がイマイチ好みじゃないのよ、
などと思いつつ、堪能した。

一昨日は娘と一緒に(「私もすごく観たかったんだよ!」と言うので)、
「40歳の童貞男」を鑑賞した。面白かったな。
「私的には大ヒットなんだけど!」と娘。
ああ、こんな映画を、娘と観られるようになる日が、こんなに早く来るなんて…。


で、私はとにかく今夜、初めての経験に酔いしれたわけだ。
結婚して出産して離婚して今日までの間に、誰の面倒も見なくていい時間が
こんなに長く続いたのって、おそらく初めて。
(厄介な母は今、叔母夫婦と軽井沢に行っている。明日帰ってくるけれど。)

夜ご飯をどこでどうしようとか、寝るまでの時間、何をして過ごそうかとか、
すべて自分で選べるという自由。決定権が完全に自分にあるという自由。
誰かの都合を優先したり気遣ったりする必要がひとつもないという自由。

こんな生活が当たり前の人もこの世には大勢いるわけだけど、
それはそれでおそらく、他のところで引き受けなくちゃいけないことが
沢山あるだろうことくらい、この歳なら解る。
こういう生活がずっと続くのが幸せなのかどうかも、
誰かのために時間を費やすばかりの生活が幸せなのかどうかも、
正解があるわけではないし、そもそも好き好んでそれを選べている人も少ないだろう。

たまに手に入るから幸せだったり、ものすごく輝いて貴重なものに見えたり
するだけかな。だけどあと十年もしないうちに、
今日みたいな夜が何度も何度もやってくるんだろうな。
その頃私は、どんな顔をして、どんなことをしようとしているだろう。
何処にいるだろう。

先のことは見えないよ。

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アロマオイルトリートメントで癒す

今日は中村橋のアロマサロン・ノアノアさんに行った。
アロマオイルトリートメントで全身70分コース。トリートメントといっても、
かなりしっかりなマッサージをしてくださるので、極楽極楽。

わき腹のたるみはどうよ?とかムダ毛はOK?とか、
提供される紙ショーツからはみ出した肉が見苦しくないか?とか、
そんなことはもう、どうでも良くなってくる。
もっと若い頃だったら、自意識過剰な私にはとても無理だったはず。
今はそんなもんもずいぶん薄らいで、ああ、生きるのがラクになったわ。

歳をとって生きるのがラクになるのって、もしかしたら単に、
恥知らずになるってことかしら。そうかしら。
ま、それでもいいわ。窮屈を我慢するより、いい気持ちを沢山味わえるほうが。

この間、私の姉もノアノアさんに行って、全身癒され、ずっと眠りこけていたそうだ。
「お姉さまを紹介してくださったので…」と、
今日はヘッドマッサージとデコルテ&背中のトリートメント(マッサージ)を
プレゼントしてくださった。
2時半から伺って、終わったのが5時を回っていたから、
これはこれはとんでもないお話です。なんか、申し訳ないですってかんじ。

施術直後、着替え室で鏡に映った自分の身体を見て、
「あらっ!?痩せたわ!」とびっくりした。
家へ帰ってもう一度見たら、そうでもないような気がしたけれど。
直後は違うわよ、直後は。

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のぞみに乗って

「これが最後の別れになるかもしれないから…」と言って、
廊下で私と握手を交わし、今朝、息子は家を出て行った。

いや、それは息子がいつも、「もしかしたら」という最悪の事態を想像するのが
好きというだけで、彼の「もしかしたら」は99.9%くらいの確率で実現化はしない。

息子は今日、父親の住む岡山へ旅立った。
来週17日まで不在だ。

春休み、初めてひとりで新幹線に乗っていく時は、私も東京駅まで付いていった。
お土産を買って、ホームまで見送った。
だけど今年はお土産も手配して宅配にしたし、荷物も送って身軽だし、
新幹線にも慣れたし、で、一人で颯爽と出て行った。

疲れる場面もあるだろうけれど、
息子よ、成長して帰っておいで。

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ウディ・アレン

久しぶりにウディ・アレンの映画を観た。
っていっても、DVDよ。

「さよなら、さよならハリウッド」
ちょっと観たかったけど観なかったやつ。

昔からアレンが演じてきた、まさに神経症っぽい男。
あの、どもりながら早口で話すカンジ。
異常に執着心が強くて執念深いところ。
おじいさんになっても、やはりアレンは可愛い。

ハリウッド映画に対する痛烈な皮肉。
いいの?そんな終わり方で?
そんなんでフランスの人、怒んないの?と心配にもなったけど。

私は昔から、こういうひとりでニヤニヤして観る映画が結構好き。
ピストルがバンバン鳴っちゃうのとか、血が出ちゃったり、
炎が燃え盛る中に飛び込んだりするのって駄目だわ。
超大作ハリウッド映画って、あまり興味ない。

今週から来週にかけて、何本か映画を観ようっと。
地味にしんみりか、地味にニヤニヤのヤツ。

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誕生日

Happy Birthday! 息子よ。

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あなたも15歳。まだ15歳。でも、もう15歳なのね。

毛深いあなたのために!、
母は髭剃り(電気シェーバー)を買いました。
それからボロボロだった財布も厳選して買いました。
それからいつも持っているトートバッグが
あまりにヨレヨレになってきたので、
東急ハンズで吟味して、買いました。

でもトートバッグは、どうにも気に入らないようで、
「え、わかんないんだけど。コレ、どうなの?」
ってことは、つまり、とんでもなく気に入らないってことね。
「ありがとう!嬉しいよ、財布は」
ってことは言うまでもなく、バッグは全く気に入らないってことね。

はいはい。解りましたよ。
ちょっと前までは我慢しちゃう子だったけど、最近なんか図々しい。
私から見たらシンプルなだけで、少しもヘンじゃないんだけどな。
後で聞いたら、「なんか、オバサンが持つみたいな感じじゃないか?」ですと。

いいですよだ。
私は息子が床に放っていたバッグを取り上げ、ハンズに電話した。
返品は可能。ハンズの店員は腹立たしいほどひどいラッピングをして、
おまけにのろくって、おまけに財布を入れ忘れておきながら
「中に入れました」とか威張る子だったのでちょっと辟易したのだが、
今日見たら、バッグに値札がついたままだった。

返品のお願いをする時に、ちょっと値札についても指摘。
「申し訳ございませんでした」と電話口で謝る店員。
イヤ別に、返品は値札がついていたせいじゃないですけどね。
私はそんなこと、一言も言ってませんけどね。
だけどちょっと、自分の心の狭さがイヤになる。

息子よ、あなたにはあなたの趣味ってもんがあるんでしょ。
だけど放っておいたらあなた、自分じゃ何ひとつ、身につけるもんなんて
買わないわよね。
だけど母はもう、少なくともバッグを買うのはやめました。
だからバッグ相当分の現金(実はそれよりちょっと少なめ)を渡しました。
返品することを話したら、さすがに息子も恐縮して、ゴメンを連発していたけれど。

私、我儘な人達には慣れてます。
無駄にされるよりマシですよ。

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いつもこの顔

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娘のワインディング練習用のアタマが、
常にキッチンのすぐ手前にある。
私はこれが結構苦痛。

「ここしかやる場所がない」と娘は言うが、
ご飯をつくる場所のすぐ近くで、
床に長い人毛がたくさん落ちたりしているのってイヤ。
それからロッドを巻き終わったミキちゃん
(勝手に名づけた)が、いつまでも
こんな姿のまま、家にいるのはイヤ。

洗い物をしていても、深夜にキッチンで水を飲んでも、
ふと振り返るとミキちゃんがこっちを見ているんだもの。

娘は夏休みの間、
何度もワインディングの練習をしなくちゃいけない。
チェック表までもらっている。

それにしても息子、宿題は山ほどあるのに、1ページも手をつけていないことくらい、
私は知っているぞ。毎日音楽を聴いて、誤魔化しているのを知っているぞ。
現実逃避はいつまで続くんだろう。逃げるから辛くなるのよ。
「解ってるんだ、自分でも。だから言わないでくれ」と息子は言う。
私は溜息しか出ないよ。

朝の4時半に寝て、昼の1時半に起きる彼。もちろん毎日ではないが。
そんな息子、明日は15回目の誕生日だ。
野比のび太くんと同じ誕生日。
そして今、息子がいちばん仲良くしている友人は、ドラえもんと同じ誕生日だ。

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「家族」を想う

今日、中高時代の友人Y子ちゃんに電話をした。
滅多に連絡を取らないので、いつも大抵長電話になる。
Y子ちゃんは来週、うちに遊びに来ることになった。

前回逢ったのは約2年前。
最後に電話で話したのが昨年末。春に電話をした時には留守だった。
Y子ちゃん、春に父親を亡くしていた。知らなかったよ…。
連絡もしてこないのが彼女らしい。取り込んでいて、看病疲れもあって、
それどころじゃないってのもあったんだろう。
その直後に、今度は母親が倒れる。入院。
それでなくてもこの二十年間、Y子ちゃんのご両親は病気の繰り返しだった。
Y子ちゃん自身の家庭にもいろいろあって、
それから職場でもいろいろあって、なんだか苦労するために生きているみたいだ。

母と娘の物語は延々と続く。Y子ちゃんちでも同じだ。
母親が逝くまで、それは続く。時には逝った後にも続く。
そして同時に自分がまた、我が娘との物語を紡ぎ続けているんだ。

息子と母の物語は違う。色合いがまったく違う。
母と娘、同性同士の関係は、本当に厄介だ。


私は毎日曜日、「@すてきな奥さん」のお悩みカウンセリングの原稿を書く。
時々、胸苦しくなるほどの、重くて辛い相談がある。
それが携帯のメールで送られてくるというアンバランスさに、
いっそう私の胸は痛くなる。
投稿のほとんどは、一気に思いをぶちまけたようなものだ。
誤字脱字が多く、拙い文章で、それでも必死に700文字くらい、平気で打ってくる。
その想いに、しっかり応えたいといつも思う。

今日の回答も、辛かった。自分で書いていて、何度も泪ぐんでしまった。
どうして世の中には、そんなに不幸な人がいるのか。
どうしてそこまで虐げられた人生を歩くことになったのか。
ほとんどは親との関係からスタートしている問題ばかりだ。

「どんな星の下に生まれてきたのか?」
占いをすべて信じるわけでもないし、誰かや何かのせいにしたくはないけれど、
不可抗力とか、生まれ持っての運命とか、そんな言葉が頭の中を巡るとき、
なんだかやるせない気持ちにもなる。

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自由な肉

ここ一ヶ月半くらいだろうか、息子は腕立てと腹筋を毎日続けている。
始めのうちはウ~~ンウ~~ンと唸る声が化け物じみてて恐ろしかったけれど、
最近はだいぶスムースになってきた。

「足押さえててやるから、お母さんもやってみろよ」と先日息子に言われ、
腹筋にチャレンジ。
…できない。1回もできない。見事に1回もできない。
我ながら呆れてしまった。言っときますけど、昔はふつーにできましたよ。

翌日も、やはりできない。
息子がふくらはぎのほうからがっちりと押さえ直してくれたら、
ようやくできた。
怖いので、2回でやめておいた。

たおやかでまろやかな私のお腹は、ひとつの筋肉にも支配されていないということね。
甘えきった私のお肉は、誰の言うこともきかないかしら、今さら…。

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計画

息子が留守の8泊9日をどう過ごすか。

1.  ルーティンワーク
2.  急に入ったりするカウンセリング
3.  映画館で映画を観る(「リトルチルドレン」の予定)
4.  映画のDVDをレンタルして観る
5.  中高時代の友人に連絡をとる。都合が合えば逢う
6.  私の寝室の片付け・整理・掃除
7.  仕事関係の書類の整理
8.  リビングを美しく整える
9.  剥げかけたワックスをどうにかする
10.通常の家事は最低限。できるだけ料理はしない

フッ、こんなとこかな。地味やな。

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トライしてみる

何だってのよ。
ココログフリーのメンテナンス以降、ほとんど投稿不能状態。

できている人もいるようだけれど、昨日も一日まったくダメ。
いまどき、こんなことって許されるのかなあ。

で、今日はどう?レッツ、トライ。

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最悪だわ

今一生懸命書いた長い文章が、
おそらくココログ側のサイトトラブルのせいで全部消えちゃったわ。
萎えました…。

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